私たちはひとりひとりが奇跡の存在である

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

私、昔、それはそれはとても頭でっかちでした。
ここでいう、頭でっかち、とは、理屈や口ばかりで、感情や行動が伴わない、という状態です。
今でもその名残はあって、感情を感じない、感情が切れている、とよく言ったりするのですが、そんな状態になることがあります。

本来の私は、実はとてもとても怖がりなんですよね。

怖すぎて、その怖さを感じたくないがために、感情が切れる、ということが起こります。

明日、私はＫ-1グランプリで講演します。

カウンセラーとして、このようなビッグイベントはあまり経験がありません。

実は、今、とても緊張しています。
正確には、やっと緊張してきました。

どうしよう、上手く話せるだろうか
聞きに来てくれた人に、ちゃんと伝えられるのだろうか
そもそも私が準備しているものは、この内容で良いのだろうか

不安で仕方がない自分がいる、ということに、やっと気づいたのです。

昨日まで、あまりこの不安は感じていませんでした。

先日も、カウンセラー仲間に、緊張していませんか？って聞かれました。

聞かれた時は、ぜんぜん緊張していなかったんです。
正確には、ぜんぜん緊張していることを感じなかったんです。緊張、という感情が切れていたから。

感情が切れている時、要注意だな、って私は思っています。

振り返ると、大体感情が切れている時は上手くいかないことが多かった、という過去の経験があると私は感じています。だから自分自身に警報を鳴らすんですよね。

感情が切れている状態とは、頭と心が繋がっていないから、お互いあっちゃこっちゃ向いている状態。
自分の頭と心とを繋げるために問題が起こっているのか、というくらい問題が起こりやすい状態になっています。

逆に、頭と心が繋がった時は、奇跡が起きた！というくらい、いろんなことが上手くいきます。

そういう時の心の状態はどうなっているかというと、エゴの声（怖れ）ではない、真実の声（愛）の元に動いているのです。
○○にならないように、とかいう、邪念が消えている時ですね。
そんな時は、とても気分が良いのです。心が軽やかなのです。

私たちの心は、愛か怖れのどちらかで動いています。

愛で動いている時は、全てが奇跡のように上手くいっていると感じられる、とても心が軽やかで気分のいい状態です。

怖れで動いている時は、何をやっても裏目に出てしまうような、イライラするし、世界は全て私の敵だ、なんて感じやすくなります。

心のことを学び始めた時、私の9割は、怖れで成り立っていたと思います。

エゴの声、なんて言葉を聞いたことがありましたが、何がエゴの声かなんてさっぱりわかりませんでした。
そんなのどうやってわかるのよ！ってキレてました。

先ほど、「感情が切れている時、要注意だな、って私は思っています。」と書きました。

確かに、頭と心が繋がっている、と感じられる状態の方が、色々なことが現実的に上手くいくと感じますが、

感情が切れている状態、それにはそれで意味があるとも今は思っています。

心が、私が耐えられる負担と耐えられない負担をちゃんと見極めて調整してくれているのかな？と感じることもあるのです。

Ｋ-1グランプリに出るという緊張感をいつもいつも味わっていたら私は身が持ちません。
今、前日にこうして感じている緊張感は、かなり心がざわついてはいますが、身の引き締まる思いでもあります。
聞いてくださる方に、真っすぐ届けたい、という想いをしっかり引き出してくれます。

今、これを書いていて感じるのは、

「聞いてくださる方に、真っすぐ届けたい、という想いがある」

ということを自分の中に認識すると、不思議と心が落ち着く、ということ。

「無い」

そこにフォーカスしている時は、エゴにまみれています。

「力が無い」だから勝たねばならぬ
「足り無い」だから蓄えねばならぬ
「良く無い」だから変わらねばならぬ
「でき無い」だからできるようにならねばならぬ

そんな状態の時は、本来の自分自身が兼ね備えているパワーが全開にはならないのです。
残念です。

私たち誰しもが、本当は知っているんですよ、自分自身がもっている奇跡的な本来のパワーに。

でなければ、私たちは今この世界に生存していないでしょう。

自分自身の、存在価値の大きさに、私も皆さんと一緒に、あらためて気づいて受け取っていきたいと思う所存です。