相手の事ばかり優先してしまう犠牲心が強い人

自分の事より相手の事を優先する。

一見、美しい行為です。
日本の教育って、そんな精神をとても誇り高く尊いものだと評価する傾向が強いのかもしれません。

自分の事より相手の事を優先する。

そんな時があっても良いのだと思います。
特に自分に余裕がある時は、それでも成り立ちます。
自分が役に立つことで、充足感を得ることもあるかもしれません。

しかし、いつもいつも、自分の事より相手の事を優先していると、充足感を通り越して、疲弊してしまう、エネルギーが奪われている、そんな感覚に陥ってしまうこともありますよね。

もしそうだとすると、自分の中で「受取ってはいけない」という、自分に対する禁止が発令されているのかもしれません。

豊かさを受取ると、どんな気持ちになるのでしょう？

豊かさ、と聞くと、何を思い浮かべますか？

お金
楽できる生活
仕事での成功
愛し合えるパートナーとの関係性

人によってそれぞれイメージするものは違いますよね。ご自分のイメージするものを想像してみてくださいね。

あなたのまだ手に入っていない「豊かさ＝欲しいもの」、もしそれがあなたに舞い込んで来たら、どんな気持ちになりますか？

無い無い！と思っている時は、手元に舞い込んで来たら嬉しいにきまってる！と思いますよね。

しかし、どうもただ手放しで喜べるだけ、ではなさそうです。自分を犠牲にしてまで自分が受取り手放しにHappyになることを拒否して、誰かを優先している、という行動をしているわけですから。

「あれ？おかしいな、間違えたな！」って感じられたら、もう手放しに喜んで受取ってみてください。

「意味がわからない…！」と多くの人は思うのではないでしょうか。

そう、本当に、意味がわからないんですよね。だって頭では「欲しい！受取りたい！」って考えているはずなのに、現実的には疲弊している、なんで私ばっかり苦労させられてるのよ、って思っている。

とすると、どうして自分は「受取ってはいけない」と感じているのでしょう？

あなたのまだ手に入っていない「豊かさ＝欲しいもの」、もしそれがあなたに舞い込んで来たら、どんな気持ちになりますか？

この質問にあなたの心は何と答えますか？

頭に浮かんだ言葉を全部書き出してみてくださいね。

そして、なぜその気持ちになるのか、も頭に浮かんだ理由をただただ書き出してみてください。

あなたが豊かさを受取ることで、周りに何を与えたいのでしょう？

自己犠牲をしてまで、自分よりも相手を優先する。

この行為は、本来あなたがとても思いやりのある優しい心の持ち主だ、ということを示しているにほかなりません。

優しさや思いやりが無ければ、そもそも人を優先しようなんて気持ちは働きませんからね。

そんな優しさを使って、自分よりも人を優先することをしているのだとしたら、そこから本来得たいものって何だったのでしょう？

自分が疲弊すること、これは自分に対する罰の状態になってしまっていますけれど、
本当はそうではない、優先している相手に何か与えたいものってありましたよね、きっと。

何を与えたいって思っていたのでしょう？

それはもしかしたら、自分が犠牲になって誰かを優先しなくても
自分が率先してまずは受取る、という方法でも、実は相手に与えることができることなのかもしれませんよ。

あなたが豊かさを受取ると、周りはどう変化していますか？

自己犠牲している時、自分はそんな豊かさなんて受取ってはいけない、受取るに値しない、というマインドが自覚している以上に強く働いていたりします。

自分が受取ることにより、誰かが不幸になる、誰かを不幸にしてしまう、という気持ちがあったりするんですよね。

しかしそれは、真実なのでしょうか？

あなたを大切に想っている人
あなたを愛している人

彼らは、あなたが自分を犠牲にして、後回しにしてまで、何かを与えられることに対して手放しで喜んでいるでしょうか？

そんなはずはないと思いませんか？

たとえば結婚したい、という想いがあって
だけど私が結婚したら、親が独りになってしまう、とか

たとえば仕事で成功したい、という想いがあって
だけど仕事で成功するには家族との時間を減らして仕事に集中しなきゃいけない、寂しい想いをさせてしまう、とか

そんな優しさを持っているのにも関わらず
あなたの大切な人たちは、あなたが自分の豊かさを優先して受取ることを批判するでしょうか？

あなたが自分の豊かさを受取った時、あなたはきっと喜びに満ちているはずです。

喜びに満ちているあなたを見ている、あなたを愛する人たちは
それほどまでに幸せなあなたを見られること自体が
彼らの喜びなのではないでしょうか。

ご自分の豊かさを受取った、その瞬間を想像して感じてみてください。

あなたは受取ることで、あなたの大切な人を幸せにすることができる存在です。

こちらの記事はアメブロの「恋と仕事の心理学」にも執筆しております。

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