恋愛が上手くいかない！あなたの恋愛、依存的な恋愛になっていませんか？

恋愛が上手くいかない時、チェックしてみてほしいのは、依存的な恋愛になっていないかどうか、というポイント。

恋愛が依存的になっていると、白馬の王子様を待っている、っていうマインドになっていたりします。付き合ったら、結婚したら、相手が自分を幸せにしてくれる、というマインド。これが強すぎると、自分の人生を相手に丸投げしてしまっている状態になってしまい、期待ばかりが膨らむんですね。そして、今の彼がダメなら別の人を探せばいい、って思うんですけど、別の人を探しても、結局また同じように上手くいかなくなる、というループが続いてしまうんです。

必要なのは、自分を幸せにする、ってマインド。

彼のためなら何でもするわ！を手放そう。

依存的な恋愛、と、彼のためなら何でもするわ、ってなんだか結びつかないような…？なんて感じませんか？

依存的な恋愛と聞くと、わがまま放題の超お姫様気質、みたいなものを想像しがちですけれど、意外とそうでもありません。むしろそんな超お姫様気質、の方が男性は燃える（萌える）のかもしれませんね。

彼のためなら何でもするわ！っていうのは、言い換えれば彼の言いなり状態。どんなに夜中でも彼に呼び出されれば行ってしまったり、彼が右と言えば右、左と言えば左。お金が無いと言われればお金を出す、というような、いわば都合がいい女の状態。

彼のためなら何でもするわ！っていう状態の時って、裏の心理として、その代わりあなたは私を捨てないでね！というメッセージが込められているんです。

いわゆる取引状態。心理学では補償行為と呼びます。

彼の言いなりにならない自分はすぐに捨てられるに違いない、というだいぶ自分の価値を安く誤解してしまっている状態だったりもします。

自分の幸せは相手次第…ということは…？

依存的な恋愛って、相手に自分の幸せを委ねている状態です。どうか私を幸せにしてください、って。

ということは、私が不幸である、という状態も相手のせい、になっているってことなんです。

依存心が強くなると、自分の感情や幸福感を自分でどうにかできると思えず、相手にその責任を押し付けてしまう傾向が強くなります。

その結果、感情や幸せが相手の行動や態度に強く左右されてしまいます。相手からの「愛してる」「好きだよ」という自分の望む言葉や、自分が認められている、愛されている、と感じられる自分の欲しい愛情表現、がなければ自分の価値を感じられず、逆に相手が自分の望むように接してくれなかったり、自分が満たされないと感じたときに、相手を責めたり不満を感じやすくなります。

こうしたパターンは、関係が不健全になりがちで、相手に対する期待が過剰になる一方、相手がその期待に応えられないと感じたときに、失望や怒りが生じやすくなります。結果として、「自分が幸せじゃないのは相手のせい」と思うようになり、関係がさらに悪化するケースがあります。

自分を自分で幸せにすることなんてできない、という自分の能力に自信が持てない、自分がそれほどたいした存在に思えていない時、このように相手に自分の幸せを委ねてしまう、という状態が出来上がります。

疑うべきところは、彼ではない、自分自身。

彼は私を愛していない
彼は私を大切にしてくれない

そんな彼に対する疑い、恋愛が上手くいかない時ってしょっちゅう感じたりしませんか。

しかし、本来疑うべきは、彼ではなく、自分自身。

「私がこれほど価値が低いってことがそもそもの間違いなんじゃない？」

ってこと。

そう、間違いなんですよ。
ここがそもそも間違っているんですよ。

自分の価値を自分で感じられず、自分の価値を自分で下げてしまっている。だからこそ、誰か自分を幸せにしてくれる人を見つけなければいけない、その人に捨てられるわけにはいかない、そのためには何としても彼を繋ぎ留めなければならない。そう感じて必死に彼にしがみつこうとすると、悪循環になってしまうんですが、そもそもの

私は価値が低い

ここがそもそも間違っているんですね。

自分が無価値だ、価値が低い、こんな私は愛されるわけがない、嫌われるに違いない、そう感じている時、誰だって自分を隠そうとします。全部見られてしまっては、捨てられるに違いない、と怖くなるから。

そして、自分を隠すために彼から距離を取ろうとすると、彼はあなたを愛したいのに満足に愛せない、と感じます。寂しくなってしまうんですね。

もし彼が、あなたが自分で自分を無価値だと感じているところもすべて含めて、愛しているとしたら。そんなこと、考えたこと、ありますか？

あなたにとっては無価値と感じることも、彼にとっては愛するあなたの一部。

同じように、彼の中にも、彼にとっては価値が無いって感じている部分が、あなたにとっては愛する彼の一部だったりします。

お互いを愛し、お互いが幸せになることで、パートナーシップの愛のループが好循環します。

まずは自分の望む幸せって何だろう？
どうしたら私は幸せを感じるんだろう？
それを自分でやってみよう。

それが出来ると、彼に「私は○○してほしい」ということも具体的に伝えやすくなります。伝えることは悪いことではなく、むしろあなたを愛している彼にとっては具体的にわかりやすく言ってもらうと助かるかもしれませんね。

自分で自分を幸せにできる、自分のご機嫌を自分で取れる、これができると、彼に幸せにしてもらわなければならない、というマインドから抜け出せます。すると、彼を幸せにしてあげることもできる、っていう選択肢が出てきます。

一方通行じゃなく、愛し愛される、想いが通い合う愛の循環を作ることができます。自立した2人だからこそできる、相互依存、という関係性。

自立した2人が、お互いを大切にし合い、サポートし合い、依存し合う健全な関係を指します。依存と自立のバランスが取れた関係です。

私たち人間から依存心が無くなることはありません。依存心自体が問題なわけではなく、過度な依存心が人を苦しめる要素になるのです。反対に、過度な自立心も、人を苦しめる要素になります。何事もバランスですね。

愛し愛される恋愛・パートナーシップ。
きっと作ることができますよ！