あの酷い親のせいで自分は不幸な人生を送らされている　～アダルトチルドレン～

今日も読んでくださってありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

親から十分に愛を与えらずに大人になった。そのせいで、大人になってからもずっと、生きづらさを抱えている。そんな人のことを、アダルトチルドレン、と呼ばれたりしますね。

毒親、とか、親ガチャ、なんて言葉もあったりします。

親のことが許せない、そんなお話しを、カウンセリングでも、カウンセリングとは全く関係のない場でも、耳にしたりすることがあります。

子どもの頃の私だったら、「親ガチャ」って言葉には反応していたんじゃないかな、って思うんです。
みんな幸せそうな家族の元で毎日を暮らしている、私だけは違う…そんな風に感じていた時期がありました。

心理学には「アカウンタビリティ」という言葉があります。

どんな出来事も、自分の責任で成り立っている。
目の前の現実として起こることは、全て自分の責任。

という考え方です。

この言葉を、親との関係に当てはめてしまうと、じゃああの酷い親に酷い目にあわされているのは自分のせいだというの！？という文句が出ますよね。

皆さんが、というよりは、これは昔私自身が言っていた文句です。

だって私が悪いって言われているような気分になりますよね。

でも違ったんです。

私が悪いとか、あなたが悪いとか、そういうことではなかったんです。

目の前の現実として起こる出来事の全ては自分の責任。

このアカウンタビリティの考え方には、非難ではなく、現実を変える力がある、ということを教えてくれている、ということだったのです。

過去に起こった出来事そのものを消すこともできないし、その瞬間をもう一度やり直すこともできない、だけれども、嫌な現実が目の前にあるのだとすれば、その現実を変える力は、他でもない、自分自身にある、ということ。

例えば親との関係。

自分が親ガチャにハズレた。
毒親の元で育った。
だからアダルトチルドレンとして今も生きづらさを抱えて苦しんでいる。

親を今から取り替えることもできなければ、子ども時代にタイムスリップしてやり直す、ということも今すぐにはできないですよね。

親がちゃんとしてくれなかったから。
親が必要な愛情を注いでくれなかったから。
親が今でも自分の人生を邪魔してくるから。

この状態だと、親が何かをしてくれない限り、自分は到底幸せになることはできない、という状態になってしまっているんですよね。

自分の幸せは親次第。

腹を立てているはずの親に自分の人生の手綱を預けてしまっている状態。
憎んでいるはずの親に自分の人生を委ねてしまっている状態。

もし自分の力で、自分の人生を好転させられるのだとしたら。

親はどうであれ、自分の人生に自分で責任を持って、望む現実を作り出してみたいとは思いませんか？

自分の人生に自分で責任を持って、望む現実を作り出すことができる、そんな力が付いた時、親という存在が、あの親がいてくれたから今の自分がいる、なんて思える日が来るかもしれませんよね。

魔法のように聞こえるのかもしれないけれど
自分という存在価値を信じる力が、
あなたの世界を素晴らしいものに変えるのです。

あなたにはその価値があるのです。