自分が見ている自分・他人が見ている自分

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

子供の頃、クラスの学級委員、みたいな子って、勉強もできて、スポーツもできて、容姿も整っていて、性格も明るくみんなの人気もので、完璧な子!って思いませんでしたか?

同じクラスの子だから、普通に話はするけれど、とても仲良くなる、って、私にはできませんでした。

当時の私は、そんな完璧な子が、私なんかと仲良くなりたいわけがない、仲良くなってくれるわけがない、って思っていたような気がします。

そんな学級委員のような子と、ある時仲良くなったことがありました。中学生の時でした。
彼女、こんなことを私に言ったんです。

「小学生の時は、学級委員にすごくなりたい時があった。なんか、カッコイイな~って思ってたんだよね。でもその頃は全然選ばれなくて、学級委員になんて一度もなれなかったんだよ。だけど、中学生になって、学級委員熱が冷めて、なりたいってそこまで思わなくなったら、何故か学級委員に選ばれるようになったんだよね。」

それを聞いた時、ちょっとびっくりしました。
まさか彼女がそんなこと思っていただなんて!
彼女とは小学校は違ったので、彼女の小学生時代を私は知らなかったんです。
それでも、私の目からは、ずっと学級委員してきたようなイメージで、いつも明るくて、優しくて、成績もトップクラスで、スポーツもできて、部活は部長だし、何かの選手に選ばれているし、男の子からも人気だし。

唯一私のイメージから外れていたのは、何故か彼女は私と友達になってくれた、仲良くしてくれている、ってことでした。

目次

他人のものさしで測られた自分

私たちは誰でも、自分の中に、良い自分と悪い自分、という存在を見ます。

それは、本当に「良い」「悪い」というよりも
多くの場合他人のものさしで測られた「良い」「悪い」だったりします。

たとえば、学校教育の中では勉強ができる子が「良い」と評価されがちで、勉強ができない子は「悪い」と評価されがちですよね。
家庭内では、お母さんの言うことをよく聞く子が「良い」と評価され、お母さんの言うことを聞かずに勝手なことばかりしているように見える子は「悪い」と判断されたかもしれません。家庭によって基準は様々です。
日本では、細身の女性が「良い」と評価されがちですが、国によってはふくよかな女性の方が「良い」と評価されたりします。

「良い」「悪い」が自分の思う「良い」「悪い」なら扱いやすいのですが、他人の基準、他人のものさしで測られた「良い」「悪い」を自分の中に植え付けてしまうと、自分自身はとても苦しく生き辛くなります。

隠さねばならぬ自分

先ほどの学級委員のような完璧な子のお話し。

私、彼女が、小学生の時は学級委員になりたかった、って言った時、私は「私も!」って思っていたけど、言えなかったんですよね。

当時の私の中では、選ばれることは「良い」こと。選ばれないことは「悪い」こと。という想いが強かったんですね。そして、「悪い」ことは、恥ずべきことでもある、という想いがそれに乗っかっていました。
だから、恥ずべきことがある自分は、恥ずべき自分、というところに結びついていたのですね。

そんな恥ずべき自分は、人に知られてはいけない。人に知られると嫌われる、バカにされる、ダメなやつと思われる、という気持ちになります。そうなると、自分ではそんな自分をさらけ出してはいけない、さらけ出してしまったら相手は離れていくに違いない、と思い込むんですね。

実際、相手は離れていくのかといえば、多くの場合、離れていく、どころか、同じように共感してお互いをわかりあえ、支え合える関係が作られる、そのパターンの方が多かったりするんですけどね。

でも、自分に自信が無ければないほど、自分の「悪い」と思い込んでいる自分をさらけ出すことは難しくなります。

特に、劣等感を感じていたり、コンプレックスだと感じている部分は尚更隠したい思いが強いです。

パートナーシップの中で

パートナーシップの関係性で、パートナーが隠し事をする、嘘をつく、というのも似た心理があったりします。
本当の自分を見られては絶対嫌われる、捨てられる、こんなダメな自分は隠さねば、という想いが強ければ強いほど、隠し事が増えたりします。

隠されると、隠された側は、気になるから暴きたくなる、という興味心理が働きますし、それ以上に、信頼されていない、という寂しさや悲しさ、2人の間に溝を感じてしまいます。

隠された側に無価値感が強いと、自分だから隠されたんだ、こんな私には嘘をついていいって思われているんだ、こんな私に本心をさらけ出す価値なんて無いって思われているんだ、という、自分の傷みしか見えなくなり、まさか相手が、嫌われたくないから隠してしまう、という想いには全く目がいかなくなってしまいます。

弱さは愛されポイント

自分の中の「悪い」自分、というのは、実は自分の傷であったり、痛みであったり、自分の弱さとなっている部分だったりするんですね。

本当は悪くなんて無いんだけれど、自分で「悪い」と思い込んでいる部分。

勉強ができる人と比べて自分は勉強ができない。勉強ができない自分はダメな自分、「悪い」自分。
みんなはスポーツ万能なのに、自分だけ運動音痴。こんなできない自分は「悪い」自分。
テレビや雑誌に出てくる可愛い女の子はみんなやせてスタイルが良い。自分は…体重計になんて死んでも乗りたくないくらい、恥ずかしい「悪い」自分。

本当は悪くなんて無いんだけれど、自分では受け入れられない、恥ずかしい自分、って思いこんでいる自分。

そんな自分の傷みや弱さを相手にさらけ出すって、めちゃくちゃ勇気が要るんですよ。
とんでもなく勇気のいること。
バンジージャンプか、自分の弱さをさらけ出すか、どっち選びますか?って言われたら、バンジージャンプを選ぶ、と答える人がいるかもしれないくらい、勇気のいることだったりします。

そんな勇気のいることをさらけ出された相手って、どう感じるんでしょう?

お互いの間に、信頼がないと、さらけ出すって無理だと思いませんか?

逆に言えば、それだけ信頼されている、と感じるんです。

自分の弱さを見せてくれる人って、自分を信頼しているからこそ、話してくれる、さらけ出してくれる、って感じるんです。

自分の見ている自分と、相手の見ている自分は、いつも同じではない

最後に、自分は自分のダメな部分に目が行きがちです。
怪我をすると、これ以上痛い思いはしたくないから、怪我の部分をかばって動く、ということをしますよね。

心も同じです。

心の傷も、また同じように痛い思いをしたくないから、自分で心の傷をかばいます。
そうすると、意識が向いているのは、心の傷、なんですね。

自分の見ている自分は、心の傷を抱えた自分の姿。
どう、これ以上痛い目に合わないようにしようか。
どう、これ以上悲しい想いをしないようにしようか。

それには、ダメな自分や「悪い」自分を見ていないと、自分を痛みや悲しみから守れない、って感じます。

でも、他人はあなたの痛みや悲しみにいつもいつもフォーカスしていません。
それは、あなた自身が、日頃の生活で他人に痛みや悲しみを見せていないんです。

それよりも、他人は、あなたの素敵なところ、キラキラしているところ、魅力的なところに惹かれているんです。

そうなると、あなた自身が見ている自分と、他人が見ているあなたって、全然違う人物のようにさえ思えますよね。

あなたを魅力的だと見てくれているあなたの周りの人は
あなた自身が見失っているあなたを見つけてくれていたりします。

冒頭にお話しした、子供の頃の私の学級委員のようなお友達。
私から見た彼女は、とてもキラキラしている完璧な女の子、のように見えたんですね。
でもきっと、彼女には彼女自身の思う「悪い」自分が存在していたのでしょうし、
彼女から見る私は、私自身が自分で思っている「悪い」「恥ずべき」私、ではなく、彼女の目から見た私の魅力を見ていてくれたのだと思うのです。

あなたの本当の魅力、あなたは気付いているでしょうか。
あなたの周りにいる人たちの方が、実はあなたの素敵な魅力をしっかり見てくれていたりするかもしれませんね。

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