何度言っても変わらない相手

相手を変えようと思っても変わらない。

よく言われることだとは思いませんか？

頭ではわかるけど…わかるけど、変わってほしい、と思ってしまう気持ちもなかなか簡単に消えなかったりしますよね。

相手に変わってほしいけど、変わってくれない。

そんな時に自分の心にあることって、実は

「私はこんなにやってるのに、なんでわかってくれないの！？」

と思っている気持ちだったりするんですよね。

例えば、彼氏にもっとLINEしてほしい、コミュニケーションを取りたい、って思っても、結局彼から連絡が来るのは本当に必要最低限だけ。電話も自分からしないと相手から来ないし、LINEも挨拶と用事の連絡はあったとしても、会話じゃない。私は一生懸命コミュニケーションを取ろうとしているのに、いくら伝えてもなんでやってくれないの！？なんで私の気持ちわかってくれないの！？

そんな問題があった時、一体彼は何を望んでいるんでしょう？

相手の価値感を理解してみよう

相手に変わってほしいのに変わってくれない、と思っている時、自分の不満としては不満に感じている部分はわかるのですが、じゃあどうして相手はその行動をしてくれないんだろう？という、相手の大切にしたい価値感、というところは見えていなかったりします。

見えていないからこそ、コミュニケーションしたい、という想いが出てくるのですけどね。

そのコミュニケーションの仕方が自分のしたいコミュニケーションの仕方と、相手の望むコミュニケーションの仕方と、どのくらいズレているか、相手が何を望んでいるのか、というのは聞いてみても良いかもしれませんね。

ズレていることは悪いことではないんですよ。ただ、2人の間の違いになっている、というだけの事です。

そもそも、相手の大切にしている価値感、とは何でしょう？

仕事が大事
人間関係が大事
お金が大事
将来の夢が大事
健康が大事
家族が大事
物質的なものが大事
恋愛が大事

人によって優先順位って違うんですね。

この優先順位の差で、自分と相手との大切にするものが変わってきますし、熱量も変わってきます。

優先順位は、調子がいい時と、不安が強い時でも変わってきたりします。年齢によっても変化があるでしょうから、いつも固定されているものではないので、お互いにコミュニケーションが取れると良いですよね。

自分の価値感を理解してみよう

相手の価値感を理解する、ということは関係性を深めるうえで、また、関係性を発展させていく上で、大切ですしとても役に立ちます。

しかし、相手の価値感を理解する以前に、自分の価値感、自分の心の声は自分自身で聴くことができていますか？

相手にフォーカスが向いている時、意外と自分の心の声を聴くことがないがしろになっている、ということってあったりするんですね。

優しさゆえの、相手を優先してきたパターンの1つかもしれません。

自分自身の価値感の優先順位をまずは自分の心に聞いてみましょう。

仕事が大事
人間関係が大事
お金が大事
将来の夢が大事
健康が大事
家族が大事
物質的なものが大事
恋愛が大事

その中でも、今回はパートナーシップのお話しですので、恋愛に対して、どんな関係性を自分が求めているのか。今の相手と可能なのかどうなのかはちょっと横に置いておいて、自分が望むパートナーシップの関係性はどんな形なのか、というのをたくさん自分の中で書き出して言語化してみると、自分の求めているものが見えてきます。

望む形が

○○がしたい
○○でありたい

ではなく、

○○にはなりたくない
○○じゃないようにしたい

という否定の想いが強い時は、過去経験した心の痛みや傷から湧き上がっていたり、自分に我慢を強いることが根付いてしまったりで、本当に望む幸せではなく、ネガティブ回避になってしまっている状態。

ネガティブ回避をしてしまう時、ネガティブな出来事が起こる前提が既に自分の中で出来上がってしまうので、あえて言葉を変えて言い換えてみてください。その中で自分に一番ピンとくるものを探すセンサーを自分の中に立ててみてくださいね。

些細なことかもしれませんが、自分の中で何かが変化する、これが相手にも影響を与えます。

相手に変化を望む気持ちが湧いてきた時は、まずは自分の心と繋がって自分に変化を許してみましょう。

あなたの幸せの扉を開けるのはあなた自身です。