甘えたい、だけど甘えられない

自立女子の甘えられない問題、結構多いんです。

長女気質の女性
今までデキる女としてカッコよく振る舞っていた女性
表面的には甘えるようなことは言えるけれど、本音はなかなか伝えられない女性
こんな私が甘えたら迷惑でしょ、と思い込んでいる女性
甘えると弱みを見せているようで怖くてできないと感じている女性

甘えたい、だけど甘えられない

女性のタイプも様々です。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

目次

どうして甘えられないんだろう?

甘えられないには甘えられない理由って、色々あるんですね。

甘えることに慣れていない

特に長女気質の女性は甘えることに慣れていない、という女性、多いのではないでしょうか。

実際長女で、下に妹や弟がいたりすると、子供の頃から知らず知らず、妹や弟に大好きなお父さんお母さんを譲る、ということをしてきているはずです。おもちゃや、おやつや、日常の様々なことまで。

自分が我慢する、っていうのが当たり前になり過ぎて、甘えたい、という気持ちはあるものの、今更どう甘えたら良いのよ、って思う気持ちも強くなっていたりします。

親が忙しかったり、親が離婚していたり、という家庭で幼少期を過ごした女性も、我慢強くなっていたりします。

甘えることが悪いことだと感じている

甘えることが悪いことだと感じている、という女性も多くいます。

「甘えないで!」という言葉をかけられた経験が多かったり、子供の頃から親があまり子供扱いしてこなかった家庭で育つと、子供なんだけど、自分でやらなきゃ、頼っちゃいけないんだ、なんて想いが強くなっていたりして、甘えることは悪いこと、という認識を持っているということがあったりします。

自分に自信がない、コンプレックスや私なんて可愛くない、なんて想いを持っていると、自分が甘えるということが相手にとって迷惑なのではないか、自分には甘えることは許されない、なんてことを思い込んでいたりもします。

甘えること=弱みを見せること、だと思っている

甘えることが、弱みを見せること、負けること、だと感じている女性も意外と多いんです。

いつも自分がお世話役、主導権は自分が握っている、というタイプ。姉御肌、というのはカッコいいですし、面倒見ることが好きな女性もいます。

ここに我慢が重なり合ってくると、自分ばかり損して…という想いが出てきてしまうことがあります。こうなると、自分は疲れてしまいますし、相手との間に溝ができてしまうんですね。

一見違うように見えますが、表面的にはかわいく甘えられるけれど、甘えられる自分を演じている、という女性もいたりします。

本音の部分では弱みを見せられない、弱みを見せてしまったら負ける、自分が相手より弱い女になる、それはできない、という想いは共通するところかもしれません。

相手からはどう見えているんだろう?

甘えられない女性を、そのパートナーたちはどう見ているのでしょう?

男性は基本的に女性を助けることが好きです。男性にはヒーロー願望がありますから、自分が役に立つ存在だ、と感じられることが、彼らの尊厳にかかわるほど重要だったりするんです。

もちろん、男性だって疲れていることもあれば、できることできないこと、得意なこと不得意なことってあります。そんなこと自分で出来るよね、と感じる瞬間だってあるでしょう。それは、彼らのその時にコンディションやキャパシティーによっても違うかもしれません。

男性は女性に苦労させたり苦しめたりしたいわけではないんですね。キミがそんな苦労するんだったら俺がやるよ、と口に出して言うかどうかは別ですが、意外とそう思っている場合って女性が思うより多かったりします。

しかし基本的に甘えられない女性は、根が頑張り屋さんですし、我慢強いですし、いろんな面で賢くスキルが高いんですね。だから多少苦労したところでやればできちゃう、だったら私がやった方が早いよね、なんて多少苦労してでもいろんなことをやってのけるだけの力があるんですね。

それが決して悪いわけではないのですが、そうなると、男性は、俺の出番がない!と感じていたりします。

しかも、賢くスキルの高い頑張り屋さんで我慢強い女性が、少々の事を男性に頼んだとしても、できて当たり前、下手をすると自分の方がもっと上手く早くやれちゃうかも、と思うと、男性に頼みごとをしても有難みって減ってしまったりするんですよね。

これって男性側から見ると、頼まれたからやったのに、感謝もあまりされなくて、なんか使われてるみたい、って感じてしまったりします。

甘えることに慣れていない女性が相手に頼みごとをする時って、結構勇気が要るんですよね。どこまで大丈夫?これは頼んで良いの?なんて考えながら相手にお願い事をしようとすると、疲れますよね。気も使いますよね。それだけ神経すり減らして相手にお願いしたにも関わらず、断られた…なんてことになったら、自分がとても情けないような、やるせない気持ちになってしまったりします。

そんなガッカリ感を感じている時、相手の目には笑顔の減った機嫌が悪そうな様子が映るんです。そして男性は、大切な人が自分と一緒にいることで幸せじゃなさそうだ、と自分を責める、という気持ちが自動的に湧き上がってきたりします。

2人の距離をより近づけるために

甘えるのが良いとか、甘えないのが悪いとか、それはどちらでも良いと思うのです。

ただ、甘えたい、だけど甘えられない、という時は、我慢の巣窟になってしまっているんですね。

自分の我慢は、実は相手にも我慢させる、という案外強い影響力があるんです。一見我慢させているようには見えないことの方が多かったりしますけどね。

大切な人との距離を縮めたい、と思う時、甘えるって実は2人の関係性をより親密にしてくれるエッセンスになったりします。

それは、自分の心をさらけ出す、という方法です。

相手がそこに応えられるかどうかはわかりません。
相手のコンディションによってはもしかしたら余裕の無い時には難しいかもしれません。

それでも、私の望みは○○。私は○○したい。
あなたに○○してほしい、そうしてくれるとすごく嬉しい。

これは自分の本音の部分と自分自身がどこまで繋がれているか、というのは大切なポイントです。

あるストーリーのワンシーンにこんな場面がありました。

ある女の子が好きな人に勢いで告白してしまって、でもその好きな人にはとても仲の良い幼馴染の女性がいた。
彼らはとても仲がいいけれど、恋愛関係に発展している様子はなかった。
ある出来事で、その女の子は勢いで好きな彼に告白してしまった。告白された彼は、すぐには断らず、考えさせて、と返事をした。けれど、それにより、その彼は幼馴染の女性が好きだったということに気付いた。だからその告白した女の子は結果フラれてしまった。

だけどその女の子、こんなことを言ったんです。

「彼が、ほんの少しの間でも、私のことを真剣に考えてくれた、それが嬉しかった。」って。

もちろん、願ったことはその彼とお付き合いすることだったのでしょうけれど、彼女の中で、何が彼女自身にとって喜びと感じられるか、ということをちゃんとわかっていたんですね。

甘えるって1つの手段なのかもしれません。

大切な人と、想いが通じ合う感覚をどれほど感じられるのか。

それは、自分の気持ちを隠した状態では難しいんですね。

相手に自分の気持ちをさらけ出すとき、自分自身が自分の気持ちにまずは気付いてあげる必要がありますよね。

隠された状態って、それがたとえ気遣いだとしても、相手のためを思ってしていることだとしても、自分も相手も、2人の間の隔たりを感じるので、寂しさを拭い去ることは難しいんです。

甘えたい、だけど甘えられない、と感じる時
まずは自分の想いに自分自身が気付いてあげられること
そこから始めてみるといいですよね。

2人の距離が、また一歩近づきますように。

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