なぜあの人は、あんな言い方をするのか ― エゴの声と、本当の気持ちの心理 ―

私たちは、日々たくさんの「言葉」に囲まれて生きています。
誰かの言葉に傷ついたり、励まされたり、安心したり。

でもその一方で、ふと立ち止まって考えてみると、
その言葉は、本当に“その人が言いたかったこと”そのものだったのだろうか?
そんな疑問が浮かぶことがあります。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

目次

エゴの声とは「本音の翻訳ミス」

心理の世界では、よく「エゴの声」という言い方をします。
これは、心の奥にある本当の気持ちが、
そのままでは出てこられず、
少し歪んだ形で表に出てきた“翻訳ミス”のようなものです。
つまり、言葉そのものが“真実”とは限らない、ということです。

カウンセリングでは、こういったクライアントさんの中の「エゴの声」と
真実の声を私たちカウンセラーは聞き分けるのです。

それは、決してクライアントさんが嘘をついている、とか、そういう話ではなく
ご自身でも気づいていない想いが、
その言葉の下に眠っているのです。

「ケチ!」と言う子どもが教えてくれたこと

私の英語教室に、よく「ケチ!」と言う子どもがいます。
何かが思い通りにならなかったとき、
あるいは、最近では特に、特別な理由がなさそうなときにも、
突然「先生のケチ!」と叫ぶことがあります。

最初は私もびっくりしました。
その子にとって、不満があったんだな、って思ったのです。
確かに、不満はあったのだと思うのです。

でも私は、その言葉をそのまま受け取らないことにしました。
「ケチ!」と言われたら、私はこう返します。
「私も、あなたのこと大好きよ」と。

そうすると、その子は訳が分からず、
しかも自分の不満は解消されていないから、
余計「ケチ!」「ケチ!」と連呼するのです。

それに対して私は
「あなたのこと大好きよ~」
って同じだけ返すのです。

やがてその子は学びました。
「ケチ!」と言うと、「大好き」と返ってくる、ということを。
今では、何もないときに、
いきなり「ケチ!」と言ってくることもあります。

まるで、
「ねぇ、好きって言って」
と、遠回しに伝えているかのようです。

ネガティブな言葉の奥にある、愛情のかたち

その子は、後ろから抱きついてくることはあっても、
正面から抱きついてくることはありません。
おそらく、彼女なりの“パターン”なのでしょう。
自分の愛情を、まっすぐ「大好き」と言うことはない。
だから、ネガティブな言葉を借りて、
実は“甘え”や“注目してほしい気持ち”を表現している。

ここで大切なのは、
「ケチ」という言葉の奥にある、本当の気持ちを見ること。

その言葉が示しているのは、
怒りや否定ではなく、
「見てほしい」「つながりたい」「大好き」という気持ちなのかもしれない、
という視点です。

大人の世界にもあふれている“翻訳ミス”

このやり方は、子どもだけの話ではありません。
むしろ、大人の世界の方が、ずっと複雑で、
ずっとわかりにくくなっています。

たとえば、
素っ気ない態度、
冷たいLINE、
皮肉な言い方、
突然の不機嫌。

そうしたものに触れると、私たちはつい、
「嫌われたのかな」
「大事にされていないのかな」
と、その言葉や態度を“そのまま”受け取ってしまいます。

でも、それもまた、
相手のエゴの声
つまり“本音の翻訳ミス”である可能性が大いにあるのです。

本当は寂しいのに、
「寂しい」と言えず、そっけなくなる。
不安なのに、
「不安」と言えず、怒ったような態度になる。
愛されているか確かめたいのに、
そのまま聞けず、わざと距離を取る。

私たちは、
言葉や態度の“表面”だけを見ていると、
本当の気持ちを見失ってしまうことがあるのです。

もちろん、ストレートに伝えられるのが一番いいですよね、
伝える側も、伝えられる側も。

だけど、なかなか真っすぐストレートに伝えられるって
大人の私たちだからこそ

恥ずかしさとか、
空気を読むって技術とか、
感情をコントロールしなきゃって思う気持ちとか、

いろんなものを身に着けてしまったからこそ、
真っすぐストレートに想いを伝えるってことが
難しくなってしまっていたりするんですよね。

言う側だけじゃない、受け取る側のエゴ

そしてここで、とても大切なことがあります。
エゴの声に惑わされているのは、
「言ってしまう側」だけではありません。
“受け取る側”もまた、エゴの声に惑わされていることがある
ということです。

相手の言葉を、
「私は嫌われた」
「私は大事にされていない」
と、すぐに“自分の価値”と結びつけてしまうとき、
それもまた、心の中のエゴの声かもしれません。

本当は、
その人の中で起きている“感情の翻訳ミス”だっただけなのに、
私たちはそれを
「自分への評価」だと受け取ってしまう。

こうして、
言う側も、受け取る側も、
どちらも「言葉」そのものに振り回され、
本当の気持ちから離れていってしまうことがあるのです。

エゴの声に惑わされないために

だからこそ、
大切なのは、エゴの声を消すことではありません。
エゴを否定することでもありません。

必要なのは、
「この言葉の奥には、どんな気持ちがあるのだろう?」
と、一呼吸おいて見てみること。

相手に対しても、
そして自分に対しても。

自分が、素直に言えずに
強い言葉を使ってしまったとき。
誰かの言葉に、過剰に傷ついてしまったとき。

そのどちらも、
「エゴの声に惑わされていないかな?」
と、自分に問いかけてみる。

すると、そこには、
怒りの奥にある寂しさや、
強がりの奥にある不安や、
冷たさの奥にある愛情が
顔を出してくることがあります。

言葉より、心を聴こう

言葉は、とても便利で、
でも、とても不完全なものです。
だからこそ、
言葉よりも“心”を聴くこと。

それができたとき、
私たちは、
必要以上に傷つかなくなり、
必要以上に誰かを責めなくなり、
そして、関係は、
少しずつ、やさしく、あたたかくなっていくのだと思うのです。

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