不妊治療という経験を通して得たギフト-3-

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

リナの軌跡

と題して、青山リナという人物がどんな人なのか、知っていただくシリーズを作ってみようと考えました。
過去の失態や、恥ずかしい話、この人大丈夫?なんて思われそうな内容もあるかもしれませんが、何か読んでいただいている方のヒントや笑顔、元気や安心感などに繋がればいいかな、と思い、綴ってみます。
あたたかい気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

よろしければ、お付き合いくださいませ。

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4回シリーズでお届けしています。
1と2がまだの方、まずは1と2をどうぞ。

スイートピー

今現在、私には子供がいません。
夫とは離婚しました。

不妊治療の経過を経て、当時私が欲しかったものは何も手に入らなかった、どころか、失ったものの方が多いのです、物理的には。

お金も消えた
夫とも離婚した
望んだ子供は授からなかった

でも、この不妊治療を通して、
私は2つ、
カタチは無いけれど、

とても大きなギフトを得ました。

スイートピー

1つは、当時の夫が、どれほど私を大切に思ってくれていたか、という夫の愛。

当時の私は、自分のダメなところばかりが目につき、ただでさえ自分を肯定する力が弱く、自分に価値を見出すことができていなかった状態で、不妊治療という、さらに輪をかけて私にダメ出しをされているような状況に、何もかもが私をダメな存在だと言っている、どこへ行っても怒られる、何をしてもできない、私自身が不良品、というような思いでいっぱいでした。

そんな心の状態の私だったので、病院に行けば医師に怒られる、またダメ出しをされる、看護師にもダメな目で見られる、と感じていました。

実際のところ、医師は何とか妊娠できるように、と考えて、いろいろな検査や治療を提案してくれるわけです。それは少しでも確立を上げるために、コンディションをよくする提案なのです。

でも余裕の無い私には、私の欠点を挙げられているようにばかり聞こえていました。

看護師さんも皆さん親切なのです。普通に仕事をこなしていらっしゃるのです。時にはメンタルケアで相談の時間まで取ってくれるほど。毎日のように、上手くいってハッピーな患者さんや、上手くいかずに落ち込む患者さんを見ていらっしゃるからこそできるサポートなのだと思います。

それでも看護師さんにもどうすることもできないことだってたくさんあるはずで、できる範囲で一生懸命サポートしてくださっている。

にもかかわらず、私は自分の余裕の無さから、この人たちには私の気持ちなんてわからない、なんて感じたこともありました。

そんな状態なので、夫が「今日はどうだった?」とか「採卵の日は一緒に病院に行こうか?」と言ってくれないことにまたイライラしていました。多分そのイライラは私の態度や言葉の端々にダダ洩れていたと思います。

私自身、不安だったのです。

だけど、自分の口から「怖い」とか「不安なの」なんて言えなかった、というより、自分がそのような状態だったとその当時は気づいていなかったのです。

病院ではご主人も一緒に来ているご夫婦を見かけることがあったりして、優しいご主人でいいよね、うちは違うけど…と思ったこともありました。

挙句、途中で離婚したいなんて言い出して!どういうつもりなの!?とキレたこともありました。

スイートピー

あの状況で、採卵日前夜に夫が「離婚したい」と言い出した気持ちは、しかし今になってみれば、わかる気がするのです。

家の中の空気はだいぶすさんでいたでしょうし、夫がどれほど夫のやり方で私に協力的だとしても、その夫の想いを私は全てはねつけるようにイライラをぶつけていたのだと思います。

夫は私に「子供ができないからダメだ」と言ったことなど一度もありませんでした。

私の元夫は、浮気も何度かしたし、お酒に酔うとかなり口も悪くなるような人でしたが、子供ができないことを使って私を責めることは一度も無かったのです。

それどころか、「会社の●●さんも不妊治療していたことあったらしい、▲▲という病院が良いらしいよ」とか、「キミは良いお母さんになるだろうね」とか「子供ができたらクルマ替えなきゃなぁ」とか、彼なりの方法で、私がネガティブにならないように、明るい未来を伝えて励ましてくれたり元気づけてくれたりと、サポートしてくれていたのです。

バカ高い治療代も、納得いくように使ったらいい、と言い、彼がケチったことはありませんでした。
(言葉が悪くてごめんなさい。でもあえてこの表現をさせてくださいね。)

彼としてみれば、私が病院に行くたびに仕事を休んでいる場合などではなかったのです。
だって絶対的にお金がかかることはわかっているのだから。

彼は彼なりの方法で、できる限り私に寄り添ってくれようと頑張っていたのです。

それでも当時の私は、全然余裕もなく、自分のことしか見えていない状態でしたので、これらの彼の行動がとても無責任だと感じていました。なぜならそれは、私が寄り添って欲しい方法ではなかったから。

彼からしてみれば、彼の存在や彼の行為、彼の私に向けてくれた愛情は全てはねつけられ捨てられ、「あなたなんていらない!何の役にも立たない!あっちに行ってよ!」と言われているように感じてもおかしくないですよね。そんな風に毎日扱われたら、そりゃ嫌になりますよ。もうムリかな、と思っても全然おかしくないですよね。だって彼自身もそんな扱いを受けていたら自信を失くすし、俺って駄目なんだな、って思います。そうなると、一緒にいたくない、という想いプラス、俺じゃ役に立たない、俺じゃ妻を幸せにできない、こんな俺とは一緒にいない方が妻のためだ、くらいに思ってもおかしくないんですよね。

変な話だけれど、彼としては、離婚する方が妻にとっては幸せだ、と思っていたところもあったのだと思います。

そんな彼の愛と優しさを、当時の私は、だいぶないがしろにしてきました。

今こうして時を経て、遅いけれど、それでもまだ受け取れるほど残してくれた彼の愛には、感謝でいっぱいです。

to be continued…

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スイートピー
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