Q&A:言いたいことが言えずにストレスが溜まるのはどうしたらいい?【潜在意識のチカラ】

「できない」は、心の世界では「やりたくない」ということだ、と解釈します。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

こちらの質問は、先日の【心理学入門講座】潜在意識のチカラ 〜思い込みを変えれば人生が変わる〜、でいただいたもの、にお答えしています。

派遣社員というのもあり、色々我慢してました。
立場的にいろいろ言えないのもあり、ストレスをためて精神的に疲弊してしまいました。

こういう場合はどうしたらいいのでしょう?

ご質問、ありがとうございます。
お仕事環境って、実際の仕事内容よりも、人間関係で疲弊してしまうことの方が多いですよね。

立場的に言えないこともたくさん出てくるでしょうし、かといって嫌だからすぐ辞めてしまう、というわけにもいかないですよね。現実問題として、簡単に解決するとは思えない、って感じますよね。

今回は、潜在意識のチカラ、という講座内でのご質問でしたので、潜在意識の視点でお答えしていきますね。

目次

自分を疲弊させて得することは何だろう?

まず最初に、「疲弊してしまいました」っていうポイント。

普通に考えると、疲弊して良いことなんて、きっとないんですよ。
普通に考えるとね。

でも、潜在意識、って見方で見てみると、ちょっと違った見方をしてみるんです。

疲弊することで無意識に得られるメリットが潜んでいるのでは?という視点で見てみると、じゃあそれって何だろう?って考えることができるんです。

たとえば…

自分を疲弊させて得する無意識のメリット例

「頑張ってる自分なら価値がある」と証明できる

疲れている=こんなに頑張ってるんだから認めてほしい、という心理が働いているかも。

ってことは
「頑張ってない私は認められない」
「どうせ誰も私を認めてなんてくれない」
「頑張ってない私はダメ」

そんな想い、強く持っていませんか?

「我慢している私は偉い」と感じられる

我慢することで、良い人、とか、真面目な人、という役割を守れているかもしれません。

ってことは、
「我慢できない私は悪い人」
「我慢しない私は不真面目」
「我慢くらいできないなんて最低!」

そんな想い、強く感じていませんか?

「疲れているから休んでも仕方ない」と自分を許せる

本当は休みたいけど、罪悪感を避けるために、疲れ果てた自分、を作っている可能性も。

ってことは、
「休むなんて怠け者!」
「休むなんて許されない!」
「働いていないなんてクズだ!」

そんな怒りを感じていませんか?

私は耐えるしかない

言いたいことが「言えない」っていう状態って、「私は耐えるしかない」っていう選択肢、一択になっちゃうんですよね。

周りがわかって察してくれないと、自分は「耐えるしかない」っていうループから抜け出せない、まるで井戸に落っこちたままただただ耐え抜く、って状態。

でも自分をその井戸から引っ張り出してあげるには

我慢せずにできる範囲で言えることは何だろう?
疲弊しないために、自分に許可を出せることは何だろう?

    ってところに目を向けてみるのって大事かもしれません。

    「疲れる前提」から「楽になる前提」へ、無意識の前提そのものを変えていけたら、現実も変わっていきそうですよね。

    言わずにいる方が自分にとって得だとしたら?

    もう1つ、「言えない」って心の領域では「言いたくない」って考えたりするんです。

    たとえばね、男友達を好きになっちゃったとしますよね。
    今までも、なんでも気さくに話ができる相手、お互い異性として意識していなかったからこそ、とっても自然に接していられた。お互いの恋愛相談なんかもフツーにしてきた。

    そんな男友達を好きになっちゃったら、「私、あなたのこと好きになっちゃった!」って言うのって、案外勇気が要ったりするんですよね。

    だってそれを言っちゃって、でも上手くいかなかったら…?って考えると

    今の関係を壊したくない
    友達でも彼を失いたくない
    女として見てないって直接言われたくない

    などなどね、いろいろ考えちゃうんですよね。

    そしたら、言わずにこのままの方がいっか…って思っちゃう人、案外多いんじゃないかな?って思うんです。

    それと同じように、全然関係ない仕事のシチュエーションでも、言わないほうが自分にとって都合がいい、ってこと、実は心の深いところで感じていたりするものなんですよね。

    言わないことで得られる無意識のメリットの例

    波風を立てずに済む

    言ったら相手との人間関係がギクシャクするかもしれない。
    でも、我慢していれば平和が保てるという安心感。

    そんな想いがある時は、こんな構図ができているのかもしれません。

    ▶ 我慢していれば平和が保てる我慢しなきゃ平和はない

    この思い込みの奥には、「平和=対立がない状態」という考えが根付いているかもしれません。

    でも実際は、対立を避けることで得られるのは 表面的な平和 で、本当の意味での 安心感信頼関係 には繋がらないことが多いんですよね。

    とすると…

    「波風を立てたら、人間関係が終わる」という恐れ
    →本当は「話し合い=関係を壊す」ではなく、「本音を伝える=関係を深める」こともあるのに、過去の経験から「言ったらダメ」と思い込んでいる可能性がある。

    「平和を守る自分」に価値を感じている
    →「私はみんなのために我慢してる」という自己犠牲の構図があると、「我慢し続ける自分」に意味を見出してしまうことも。

    っていうような想いが隠れていたりもするんです。
    これらは、私は我慢しないと価値がない」 という別の思い込みを生んでしまう流れにも繋がっちゃったりもするんです。

    相手に嫌われないで済む

    自分の気持ちを伝えることで、否定されたり嫌われるのが怖い。
    「いい人」でいるほうが安全。

    そんな想いがある時は

    ▶ 嫌われるのが怖い好かれていないと価値がない

    「嫌われたくない」って、とても自然な感情だけど、突き詰めると 「好かれている=安心、安全」 という思い込みが支えていることが多いです。

    要するに…

    「好かれなければ愛されない」という恐怖心
    → 幼少期の経験から、「良い子にしていないと親や周囲から愛されない」と学んだケースが多いです。この記憶が残っていると、自分らしくいることより好かれる振る舞いが優先される。

    「いい人=価値のある人」という信念
    → 自分の本音よりも相手を優先することで、「いい人」「優しい人」と認められるほうが、自分を肯定できる材料になる。

    でもこれって、結局「嫌われないための自分」を演じ続けてしまい、本当の自分は置き去りになっちゃうんですよね。

    弱い自分を見せなくて済む

    「辛い」「しんどい」って言うのは、弱音を吐くことみたいで、自分をさらけ出すのが怖い。
    言わなければ「強い私」でいられる。

    これって、こんな思考。

    ▶ 弱い部分を見せたら負け強い自分でないと生き残れない

    このパターン、特に 「頑張り屋さん」「自立している人」 に多いんです。

    「弱さ=恥」「負け」の思い込み
    → 「弱さを見せたら舐められる」「泣いたら負け」という感覚を持っていると、「私は一人で大丈夫」という無意識の鎧を身に着けてしまう。

    「強い私」でいることで認められる
    → 特に親や周囲に頼れなかった経験がある人ほど、「自分がしっかりしなきゃ」「誰にも迷惑をかけない私でいなきゃ」という強迫観念になりやすい。

    でも実は、弱さを見せることって、信頼できる人を見極める力にもなるんですよね。

    言わない自分を正当化できる

    「私は立場的に言えないから仕方ない」って思えば、行動しない自分を責めずに済む。
    責任を感じないでいられる。

    要するに、

    ▶ 「立場的に言えないから仕方ない」言えない状況のせいにすれば楽

    「行動しないことで傷つかない」 という自己防衛の仕組みでもあります。

    だから

    「言っても変わらないから無駄」という諦め
    → 「どうせ言っても無理」「状況は変わらない」という前提があると、言わないほうが楽。でもこれは”挑戦しない理由”を状況のせいにしている状態かも。

    「責任を回避できる安心感」
    → 自分の意見を伝えて失敗したら、「自分のせい」になるのが怖いから、”言えない状況のせい”にすることで自分を守っている。

    だけど実はこれ、 私は無力 という思い込みを強化しちゃうんですよね。

    どんな自分でいたい?

    上にあげたいろんな思考癖やその背景にある想いって、正直私、自分で書いていて、なんかすごく批判されているように感じちゃうな~、って思ったんです。

    きっと私の中にも上に書いたような、そんな想いがあるから、自分で書いてて批判されてるように感じてるんだな、なんて想いながら、それでも書いたんですけどね。

    何が言いたいかって言うと、上に書いたような想いに自分が当てはまっていたとしても、それは全然悪いことじゃないってことなんです。

    だって、嫌われたくないとか、トラブル回避したいとか、人間だったら持っていて当然の想いなんですよね。

    そういう想いがあって当然で、あることは全然悪いことなんかじゃない。

    ただ、自分がどんな自分でいたいのか、それによって思考パターンをちょっと変えてみる、今までやらなかったことを自分にやらせてみる、っていう使い分けをしたらいいって思うんです。

    それが出来ようと、出来なかろうと。

    で、忘れちゃいけないのが、今までの思考パターンで助かっていた自分もいて、それが自分に良いやり方だった時もあったはずなんです。

    だから、その自分も丸ごと、「よくやってきたね、私」って受け入れてあげることってとっても大事。

    疲れちゃうくらい頑張ってきた自分も
    言いたいことを言えずに飲み込んできた自分も
    もうそういうのイヤだな、って思ってる自分も
    そうは言ったって上手くできない、って思ってる自分も

    とっても真剣に自分に向き合ってる自分じゃないですか。

    それってとっても素敵なことですよね。
    カッコイイことですよね。

    毒を吐きたくなったら吐いたらいいし
    泣きたくなったら泣いたらいい。
    だってそれだけ自分に真剣に向き合っている証拠だからね。

    そんなあなたを心から応援しています。
    一緒に進んで行きましょうね。

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