もっと可愛かったら　～愛される自信がないワタシ～

自分がもっと可愛かったら、恋愛だってもっと上手くいっていたはず。
自分がもっとスタイル良ければ、男性からもっと好かれていたはず。
自分がもっと魅力的だったら、大好きな人と幸せになれたはずなのに。

外見的な問題で、自分の人生が上手くいかない。
そう感じる気持ち、とてもよくわかります。

私は自分の背が高いことがとてもイヤでイヤで…そのせいで幸せじゃない、と思っていました。

私のお話しはこちらに記事を貼っておきますので、ご興味があれば読んでみてください。

女性の外見って、男性の外見よりも大切に扱われるような風潮がありますよね。女の子だから顔は大切だ、とか、肌に傷跡が残ってはいけない、なんて言葉を耳にしたことが何度かあるような気がします。

とは言え、人の外見は十人十色。世間一般の流行り的な傾向はあったとしても、人それぞれ可愛いと思う基準も違うでしょうし、可愛くない、と思う基準だって違うはずです。

自分を可愛いと思えず、だから恋愛が上手くいかない、人生が上手くいかない、と感じるのだとすると、それは本当に「あなたが可愛くないから」なのでしょうか。

ダメだと思っているのは自分自身

自分の外見が可愛くない、ダメな外見、と思っているのは他でもない自分自身です。

人と比べて劣っている
劣っている自分は選ばれない・好かれない・愛されない

どうせ好かれるわけない
どうせ愛されるわけない

そんな想いいっぱいに、好きな人を目の前にした時、どんなふるまいをするでしょう？

可愛く笑顔で…なんていうのは程遠く

うつむき加減になるか
逃げ出すか
自虐的になるか
バカにされないようにイヤな態度になるか

どれをやっても相手の目に映る印象は良いものではなさそうです。

これこそが、望まぬ現実、「選ばれない・好かれない・愛されない」を作り出している根本原因。

可愛い・可愛くないって、人の好みにも左右されます。
自分で自分の外見に満足していなくても、
他人や相手が同じとは限りません。

彼がどんなにあなたを可愛い・素敵だ、魅力的だ、と思っていても、あなたの態度が可愛くないと思い込んでいる自分を隠すためにうつむき加減になったり逃げだしたり…なんてしていたとしたら、もしくはどうせ愛されないよね、と卑屈な態度や相手の愛情を疑ってばかりいたら、せっかく持っているあなたの本当の素晴らしさに蓋をしてコンプレックスと一緒に隠してしまうことをしている可能性はとても大きいです。

あなたの大切な人があなたをどう見ているのか。

自分のコンプレックスではなく、相手があなたを見ている目をみてみませんか。

ビジュアルが大切だと思う心理

想像してみてください。

女優さん、と聞いたら、とても美しい人を想像したりしませんか？
医者や弁護士、と聞くと、身なりの良いお金持ちを想像したりしませんか？
看護師、と聞くと、特に男性は、優しい白衣の天使を思い浮かべたりするのではないでしょうか。

このように、相手のわかりやすい一部の特徴から、勝手な思い込みで相手を高く評価したり低く評価したり、ということを自動的に行っています。ハロー効果と呼びます。

相手の外見に惹かれるひとめぼれも同じ状態で、外見が自分の好みだと、内面もきっと自分の想像している素敵な人に違いない！と想像するわけです。

そしてこれが一番起こりやすいのは、どうやら思春期頃なのだそう。

思春期の時代って、男性も女性も、自分の身体が子どもから大人へ変化していく時ですよね。
早いか遅いかはあるでしょうが、どちらにしても自分の身体の変化に戸惑い、どこか恥ずかしく隠したくなるような、そんな感覚になったりします。

同時に、慣れない身体の変化に不安になったりもするものです。
自分は大丈夫なんだろうか？何か変なんじゃないだろうか？おかしなことになってしまったらどうしよう！

そんな時、美しいビジュアルに憧れます。完璧に見えるから。
自分が不完全だと思う度合いだけ、相手に完璧を求める、という心理が働くのです。

本当の自分の魅力はどこにある？

コンプレックスを抱えているって、とても生きづらく、辛い思いをずっと抱えている状態ですよね。

無くしましょう、といったところで、そう簡単に無くならない、というのが正直なところでしょうし、その気持ちは痛いほどよくわかります。私自身も自分を嫌って散々ダメ出しをしてきました。

コンプレックスがあるとどうしてそこまで自分を嫌い、ダメなものとして扱うのか。

コンプレックスって、自分は愛されない、と思う劣等感。

要するに、愛されたい、だけど、愛されない、という複雑な心なんですね。

可愛くない、というコンプレックスを抱えているとき、愛されていない現実ばかりだったのでしょうか？
世の中は異性だけではなく、お友達、家族、先輩後輩、いろんな繋がりがあります。どんな繋がりでも、愛された経験はありませんか？思い出してみてください。

そんな愛された経験の中で、彼らはどんなあなたを愛していたのでしょうか？

何事にも一生懸命取り組む姿だったり
話していると楽しくて明るい気分になる性格だったり
誰に対しても思いやりをもって接している優しさだったり

いろんなあなたの愛されポイント・素敵ポイントを彼らは知っているはずです。

コンプレックスを抱えている時、それらの愛されポイント・素敵ポイントをかき消してしまっていることってよくあります。

あなたのコンプレックスに隠されている、本当のあなたの愛されポイント・素敵ポイントをもう一度見つけてみてください。