結婚して、家事や子育てに追われる毎日。
そんな中、夫が家庭よりも仕事や自分の趣味ばかりを優先しているように感じると、
「私や子どものことはどうでもいいの?」
「この家族、あなたにとって何なの?」
そんな怒りと悲しみが、心の中に溜まっていくことがありますよね。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。
もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学
今日も必要な方に届きますように。
今日は、そんな【家庭を優先してくれない夫への不満】について、
心の奥にある本当の気持ちに寄り添いながら、一緒に考えてみたいと思います。
◆ こんなご相談をいただいたことがあります
初めに、ここでご紹介する内容は、ご本人の了解を得て掲載しています。



夫は、平日は夜遅くまで仕事。
休日も、ちょっと顔を出してくるって言いながら職場に行ってしまって、結局ほとんど家にいないんです。
私は家事に育児にバタバタしてるのに、夫は仕事だって言って自由に外に出かけて、家族のことは後回しみたいな態度。
“家族のため”って言うけど、本当にそうなの?って思っちゃうんです。
だって、私、全然大切にされてるって感じないんです…
そんなふうに、涙ながらに話してくださった方がいました。
彼女の毎日は、朝から晩まで「家族のため」に回っている。
自分の時間なんてほとんどなく、
やっと座れたと思ったら、次の用事が頭に浮かぶ。
「私ばっかり頑張ってる」
そんな気持ちになるのも、無理はありません。
◆ 愛されていないように感じるとき、見えなくなるもの
夫が家庭を優先してくれないと感じるとき、
妻は「自分は大切にされていない」という痛みを抱えるケースは多いです。
そして、その痛みが強くなるほど、
夫がどれだけ家族のために働いていようと、
どんな思いで頑張っていようと、
それがまったく見えなくなってしまうのです。
なぜなら、
私が感じたいのは、仕事の成果ではなく
“愛されている”という実感だから。
たとえば――
「今日も遅くなるけど、家族のために頑張ってるよ」という言葉が、
“だから我慢してね”という無関心にしか聞こえなくなってしまったり。
「家のローン返すために必死なんだ」という必死さが、
私を大事にしていない証拠のように感じる。
仕事のストレスでイライラしている夫を見ると、
「そんな顔するくらいなら、家族を大事にしてよ」と思ってしまう。
――そんなふうに、心がどんどんすれ違っていくのです。
◆ 夫は不器用なだけかもしれない
だけど、少しだけ立ち止まって、想像してみてください。
あなたが「愛されたい」と思っているのと同じように、
夫も「家族を守りたい」「喜ばせたい」と思っている可能性があることを。
男性にとって、【家族のために一生懸命働く】ことは、
ある意味、最大の愛情表現だったりします。
でも、そのやり方が不器用すぎて、
「家族の時間を大事にする」という発想が抜け落ちてしまう。
結果的に、本当に一番喜んでほしい人を、悲しませてしまうのです。
つまり、
「愛がない」のではなく、「愛し方が不器用」なだけかもしれないのです。
◆ 受け取れない愛に、気づくということ
そんなこと言っても、きれいごとで、私の悲しみや苦しみは解消されない!
って、思いますよね。
私自身が思っていましたよ。
「そんな理屈じゃなくて…!」って。
あなたの不満や悲しみは正当なもの。
「愛されてるって感じたい」
「私たち家族をもっと大切にしてほしい」
そんな願いは、とてもまっすぐで、素晴らしいものです。
だからこそ、
まずは自分の痛みをちゃんと受け止めることが大切です。
私たちは誰でも、
自分の心が傷んでいる時、
余裕が無い時、
自分を価値の無いものとして扱う癖がついていることがとても多いんです。
悪いことに、そういうのって自分で気付いていなかったりする。
そうするとね、何が起こるかというと、
相手に自分の価値を認めてもらいたくなるんですよね。
誰でもそうですよね。
人に自分を認められると嬉しいですものね。
「あなたステキね!」
「あなた最高!」
「どうか僕にキミを愛させて!」
なんて言われちゃったら、誰だって心の中はパタパタと自分が舞い上がっていると思いませんか?
おとぎ話で言えば、シンデレラが王子様に見つけられた時のように
白雪姫なら白馬に乗った王子様が現れた時のように
わかりやすいハッピーエンド、憧れませんでしたか?
でも実際、白馬に乗った王子様が自分の目の前に表れたらどう思うでしょう?
今、この現代で。





え?なに?バカにしてるの?
何なのよ、馬?しかも白馬?
学芸会でもあるまいし!
キモイんですけど!
なんて…
これが現実なんじゃないかな?って思うんですよね。
何が言いたいかというと、
自分が優雅なお姫様だと思えることができれば、
お姫様にふさわしい白馬に乗った王子様はステキな王子様になるけれど
自分が家事に育児に忙しくバタバタして余裕が無く、誰も手伝ってもくれない、愛されているとも思えない、まるで私は召使?と思うほど疲弊していると
白馬に乗った王子様なんてふざけてる!私をバカにしてる!
と思ってしまっても全然不思議じゃない、ってことなんですよね。
自己価値が低いってどういうこと?
たとえば、「今日も遅くなるけど、俺は家族のために頑張ってるよ」なんて言う夫の言葉。
「いつも頑張ってくれてありがとう!」なんて言えるのは余裕のある時。愛されてる、って感じられている時。
でも、余裕が無くて、愛されている、どころか、全然私のことわかってくれてない!って思う時って、夫の言葉が



こんなに俺は頑張ってるんだから、もっと俺を褒めて!
ってニーディーに聞こえてしまったり



俺ばっかり頑張ってキミは全然頑張らないね。
なんてことを夫は一言も言っていないのに、まるでそう言われたかのように捉えてしまって
「私だって、ちゃんと頑張ってるのに…」って思う気持ちが湧いてきたり



俺は家族のために頑張ってるんだからワガママ言わずに我慢してよ!
と言われているような気がして
「どうして私ばっかり我慢しなきゃいけないの?」ってなんだか圧をかけられているような気持ちになってしまったり。
そんな思いが湧いてくるのは、心が“本当はもっと大事にされたい”と叫んでいる状態だからなんですね。
でも、その傷みにフタをして、
「これくらい普通だよね」
「私が気にしすぎかな」
「今さら言ってもしょうがないし」
と感じてしまうと、自分の本音を置き去りにしてしまう。
自分の心の叫びを無視してしまう。
だって本当に言ったってしょうがないじゃん、って思うんですよね。
私もそうでした。
でもこれってね、一見、自分を守るための合理的な処理なんだけど、
「ほらやっぱり、どうせ私は大切にされないよね!」っていう怒りが膠着しちゃって
「私は大切にされなくても仕方ない」という、もはや無意識のあきらめになっちゃってるんです。
自分の傷みにフタをして、「私は大丈夫」とふるまっているとき。
仮に相手が愛情を示してくれても――
たとえば「ありがとう」や「お疲れさま」という言葉をくれたとしても――
心のどこかで、
「今さら言われたって、嘘くさい」
「そう思うならもっと早くやってよ」
「でも、どうせまたすぐ忘れるでしょ?」
と、その愛を素直に受け取れない自分が現れてくるんです。
これは、「愛を受け取る土台が、自分の中に育っていない」状態なんですね。
今目の前にあるのは、夫との関係の中で現れている問題かもしれませんが、
人によっては、夫以前に、両親との関係の中で既に発生していた問題なのかもしれません。
「私なんて大切にされる価値がない」
「頑張らなきゃ、認められない」
「私が我慢すればうまくいく」
このような思考が根底にあると、
そもそも“愛される自分”という存在を、自分が自分で認められていないんです。
つまり、自分は愛を「受け取る資格がない」と、無意識に思ってしまっている。
それが、自己価値が低くなっている状態です。
自己価値が低いと、どれだけ相手が愛を注いでも、
とても残念だけれど、それが“愛”として届かない。
それどころか、「責められてる」「足りない」ように感じてしまうことさえあるんです。
じゃあ、どうすれば…?
まずは、
「私は今、傷ついてる」と、自分で自分に認めてあげることが第一歩です。
なんて言葉にしてしまうと簡単なんですけどね。
だけどこれって、実はとても難しくて痛くて、勇気が要るんじゃないかなって思うんです。
だってね、怒り任せに、相手を責める要素として
「私は傷ついた!」っていうのは、被害者ポジションに自分を置くことで、相手を加害者に仕立て上げることができるっていう、要は自分の「傷」に塩を塗るように、自分を痛めつける行為だったりするわけです。
そうではなくてね、ただただ、自分の傷んでいる心をそのままそっと受け止めることをしてみて欲しいのです。
そんなことしたら、今まで頑張っていた自分が崩れ落ちてしまいそうになる感覚に襲われます。
何のために必死で強がって頑張ってきたのかわからなくなるような、すごく嫌な気持ちになるかもしれません。
でもね、そのとき、誰かを責めたり、正当化したりしなくていい。
ただ、
「悲しかったんだね」
「寂しかったんだね」
と、自分自身に寄り添うように感じてあげる。
自分の痛みに気づいてあげたとき、
“私は自分の感情を感じていい存在なんだ”
“私は大切にされていい存在なんだ”
という感覚が、少しずつ心の中に戻ってきます。
そして、「自分をもうこれ以上苦しませたり悲しませるのは止めよう」という想いが自分の中から湧いてきたりします。
自分自身に対して「ごめんね、ごめんね…」と言いたくなるかもしれません。
それが自己価値の回復につながり、
自分を大切にすること、自分のご機嫌を取ることがやっと自分の中に根付き始めて
やがて、相手の愛も少しずつ“感じられる”ようになっていくんです。
自分の心に寄り添うのは自分


夫婦関係において、すれ違いは避けられないものです。
でも、愛が受け取れなくなってしまうときほど、
実は「自分の心に寄り添うタイミング」なのかもしれません。
愛を受け取るためには、まず自分を大切に感じる力が必要です。
それは、自分の感情を否定せず、ちゃんと味わってあげることから始まります。
そして、そんなあなた自身が、自分にとっての一番の味方になってあげることで、
受け取る力、愛される力も、自然と育っていきます。
そして、少し心が落ち着いたときに、
夫が見せているかもしれない「不器用な愛」にも、目を向けてみてください。
たとえば――
- 毎月のお給料を黙って渡してくれること
- 家のローンや子どもの将来を心配していること
- あなたが風邪をひいたときに、慣れないながらも何かしようとしたこと
完璧ではないかもしれない。
言葉にしてくれないかもしれない。
でも、それらはきっと、「家族が大切だ」という彼なりのサインなのです。
◆ 大切なのは、「愛されていない」という思い込みを外すこと
家庭を優先してくれない夫に、不満が爆発しそうになるとき。
それは、「愛されていない」という痛みが、心を支配しているときです。
でも、ほんの少し見方を変えると、
そこには不器用な愛が隠れているかもしれない。
もちろん、我慢だけする必要はありません。
「もっと私たちと過ごしてほしい」
「一緒にいる時間を大事にしたい」
そんなあなたの願いを、
温かく、でもしっかりと伝えていくといいと思いますよ。
ただし、自分の心に自分が寄り添っていない時、
自分が何を本当に求めているのか
どんな形で愛を表現して欲しいのか
わからなくなってしまっていたりするものです。
本当は、
愛されていないわけじゃない。
ただ、伝わり方がすれ違っているだけ。
そう感じられるにも、心の余裕って大切ですよね。
あなたが、
ちゃんと愛されていることを、
もう一度思い出せますように。
いつもあなたの味方でいますよ。
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