夫の運気を上げる女性、下げる女性、いますよね。
夫の運気が上がるのは、嬉しいでしょうか?それとも負けた気がしますか?
今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。
もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学
今日も必要な方に届きますように。
夫の運気を上げる妻は自分の中の○○をしっかり育んでいる。
○○とは、ズバリ!
女性性
です。
まずは夫の運気を下げてしまう女性のパターンからお話ししていきたいと思います。
こんな女性は夫の運気を下げる
夫を見下している
自分と夫を比較して、妻である自分の方が上で、夫の方が下。
だからあなたはダメなのよ!
なんでこんなこともできないの?
何度言ったらわかるの?
もういい加減にしてよ!
という夫への見下し。
言葉に出さずとも、直接本人にぶつけずとも、心の中でつぶやいてしまうこと、あったりしませんか。
人間、誰であれ完璧じゃないですから、そんなことを思うことだってあるでしょうし
そう思わせる要因が夫にもあったりしますよね。
ここで大切なのは、夫を見下してしまう(見下してしまった)自分を責めることではないのですよ。
見下している、という状態は、夫の価値を低く見ている、という状態。
自分の方が価値があって夫には価値が無い(価値が低い)、と感じている状態です。
そう感じてしまうのにも理由があります。
自分の想い通りに夫が動いてくれていない、と感じているからこそ、夫はあんなこともこんなこともできない、ダメな夫、と見えるのです。
自分の想い通りに夫が動いてくれない、ということは、逆に言えば夫が自分の想い通りに動いてくれないと自分ではどうにもできない、自分では何もできない、という無力な自分を感じている、というわけなのです。
無力の自分に価値があると感じられるでしょうか?
あまり感じられませんよね。
自分には価値が無い、と心の底では思っているけれど、それを直視したくないがために、夫を見下してしまう、という心の状態が出来上がるのです。
ここで気を付けてほしいのは、実際にあなたに価値が無いわけではなく、自分でそう感じてしまっている自分がいる、ということなのです。確かに、以前誰かに「あなたには価値が無い!」というような暴言を吐かれたことがあるのかもしれません。でもそれ自体、本来その暴言を吐いている人の問題であり、実際のあなたの価値にはなんら関係ないのです。
そうは言っても、価値が無い、と言い続けられたら、嬉しくも無いし、本当に自分には価値が無いのではないか、と思ってしまいますよね。近い存在や、自分が慕っている存在、自分が大切に思っている相手であればあるほど。
これは、夫が見下され、価値のない扱いを受けている時も同じように働くのです。
そんな夫は、心が疲弊し、本来の夫が持っている才能を発揮しづらくなると共に
見下している妻側も、夫のダメな部分ばかりに意識がいくようになるので、どんなに夫が素晴らしいことをしても、ダメな部分ばかりを探し拾い集める、ということをしてしまいます。
悪循環ですね。
夫に依存している
パートナーシップは親との関係を映し出しやすい関係性です。
夫に親の役割を押し付けてしまうと、夫は自分を愛してくれるのが当たり前の存在で、夫は自分いうことを聞いてくれるのが当たり前、だと思ってしまいます。
夫は妻である自分を愛するべき
夫は妻である自分を安心させるべき
夫は妻である自分を養うべき
というように、今まで親がくれていたものを、今度は夫がくれるはず、と期待している状態だと一方的に夫が自立する側で、自分は依存する側、という立ち位置ができてしまいます。
しかし、夫と妻は、お互い愛し合い、与えあって成り立つパートナーシップの関係性なのですよね。
一方的にもらう側に自分を置いてしまうと、夫がくれているものに対して不満・不足を感じやすくなってしまいます。そして、夫がくれない不満感・不足感は、より相手をダメな人間に下げてしまう結果に繋がります。
そうなると、夫に対する文句は増えるし、もらえない不足感も増える。
夫からは、なんで俺ばっかり、なんて不満も増えてくるし、結果お互いが足の引っ張り合いになってしまう、という悪循環を作ってしまいます。
「愛する」選択
自分の無価値感を感じないように夫を見下していたり、夫に依存する形で自分が愛してもらうことに固執していると、夫の運気を下げてしまい、夫婦関係も危うくなってしまいます。
ということは、この逆なら、夫婦関係も良く、夫の運気も上がる、ということですよね。
自分が愛してもらう側に固執するのではなく、
自分から愛する、という意識を持ってみると、愛するだけではなく、夫からも愛される、という現象が起きます。
人は愛したい生き物です。
自分が愛する側に立つと「愛する」ことに意識を向けている時、私たちは自分の愛に触れるので、気分のいい状態ができています。
男性は、大切な人の役に立ちたい、というヒーロー願望が女性よりも強いです。
自分に愛を向けてくれている妻を、より一層大切に思い、より一層幸せにしたい、という気持ちが夫の中に芽生えやすくなります。
愛することは女性性
女性は生物学的に、子供を産み育てる、ということをします。
小さな赤ちゃんを大切に守り、赤ちゃんのどんな要求にも応え、言葉を話さない赤ちゃんのニーズをくみ取るコミュニケーション力を持ち合わせています。
この力は愛です。
愛することは女性性です。
私たちは誰の中にも、女性性・男性性、というものを持ち合わせています。
代表的な女性性を表すもの
母性、調和、受容力、包容力、柔軟性、共感力、柔らかさ、しなやかさ
代表的な男性性を表すもの
父性、決断力、積極性、攻撃性、支配力、分析力、硬さ、強さ
現代社会で、男女平等という社会概念があります。
男性も女性も存在価値は平等なのです。
しかし、生物学上、違いもたくさんあります。
男女だけではなく、人それぞれ、個性や得意不得意があります。誰一人として全く同じ人は存在しません。
そんな現代社会は、男性性優位で動いています。
社会で生きていくための行動力を求められたり
感情を押し込める生き方を求められたり
稼ぐ力を求められたり
これらの男性性の力が決して悪いわけではないし、これらの力があることで自分自身にプラスになる面も大いにあるんですよね。
しかしその代償に、女性性を低く見てしまう、ということがおこります。
社会で生きていくための行動力を必要とされると
ただ流れに身を任せる女性性は悪いものと判断してしまったり
感情を押し込める理性的な生き方を正しさとされると
感情に揺れ動く女性性は感情的だと批判されてしまったり
外で仕事をして稼げることに高い評価をするならば
家の中で子育てをしたり家事をする女性性は劣っていると評価されてしまったり
女性性を発揮する分野は甘えているとかニーズだとか軽く見てしまう風潮が出来上がってしまったりするのですよね。
これは社会の問題だけではなく、私たち女性のひとりひとりの中にも実は強く表れているんですね。
夫やパートナーに
こんなことを言ったら嫌がられるんじゃないだろうか
こんなことを言ったらバカにされるんじゃないだろうか
と思って言いたいことを言えず、
反面、相手には汲み取ってくれないと腹を立てる。
自分の本当の想いに気付いていない場合は、言いたいことも汲み取ってもらえないことも、言語化するのが難しいのかもしれません。だから余計イライラする気分や、満たされない気分を感じやすくなったりもします。
そのイライラする気分や満たされない気分を感じてしまうのも実は感情の女性性なのだけれど、それを感じること自体はあまりいい気分ではないので、感じてはいけない、と感じている自分自身を否定してしまったりするんですね。
でも本当は、わかってほしい、とか、ちゃんと話を聞いてほしい、とか、
あれしてほしい、これしてほしい、とか
叶うか叶わないかは横に置いておいたとしても、
自分がそうして欲しかったんだ、という想い(ニーズ)を認める、ということは大切なことだったりするのです。
パートナーシップの中で、
正しさを追求したり
相手のニーズ(甘えと自分が感じること)を受け入れたくない批判的な自分が出てきたり
これは、男性性。
感情を切り離した状態で処理しようとする状態。
そうすると、正しさから「愛さねば」という行動を取らねば、という発想になってしまい、
この発想で「愛する」ことをしようと思っても
犠牲感が膨らんでしまったり、奪われている感覚が拭い去れなかったり、自分ばかりが損している、という気持ちが増殖していきます。
自分のニーズ
依存したい
何もせず愛されたい
自分では言語化できないから全部察して欲しい
など、どんなニーズであれ、自分がそう思っているんだな、ということに気付いて受け入れた時、
初めて相手のニーズを受け入れることができるようになり
逆に相手が一生懸命頑張ってくれていた姿にも気づくことができるようになったりします。
相手である夫が、今まで気付かなかったけれど意外と頑張ってくれていたんだ、という姿に気付けると
そこで相手に対する感謝と敬う気持ちが出てきます。
そんな夫に対して、もっと愛したい、という気持ちが湧いてきます。
愛するって、特別なことをすることではありません。
ただただ、今まで頑張ってくれていたことに対する感謝を伝えたり
夫がどれほど素晴らしいかを本人に伝えたり
時に夫の弱さを受け入れ、時に夫の存在を承認する。
それが夫のエネルギーになり
また頑張ろうと思う夫の気力に変わっていき
夫は妻をもっと幸せにしたいと思う。
結果、夫も妻も、2人のお互いを愛し思いやるエネルギーで2人で上昇していく形ができるのではないでしょうか。
まずは自分の価値を認める。
それは、自分のニーズとか自分のダメなところとか、
どうせ私なんて、って思う瞬間があったとしても、
そう思っている自分を否定・批判するのではなく、そんな自分をも「今私そう思ってるんだね」と気付いて受け止めることを意識してみてはどうでしょうか。
気付いて認めて、受け止める。
女性性の力です。
まずはどんなにイヤな自分を見つけても
そんな自分に、気付いて認めて、受け止めてあげる。
「そう思ってるんだね、私。」
そんな声を自分にかけてあげてみてください。
まずは自分に安心感を与えてあげる。
ぜひそこからスタートしてみましょう。
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