話すことで心の浄化

「話すだけでもだいぶ楽になった。」

カウンセリングをご利用いただいているクライアントさんが良くおっしゃる言葉です。

自分ひとりで抱えている時って、自分の枠から外に出るってなかなか難しかったりします。八方ふさがりな気がして、息がつまってしんどくなってしまうんですね。

私も以前はよくありました。

自分ひとりで抱え込んで、頭で考えて、ベストな解決策を見つけようと思っても、解決策が見つかる前に気が狂いそうになって、心なのか何なのか、自分の限界を超えて自分で自分が制御効かないような感覚になってきてしまったり…なんてことを繰り返している時期がありました。

私はそんな時にカウンセリングに出逢って、最初の頃は溢れ出る感情をそのまま流し出していたような気がします。

私たちが、自分の心の内を言語化して話をする時、いろんな感情が動きます。過去の想い出が蘇ってきたりもします。良い思い出もあれば、思い出したく無いような想いでだってありますよね。

思い出したくない想い出を表面化するっていい気分ではないかもしれませんが、思い出さなくても、心の奥の方にはちゃんと存在していて、大事に抱えている状態にはなっているんです、その時のネガティブな感情と共に。

しかしこれを、表面化して、言語化していくことで、その時の感情って変化していったりします。

心が癒され、浄化されていくんです。

この心の浄化作用を、心理学では「カタルシス効果（心の浄化作用）」と呼びます。

話すだけでも心がスーッと楽になると、
目の前の現実を変えていく力を自分の中で得ることができるようになってきます。

まずは、お話しするところから、スタートしてみられると良いと思いますよ。

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