「どうせ愛されない」という思い込み

私たちは、人から愛されたい、と思うものですし
幸せになりたい、と願うものです。

しかし、どんなに「愛されたい」「幸せになりたい」と願ったとしても、

愛されなかったらどうしよう
幸せになれなかったらどうしよう

そんな不安を感じることもあったりします。

どんな理由にせよ、自分に自信が持てず、

本当に愛されるんだろうか？
本当に幸せになれるんだろうか？

そんな疑いの気持ちを持っていると、

愛されたいと願ったとしても、愛されないかもしれない
幸せになりたいと望んだとしても、幸せになれないかもしれない

この怖れが勝ってしまう時、愛される、とも、幸せになれる、とも思えませんよね。

そして、たとえ願ったところで、愛されなければ、幸せになれなければ、傷つくだけ。

だとしたら…

私はどうせ愛されない
私はどうせ幸せになれない

そんな「思い込み」「前提」を自分の心の中（潜在意識）に作ってしまうことってあるんです。

潜在意識の領域はとても大きく、
頭で考えている顕在意識（表面意識）が5％以下
頭では考えていない潜在意識（無意識）が95％以上
と言われています。

だとすると、どう考えても、心の中（潜在意識）の方が強いですよね。

私はどうせ愛されない
私はどうせ幸せになれない

そんな「思い込み」「前提」を自分の心の中（潜在意識）に作ってしまうと、現実的には何が起きるか。

愛されない現実
幸せにならない現実

そんなものを現実には引き起こします。

結婚したい、と思っても、全然結婚にたどり着かなかったり
彼氏ができても、相手が本当に愛してくれているのか疑い、試すようなことばかりやってしまったり
旅行に行ったらトラブルばかり発生して、だったら家でゆっくりしてた方が良かった、と選択を間違えたと思ったり

どうせ愛されない
どうせ幸せにならない

そう思い込み、そう前提付けた、状態を現実化してしまうんです。

しかしこれって、大元は、「こうなると嫌だな」と怖れていたこと、ですよね。

では「本当はこうなりたい」ってどんな状態なのでしょう？

フォーカスするのは「本当はこうなりたい」の方ですよね。

怖れが強くなりすぎている時、きっとそこにはそうなるだけの理由があるはずです。
それは人それぞれバックグラウンドは違いますので、一度ご相談ください。

そして、本来自分が望む「本当はこうなりたい」という想いにフォーカスしてみてください。

もう1つ、大切なことは、「こうなると嫌だな」と怖れて、
どうせ愛されない
どうせ幸せにならない
という思い込み・前提を作ってしまった自分を責めない、ということ。

結婚はしたかったけれど、離婚するのを怖れていた、としたら、離婚を回避できる唯一の方法は結婚しないことです。
彼氏ができても、こんな自分が愛されるなんて申し訳ない、なんて自己価値を低く見ていたら、愛を受け取らず試し行動を続けること、相手を疑い続けることが最善だと考えたのかもしれません。
旅行には行くけれど、誰かを置いて来てしまった、誰かに申し訳ない、なんて想いがあると、旅行を楽しむよりも悪いことばかりを経験させて自分を楽しませない、なんてやってしまうことは潜在意識には容易なのです。

案外こういう自分を不幸にしてしまうような思い込みや前提の裏側にあるものって、実はその人に備わっている大きな優しさだったり、愛だったり、誰かを想う気持ちだったりすることって、びっくりするくらいパターンとして存在するんです。

だから、たとえ今までが頭で考えているように上手くいっていない出来事ばかりだったとしても、自分を責めるのではなく、ちょっと視点を変えてみませんか？

大丈夫、幸せになる、とあなたが決めたなら、きっと幸せになります。
それは、あなたが思い描いた計画通りのステップじゃないかもしれないけれど、
あなたは愛されるし、幸せになるんです。