コンプレックスが恋愛を妨げる

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

コンプレックスが多かったり、劣等感が強いと、人間関係や恋愛にとても影響を及ぼしたりします。人と距離を縮めることが怖いと感じて、自分に好意を持ってくれる人を拒否してしまう、なんてことが起こってしまったりするんですね。

自分が幸せになることを妨げることはストップできると良いですよね。

目次

コンプレックスって自分で自分を嫌う要素

コンプレックスとは 劣等感ですよね。自分で自分を嫌う要素。

人と比べて自分はダメだ
足りてない
できていない

と思う要素です。

実際に本当にダメなのか、本当に足りていないのか、本当にできていないのか、他人がどう思っているか、というよりも、自分がどう思っているか、というのがコンプレックスや劣等感の大きなポイントなんですよね。

自分ではダメだと信じている
足りてないと信じている
本当にできていないと信じている

私の個人的なお話しを例にすると、私は自分が背が高いことがとても嫌いだったのです。180cmくらいあるんです。少し前まで、この数字をそもそも知りたく無くて、現実を見ることをずっと拒否していました。この数字を知ってしまうと、もう自分の中で言い逃れができないような気分になったのです。

だけど、数字を知ろうが知るまいが、見た目は変わらないし、隠すこともできないから、周りの人には見られているし、隠しようもないんです。でも、自分の気持ちの中では、隠したい、隠している、という非常に矛盾した状態だったわけです。

世の中には、背が高いってカッコイイね、ステキだね、なんて言う人もいるんですね。人によっては羨ましいとすら言う人もいるんですよ。

でも私の耳には、文字とか知っている単語、という感覚で聞こえていても、全く心には入って来なかったんです、背が高いってカッコイイね、ステキだね、羨ましい、っていう人の言葉や想いが。

なぜならそれは、私自身が、こんな自分が嫌いだ、こんな自分はダメだ、可愛くない、好かれない、カッコ悪い、おかしい、という、自分に対するネガティブな想いを強く持っていて、それを信じて手放さない状態だったから。

こんな私は最低最悪、というレッテルを自分で自分に張っていたのです。

自分がダメだと証明する比較法

 私たちが自分と他人を比べる時、私たちはこんな比べ方をします。

自分の最低最悪な底辺と
相手のキラキラ光っている部分を比べる

確実に自分が負けますよね。

ほらやっぱりあの人と比べて私はダメだ、私は足りていない、私はできていないという証明を自分でしてしまうという形が結果的に出来上がります。

ダメな自分をさらしたくない気持ち

自分がやっぱり思っていた通りダメな存在だった、と証明すると、そんなダメな存在は嫌われて当然だと感じるものです。自分ですら嫌っているわけですからね。

すると、自分を隠すことをします。鎧を着せたり、バリアを張るんです。

好きな人に嫌われて傷つきたくない、と思う気持ちから、本当のダメな自分が見えないように自分を隠し、相手との間に距離を作ります。相手が近くにいるよりも遠くにいた方が安全のような気持ちになります。

恋愛関係、お付き合いしている中で、実際に心の距離を取ることにより、物理的に距離を持つこともあったりします。遠距離恋愛、という形や、仕事が忙しく、月に1回会うか会わないか…という状態になったり。

相手を下に見るということしたりする場合もあります。大好きな人って、その人にとって、ステキだと感じる相手のはずですよね。しかし、すぐ近くにそんなステキな人がいると、いつも自分はダメな存在で、いつか相手に飽きられる、見放される、捨てられるなんて気持ちを抱きやすくなります。大好きな人に、いつ私は捨てられるんだろう?見捨てられるんだろう?って怖れながら関係性を築いていくって、とても怖くて不安で毎日がストレスの塊を抱えている状態ですよね。自分が安全でいられるなんて、全く感じられないような心の状態になります。

そんな危険な状態の中にいては、とてもじゃないけれどその大好きな彼とパートナーシップを築き上げ、育んでいくなんてことができるとは思えなくなります。だから、相手にとって、自分を価値のある存在に見せなければ、という心が働くことがあるのです。

 相手と意見が食い違った時に、正論で相手を打ち負かす、というのは典型です。私の方が正しいという証明をする。それはまるで、法廷で争っている裁判のように、正しさというものを持ち出して、あなたは正しくない!と責め立てる。これも実は、自分を守る手段の1つなのです。

相手に勝っている側は気持ちがいいものです。正義って、人をいい気分にするんです。しかし、負けている方は全然気持ちよくないですよね。 

嫌な気分を味わっている側は、一緒にいることが苦痛になって、結果、恋愛関係が破綻してしまうという可能性も大きくあります。

コンプレックスは解消できるのか

コンプレックスをどうしたら解消できるのでしょうか。
コンプレックスが解消されれば、恋愛もうまくいくのでしょうか。

私の答えは両方YESです。

コンプレックスは解消できる!

コンプレックスは自分の隠したい場所、劣等感を感じているからこそ隠しておきたい場所なんですけれども、最初にお伝えしたように、自分にとって隠したい場所だとしても、人にとって同じように隠しておいた方がいい、と感じるかどうかは、必ずしも同じとは限らないのです。

先ほどの私の身長の話。私は背が高いということがずっとコンプレックスでした。もちろん見た目的に隠せるわけもないのですが、あえてこれがコンプレックスだということを認めることすら嫌でしたし、誰かが身長の話題を出し、そこに加わるということもすごく嫌だと感じていたんです。

しかし、人によっては背が高いということを羨ましがられるなんてことが起きるんです。私の頭の中には120%無い発想なんですね。他にも、身長が高いって、いいね、 素敵だね、なんて言ってくれる人がいました。私からしてみると、本当にびっくりするような発想なんですよね。

こういう人たちに、実は私は身長が高いことがずっとコンプレックスなんです、と伝えると、どうしてそれが悪いことなのか、私はあなたが羨ましいと、言われるんです。

そんな言葉が私の耳に入り始めた当初は、それを聞いたところで、「あなたはそう思ったって、実際背が高いのはあなたじゃなくて私なの!私はイヤなの!」という卑屈な思いが強くあったけれど、だんだん自分の周りに、私の背の高さをマイナスに思わない人、素敵だと言ってくれる人、そういう人たちが増えてくると、不思議と自分でも昔ほど悪くないと思えてきたりしたんです。 

自分の身長が低くなったわけでもないし、何も変わっていないんだけれど、自分に対する感じ方は全く違うものとなったのです。

自分で愛せない自分のコンプレックス
自分のダメだと感じている部分

それは、自分ではない、誰か別の人の手を借りて、人に愛してもらう、という経験を積んでいくと、自分の中での感覚って大きく変わっていくんです。

最初はちょっと勇気が要るかもしれませんが、

私はこんな自分をダメだと思っている

ということを相手に少しずつ開示してみる、ということをチャレンジしてみると良いと思います。

コンプレックスを解消すると、恋愛・人間関係がスムーズに回り始める! 

 人に愛してもらう時というのは、ちょっとしたコツがあって、ただ相手に、愛して愛して!と待っているだけでは残念ながら、愛されているとは感じられないかもしれません。

厳密に言うならば、相手が愛してくれていないのではなく、相手が愛してくれていることに自分が気付かない、自分が受け取らない、ということが起こってしまったりするのです。

愛されるときって、自分が愛を受け取る準備をしているからこそ、愛されている愛を受け取れるのですね。

見ず知らずの人が、いきなり薔薇の花100本持って、これあなたにプレゼントです、なんて言ってきたらちょっと怖いと警戒しませんか?嬉しいと感じにくいですよね。これって、この人の愛を受け取る心の準備、できていない状態なんですね。

自分の鎧を着たままの状態だと、いくら相手が愛してくれようとしても、跳ね返してしまう、ということがよく起きます。だからこそ、鎧を脱いで 「私はこんな自分をダメだと思っているの」と自分の心の内を相手に開示する必要があるんです。

大好きな人に、自分のダメな部分、コンプレックスを愛してもらおうと思うのは、とても勇気のいることであり、怖いと感じることですよね。そんな時は、受け入れてくれそうな、優しそうな人からでも大丈夫です。

少しずつ慣れてきて、コンプレックスが気にならなくなった時、いろんな物事の捉え方が変わってきます。
同時に、人との距離感や関係性も変わってきます。

 コンプレックス、劣等感、自分はダメだと思う気持ち、が強い時には反射的に相手に対して防御態勢をとっていることが実はとても多いです。反対に、コンプレックス、劣等感、自分がダメだと思う気持ちが少ない状態だと、相手を防御しなければいけないという思いがあまり働かなくなります。とても相手に対して好意的に接することが、無意識に、自然とできてくるようになるのです。

恋愛は相手との距離がとても近い関係性です。一緒にいる時間も長いですよね。コンプレックスがある時とない時ではいい時間を過ごせる割合は格段に大きくなります。 

もしも、あなたの中で コンプレックスだと感じている部分があるのであれば、ちょっとだけ勇気をだして、オープンにしてみると、毎日がとても軽く感じられるようになるかもしれませんよ。

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