パートナーの裏切りにどう向き合う？心理学でわかる自分を責めないコツ

「今日もまた、連絡はないのかな…」
スマホが目に入るたび、胸が重くなる。
期待と不安が入り混じり、心は勝手に先回りしてしまう。

もし、パートナーが浮気をしたら…？
怒りや悲しみ、悔しさで心がいっぱいになりますよね。

心理的には、怒りは自己防衛の一種。
怒りを通して心を落ち着けようとする自然な反応です。

彼の浮気を見つけてしまった…

サキさん（仮名）は付き合って3年になる彼と、同棲中。
ある日、彼のスマホに浮気の兆候があることを偶然見つけてしまいました。

あまりのショックに息が止まりそうになりました。

裏切られた悲しみと、行き場のない怒り。

納めようのない気持ち
彼に怒りをぶちまけたいけれど
どこかでまだこの関係を終わらせたくない想いもあって、
サキさんはどうしていいかわからなくなっていました。

攻撃しても関係は修復されない

怒りは自己防衛の一種。

だとしても、
相手を攻撃したところで、残念だけれど、関係が修復されるわけではありません。

むしろ、悪化することの方が多い。

そして、相手を責める自分に疲れてしまうこともあるのではないでしょうか。

心理学的には、怒りの裏には「自己非難」が隠れており、
無意識に「自分が悪いのかも」と感じることがあります。

我慢の積み重ねが心の溝に

私たちは誰でも、余裕の無いときは本来の自分を見失っています。

心の余裕の無さは、我慢。

我慢って、私たち日本人にとってはどこか美徳ではありますが、
我慢が板についている人にとって、
自分の気付かない我慢が山のようにあったりするんですよね。

これまで、たくさん我慢してきませんでしたか？
「私さえ我慢すれば…」と自分の感情を後回しにしていませんか？

その健気な想いが積み重なり、心の奥に小さな怒りや悲しみが溜まると、
余裕がなくなって、関係の溝を生むことがあります。

自分の心に優しくする

今こそ、自分の心に優しくしてあげてください。

私たちってね、人に裏切られたって感じた時、当たり前の如く、相手を責めます。
当然ですよね。

裏切られた、と感じた瞬間
自動的に、怒りと悲しみを感じます。

でもね、その怒り、確かに相手に向く気持ちなんですけれど
実は自分自身にもその怒り、向いているんですよ。

自分で気付いている人って、取っても少なくて
無意識なんですけどね、

自分が至らなかったから
こんな自分だから

そんないろんな理由で自分自身をも責めているんですよ
相手を責める以上に。

だからこそ、自分の心にやさしくしてあげて欲しいんです。

裏切られた被害者の自分を慰めるんじゃなくて
本当は自分のせいで相手を裏切らせてしまったんじゃないか、って
罪を感じている自分自身の心を、やさしく抱きしめてあげて欲しいんです。

深呼吸をして、胸に押し込めた感情をひとつずつ取り出して。
自分の気持ちを受け止め、抱きしめてあげることで、心は少しずつ軽くなります。

大切なのは、感情を責めるのではなく、守ってあげること。
あなたの心を労わることが、次の一歩につながります。