「将来が不安…」お金と人間関係の悩みに共通する心の仕組みとは？

お金と人間関係って、一見まったく別物に見えますよね。
でも実は心の深いところで、すごく似たテーマなんです。

今日はお金と人間関係について触れてみようかな、と思います。

たとえば「お金が不安」っていう感覚の裏には、

「足りないかもしれない」
「無くなるかもしれない」
「私には与えられないかもしれない」

っていう、“欠乏感”や“信頼の欠如”が隠れてることが多いんですよね。

人間関係の苦手意識にも、実はとてもよく似たものが潜んでるんです。

「嫌われるかもしれない」
「受け入れてもらえないかもしれない」
「奪われるかもしれない」
「与えると損をするかもしれない」

みたいな、“信用できない” “怖い”っていう感覚。

ここで共通してるのが、「自分の価値」と「他者（や世界）への信頼」なんです。

お金も人間関係も、「交換」と「循環」の象徴

お金って、自分の価値を社会に差し出した時に、対価として返ってくるものですよね。

人間関係も、心を開いて、思いを差し出すことで、繋がりや愛が返ってきますね。

でも、どっちも

「本当に返ってくるの？」
「ちゃんと受け取れるの？」

って信じられないと、怖くて出せなくなっちゃう。

するとどうなるかっていうと
お金を使うのも、与えるのも怖くなる。
人と関わるのも、頼るのも、甘えるのも、怖くなる。

つまり、

「私は差し出していい存在じゃない」
「私が与えても返ってこない」

って、どこかで思ってる状態だったりするんですよね。

じゃあ、その想いはどこから来るの？

そんな「私なんかが与えたところで返ってくるわけない」という、自分には価値がない、という感覚。
それは今に始まったことじゃなく、たいてい、もっとずっと前。
小さい頃の経験だったり、繰り返してきた人間関係のパターンからできているのですよ。

たとえば
「本当は助けてほしかったけど、誰にも頼れなかった」
「頑張らないと愛されないと思っていた」
「お金の話をすると怒られた」
「人に迷惑かけちゃいけないと刷り込まれていた」

こういう体験が、“受け取る怖さ”や“与える怖さ”を作って、
それがそのまま、お金や人間関係の不安に姿を変えていることがあるんです。

どうしたら、その不安は少しずつ癒せる？

まずは、自分がどこで「信じられなくなった」のかを見つめてあげること。
そして、「あの時はそうだったね」って、その子に声をかけてあげること。

たとえば、

「頼りたかったのに頼れなかったんだね」
「与えても返ってこなかったの、悲しかったよね」
「お金のことで怒られるの、怖かったよね」

って、自分の中の小さな自分に寄り添っていくと、
だんだんと「出しても大丈夫」「受け取ってもいい」という想いが育っていきます。

お金の不安も、人間関係の不安も、
「私はちゃんと受け取っていい存在」って思えるようになるプロセスなんだですよね。

その安心が育つほど、循環が生まれてくる。
無理してじゃなく、自然に。

少しずつ、心の土壌を耕すみたいに、一緒に育てていきましょうね。