楽しいは作れる！

8月ももう後半。皆さま如何お過ごしでしょうか。

わたくし青山の9月分のカウンセリングが先日8/16よりご予約いただけるようになっております。どうぞご利用くださいませ。

数日前に、花火を観に行ってまいりました。
愛知県には、明治村という、明治時代の建造物やその資料などが保存・管理・公開されている博物館があるんです。とてもレトロで良い雰囲気で、私は夏になると行きたくなるんです。というのも、宵の明治村、と題して夏の10日間ほど、毎日花火が見られるのです。その間は浴衣で入場すると入場料金が半額になるなどの嬉しい割引などもあったりするので、夏の夜を満喫できるんです！

ちょうど私が行った日には、野外ステージで和太鼓の演奏もありました。

和太鼓の響き、好きなんですよね～、私。
野外パフォーマンス自体は、日によって違うので、たまたまその日が和太鼓で、とってもラッキーな気分だったのです。

和太鼓のステージは花火の前座のような形で、和太鼓奏者の方々が集まっているお客さんを和太鼓の演奏とトークで盛り上げてくれていたのです。

和太鼓集団のリーダーなのか、トークををしていた人がとても上手いんですよ、観客を乗せるのが。

拍手の練習してみましょう、とか、掛け声かけてください、とか、手だけで盆踊りを一緒に踊りましょう、とか、花火のカウントダウンしましょう、とか、観客を巻き込んで会場を盛り上げるんです。

ちょうど、私たちの斜め前に、1組のご家族がいました。
お父さんお母さんは、私と同じくらいの年代で、お子さんたちは小学生くらいかな。ステージからちょっと距離のある所にいたんですけど、和太鼓奏者のトークのお兄さんが、拍手してみましょう、掛け声の練習しましょう、なんてリクエストに、そのお父さんもお母さんも、全力で応えているんです。カッコイイな～！って思ったんです。とっても楽しんでる！って感じに見えたんです。

私、中学生の頃とかって、部活でみんなが一生懸命に一致団結！みたいな感じになっている時って、どんどん独り冷めていくって子どもでした。何が面白いのか全然わからない！って感じてました。

それがいつから始まったかは自分でも覚えていませんが、きっともっと前からそんな感じだったんじゃないかな、と思うんです。

心の勉強を始めるようになって、分離感情、というものを知りました。正確には、分離感情、という名前を知ったんです。その感情は既にずいぶん昔から私の中にあるもので、人といる時に突然私を襲ってくる、何とも言えないイヤな感情でした。

怖いような、寂しいような、切ないような、苦しいような、泣きたいような…どう言葉で表現したらいいのかいまだにわからないのですが、非常にイヤな感じたくない感情でした。その感情に襲われる時は、数秒前に前兆が来て、あ～来る来る…！と思うとなんか一気にブラックホールのような闇の世界に落ちる感覚でやってきていたんです。

幸い、今では不思議とその感情を感じることが無くなりました。

分離感情って、離れたい、と感じる想いですよね。
人の輪の中にいたくない、離れたい。
人と一緒にいるのが苦しい、離れたい。

実際その感情が自分の中で上がってくる時、その人、その人たち、に何かされたりイヤな扱いを受けた、とは限らなかったりします。だけど、根底には、いつだったかに傷ついた心、が残っていたりするんですね。

似た状況、似た感覚が、あの時の傷ついた感情を思い出させる。

そこはきっと、とってもセンシティブな本来柔らかい心の部分だと思うので、自分のためにしっかり癒してあげることをおススメします。どんな状態であれ、分離感情って結構キツイです。

お話しを明治村に戻します。
和太鼓パフォーマンスで、観客を巻き込んで盛り上げてくれているトーク担当のお兄さんの声と共に、斜め前にいる全力参加のご家族と共に、拍手してみたり、声を出してみたり、盆踊りの振り付けを真似してみたりと、一緒になってやっていると、不思議と楽しいんですね。ただ見ているだけより、何十倍も楽しい！

不思議ですよね。
だっている場所は同じで、見ているものも同じで、聞こえてくるものも同じ。
だけど、自分が動くか動かないかで、明らかに自分の中の感情がぴょんぴょんと飛び跳ねているかのように、動き出すんです。表情が違うって自分で感じるんです。

「楽しい」って感情は、与えてもらうものではなく、自分で作れるものなのだ、と確信的に感じた瞬間でした。

中学生の時の私が、知識として知っていても、同じようにできたかどうかはわかりません。
でももし、あなたの中の何か、ピンと来たものがあったのなら、是非「楽しい」を作ってみてください。

あなたの毎日が、あなたの「楽しい」で満たされますように。