自分に自信が無い人が気付かぬうちにやっているコト

多くの人は自分に自信が無いって思っているものですよね。
どんなにキラキラ輝いているように見えている人も、本人は、苦手なことだってあるし、自信が無いって思うことだってあるって思うんです。

私自身も全然完璧なんかとは程遠いし、自信が無くなることなんてしょっちゅうだし、凹んだり、落ち込んだり、エゴまみれになったり…。

だけど、今よりも、昔の方が、そんな自分をもっと認められませんでした。
認められないどころか、必死で弱みを見せないようにしなきゃ！と虚勢を張っていました。

だから、しょっちゅう人に噛みついていたし、上から目線だったし、とにかくバカにされないように必死だったんです。

攻撃される前に攻撃してしまうのは、なぜ？

自分に自信が無くて、そんな自分の弱みを見せてしまったら攻撃される！弱みを突かれる！って思うと、そうされる前に戦闘態勢に入って攻撃しなきゃ！ってことを自動的にやってしまうことってあるんですよね。

防衛反応。

自分を守るって確かに大事なことだったりしますよね。

でもそれが、相手が敵なら納得がいくけれど、案外このマインドって、相手を選ばずやっていたりするんですよね。

例えばパートナー相手に、友達相手に、大切な人相手に。

で、これを大切な人たちを相手に自動的に発動しちゃっていると、本当は仲良くしたいはずの相手なのに、関係性は上手くいかない、悪化しちゃう…ってことになるんですよね。

じゃあ、どうしてそんなことになっちゃうのか。

本当は、傷つきたくないだけなのかもしれません。
でも、それを素直に言えないから、先に相手を攻撃してしまう。

「責められたくない」
「バカにされたくない」
「自分が弱いと知られたくない」

そんな気持ちが心の奥にあるとき、人は無意識のうちに“先手を打つ”ことがあります。
まるで、「攻められるくらいなら、こっちが先に攻めてやる！」と身を守るように。

でも、本当は…
誰かを傷つけることでしか自分を守れないなんて、苦しいですよね。
本当は、安心したい。
本当は、受け入れてほしい。

「攻撃する人」の心の奥には、何があるのか？

攻撃的な態度をとる人は、強そうに見えるかもしれません。
でも、その強さの裏には、こんな思いが隠れていることが多いんです。

  「本当は認めてほしい」
  「本当は安心したい」
  「本当は、自分の弱さを知られるのが怖い」

もし、誰かがあなたに厳しく当たってきたら、その人の心の奥を少し想像してみてください。
もしかしたら、その人は自分を守ることで精一杯なのかもしれません。
本当は、優しくされたいのに、どうしていいかわからないだけかもしれません。

「攻撃しなくても大丈夫」と思えたとき、心はやわらぐ

人は、「自分はここにいていい」と思えたとき、攻撃しなくても平気になります。
だからもし、自分が先に攻撃してしまうことがあるなら…
もしかしたら、それは「自分を守らなきゃ」と必死になっているサインなのかもしれません。

そのときは、自分にこう問いかけてみてください。
「私は今、何が怖いんだろう？」

怖さに気づけると、少しずつ、攻撃しなくても安心できるようになります。
自分を守る方法は、「戦うこと」だけじゃないんです。
安心できる場所や人を見つけること。
「完璧じゃなくても大丈夫」と、自分に優しくなること。

それだけで、心はちゃんと守られていきます。

大切な人ともっともっと心安らげる関係が築けますように。