パートナーと上手くいかない時、その不満は誰に対する不満なのか ~代理戦争~

今日も読んでくださってありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

パートナーとの問題が上手くいかない時、片方だけが不満を抱えている、ということはきっとありません。お互い不満を感じていることが殆どです。

しかし、その不満を相手にぶつけてしまっては上手くいかない、きっとそんなことはわかっているからこそ、我慢して我慢して我慢して…

でも私たちには誰だって我慢の限界ってあるんですよね。我慢したらどこかでその我慢がいっぱいになり過ぎて、風船がふくらまし続けるといつかは割れてしまうのと同じように、我慢もいつかは爆発してしまいます。

自分は我慢が足りない、なんて感じている方は、もしかすると、ご自身では気付いていないくらい小さな我慢が積み重なり過ぎて、気付かぬうちに我慢の許容量がほぼ満杯になっているのかもしれませんよ。

そんな我慢をしているその不満って、一体どんな不満なんでしょう?

言ったとおりにやってくれない。
話を聞いてくれない、理解してくれない。
ダメ出しばっかり、けなされてばかり、愛情表現が無い、愛されているのかもうわからない。

いろんな不満がありますよね。

怒りや不満は二次感情。
本来の自分の中にある望みって、その怒りや不満の下にあるんです。

助けて欲しい、助け合いたい。
わかって欲しい、わかりあいたい。
愛して欲しい、愛し合いたい。

その望みが叶わないと感じるから、怒りや不満として噴出するんですね。

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じゃあなぜ、その望みが叶わないと感じるのか。

叶わない、と感じた、過去の記憶が自分の中に存在してはいませんか?

自分の中での成功体験が多ければ多いほど、人は「できる!」と自信をつけやすいです。
しかし、失敗体験が多ければ「どうせできやしない」とネガティブにとらえやすくなります。傷の上に傷を重ねて、小さかった傷でも完治しないまま傷を重ね続けると、深く大きくなってしまいます。
できなかった失敗体験は少なくても、その1回での傷が大きければ大きいほど、傷が傷のまま残っていたりします。

そんな体験を、私たちはほとんどの場合、今目の前にいるパートナーと…ではなく、もっと昔…両親との関係の中で既に作ってしまっていることの方が殆どなのです。

心の傷が大きいほど、その傷には触れたくない、と感じます。痛いですからね。誰だって痛みを感じることは好みません。

心は反射的に傷に触れることを阻止しようとします。すると、怒りや不満となって相手をはね返す、ということをするのです。

だってあの人が!

そう、確かに、やっていることは相手が正しくないのかもしれません。

私たちは、親という存在は自分を愛してくれる、自分よりも大きな存在だと感じます。
すると、同じ思いを、パートナー相手にも、自動的に感じてしまうんですね、あなたは私を愛してくれる存在でしょ、と。

気付いて欲しいのは、親にとって自分は子どもだけれど、パートナーにとって自分はパートナーである、ということ。

それは、お互いが、自動的に、相手に対して、あなたは自分を愛してくれる存在でしょ、と感じている、ということなんですね。

これでは椅子取りゲーム状態です。子どもポジションの椅子を取れなかった方が、親役をやらなくてはならなくなる、まるで罰ゲーム。

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でも本当は、そんなことをするためにパートナーを作るわけではないんですね。だってもしそうだとしたら、ずっと親と一緒にいたら良いだけなんですからね。

パートナーを作る理由は、愛し合うため。一方通行ではなく、お互いが、愛し、愛される、愛し合う喜びを感じるため。

それには、子どもポジション椅子取りゲームをやめないといけないんですね。

親子関係でも同じです。子どもポジション椅子取りゲームの椅子から降りて、自分から椅子を片付けないことには、親はその椅子を片付けることはしません。

子どもポジションの椅子から降りた時にやっと、親ってこんな世界を見ていたんだな、と見えるようになるんです。愛されるという比重から、愛する比重に傾く。

すると、不思議なことが起きます。

愛される比重が大きい時には気付かないことが見えてきます。
愛される比重が大きい時、愛されるポジション、子どもポジションをやめてしまうと、もう愛されなくなるんじゃないか、って感じるんです。だから怖くて子どもポジションをやめられない、まだ満足に愛されていない!という不足感を手放せないから。

でも、愛する比重に傾くと、相手を愛することをし始めます。
すると、見えるんです。
自分が、愛されていたことが。
感じるんです。
自分が、どれほど大切にされていたかを。

どうしてでしょうね。

不思議とね、あんなに怒りと不平不満にまみれていた、私はまだ十分愛されていないのに!って思っていたあの感覚が嘘のようにスーッと引いて、実はとても愛されて大切にされていたんだ、という愛が降ってくるんです。

それは、子どもポジションの椅子を取り合っている時には、残念ながら感じられない、見つけられないんです。見えているのは、愛してくれているパートナーではなく、目の前にある子どもポジションの椅子だけだから。

子どもポジションの椅子を狙って取り合っている時、愛してくれなかったと不満を感じている相手は親です。

事実、本当に愛してくれなかったのか、それとも、自分の希望するように愛してくれなくて癇癪を起しているのか、それはきっと、自分自身が一番よく知っているはず。

その不満をパートナーにぶつけても、残念ながら、パートナーは解消してくれません。親も解消してくれません。

その不満や怒りを解消できるのは、自分だけ。

あなたが幸せになると決めるのも、あなたなのです。
あなたが幸せになると決めたなら、あなたは幸せになります。

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