自分の人生を取り戻す

友達とランチしよう、って約束してその日まであと1週間。
実はまだどこでランチするって何も決まっていない。

せっかく時間作ってランチするなら、やっぱりいつでも行けるところよりも、普段とはちょっとちがう、ちょっと美味しい、ちょっとお洒落な、ちょっとイイところに行きたい。

あ~でも、ちょっとイイところだと、ちょっと値も張るよね。高いな~って思われるかな?好みが別れるよね。先にココって言われちゃったら嫌でも嫌って言いだしづらいかな?あ~…なんかいろいろ考えると面倒になってきた…。

はぁ。
ゆっくりおしゃべりできるならまぁなんでもいっか~。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

さてさて、皆さんは、冒頭のこんなあれこれ考えてしまって、結局自分の想いを押し殺してしまう、なんてこと、ありませんか?

私はこう見えて(?)だいぶ長い間このパターンを持っていたのです。

お友達関係、職場の同僚関係でも出てきたりしますが
実は一番出やすいのはパートナー・恋愛関係で出てきやすいのです。

大好きな人に嫌われないように遠慮して何も言えなくなってしまう。
彼にAと言われたら、自分は本当はBが好きでもAを選んでしまう。
今日どこ行こうか?といわれて、あなたの好きなところでいいよ、なんて答えてしまう。

相手を優先して、相手に対する優しさではあるけれど、
自分の本音が伝えられないっていうのはなかなか苦しいものです。

しかもこれを続けているとどこかで

「私はこんなにいつもあなたを気遣って我慢しているのに、どうしてあなたはわかってくれないの!?あなたはいつも自分勝手で自分の事ばかりじゃない!」

っていう大爆発を起こしてしまったりするんですよね。

そんな時に彼が「ゴメンゴメン」なんて優しいことを言ってくれたらいいんですけど、小さな喧嘩が「お前のそういうところがウンザリなんだ!」なんて別れ話に発展してしまったりして…

こんなはずじゃなかったのに…なんてこと、引き起こしたりしてしまいます。

これには実は、他人を優先するがあまり、他人にばかり優しさを向けようと頑張っているがあまり、自分の人生を生きていない、ということが関係していたりするんです。

目次

優しさが自分を苦しめる

このパターンを持っている人って、基本優しいんですね。とてもとても、優しいんです。

いつも誰かを想っていたり
誰かを優先的に考えていたり
人のためっていうボランティア精神が高いとても優しい心を持っている

本当に素敵な人なのです。

誰かを優先的に考えると
自分が後回しになってしまう。

ここがこの優しさの苦しいところ。

いつも自分が後回し。

優しさって、本当はとっても素敵な愛の行為のはずなのに
自分は何故かいつも苦しい。
いつも疲れてエネルギー切れしてしまう。

まるでふわふわした真綿で自分の首を絞めているような。

そうすると、自分は窒息しそうになってしまうから

誰か私を助けて!
私をちゃんと見つけてよ!
もっと私を大切にしてよ!

って、小さなイライラ…そこからだんだん大きな怒りへと膨らんで

もう誰とも関わりたくない!
もう誰も信じられない!
もう全てが私の敵!

なんて想いで溢れてしまうのです。

自分を後回しにせざるを得なかった過去

この優しさは今日昨日に身に付いたものではありませんよね。

さかのぼると10年20年…だいぶ小さかった頃、そんな時代に身につけた生きる術だったのかもしれません。

両親の不仲

もしかすると一つの理由には両親の不仲があるのかもしれません。

お父さんとお母さんは子供にとってはとても安心できる大好きな存在のはずです。
しかしそんな父と母が不仲だと、子供は父母の両方を大好きでいる、ということが難しくなってしまいます。

子供は母親と過ごす時間が一般的には多いので、母側に着くパターンが多いですが、父側に着くこともあります。

たとえば母側に着いたとして、子供は母から父の文句・イヤなところを聞かされたり、父と喧嘩している姿を見て、母を守らねば、という想いを持つことがあります。

子供なりに、大好きな母を精一杯助けたい、笑顔にしたい、幸せにしたい、と思うわけですね。

本当は父のことだって大好きな子供ですが、父を大好き、と思う自分の想いよりも母を優先するわけですね。

しかし、現実問題として、子供がどんなに頑張ったところで、父母の問題は二人のパートナーシップの問題なので、残念ながら子供の頑張りだけでは母は本当の幸せにはたどり着かないんですよね。

大人になった今、これを読んでくださっていると、頭では理解されるかもしれませんが、心はなかなかこれを受け入れがたいって感情が出てくると思うのです。それは、自分が子どもだった時、あんなに頑張った自分を否定されているような気持ちになってしまうから。

それだけ、子供時代の自分は、母を優先し、自分の本当の想いに蓋をして、子供ながらに頑張って我慢して、苦しい思いや寂しい思いを抱えながら必死で耐えていたんですよね。

その痛み、そして、決して失敗なんかではないのだけれど、頑張った割には思うように母を幸せにできなかった、という失敗感のようなものが心にずっと残っていたりします。

兄弟姉妹の関係性

兄弟姉妹がいる場合は、その関係性も関わっていたりするかもしれません。

特に、長女の場合、下に妹や弟がいるとどうしても早く大人にならなきゃ、という想いが出てきたりします。

まだまだお父さんお母さんに甘えたい年頃なのに、下に妹や弟がいると、どうしても親の目は下の子に行きがちになりますね。お姉ちゃんは1人でできることが増えてくるけれど、下の子は全然ほっておける状態じゃない。現実問題を考えればそうなんですけどね、当のお姉ちゃんは、そんな理由でどれほど妹や弟にお父さんお母さんを譲ってきたのでしょう。

私だって抱っこしてもらいたいのに
お母さんは妹で手いっぱい。

私だってお母さんと遊びたいのに
お母さんは弟のお世話ばかり。

私だってお母さんにお話し聞いてもらいたいのに
お母さんは疲れて妹たちと一緒に寝ちゃった。

お父さんはいつもお仕事忙しいから、帰ってきても全然遊んでくれない。

お母さんのお手伝いをしたり
妹弟のお世話もしたり
頑張ってわがまま言わず我慢して

そしたらお母さん、私のこと褒めてくれるかな
って期待しながら一生懸命小さいなりに頑張る。

頑張る力はつくけれど
優しい心も育つけど
子供心にとても切ない寂しさを抱えちゃったりもしちゃいますね。

お父さんやお母さんだけじゃなく
妹や弟にも優しい思いを持っているからこそなのですが
自分の中の溜まった寂しさや切なさはどう解消して良いのかわからなくなってしまったり
いつも自分以外の誰かを優先する癖がつき過ぎちゃって
自分の「好き」「これがいい」「これしたい」を表現することにすら迷ってしまう、そんなの受け入れてもらえないよね、なんて思ってしまう癖が大人になってもいろんな関係で出てきてしまったりします。

母との癒着

母親との癒着、距離の近さが自分を後回しにする癖を引き起こしていることもあります。

母子は基本的にとても距離が近いケースが多いです。それはやはり、子供は母親から産まれてくる、という生物学的なベースが基本となっていますが、子育てするのも父親よりも母親の割合が多いです。

それだけでなく、過干渉の母親だったり、教育ママ的な母親だったりすると、子供は母親の言うことが絶対、母親に逆らえない、なんてことが起こったりします。

これらはとても典型ですが、母子癒着は、いろんな形で起こっているので、自分でも気づかないケースも多々あります。

両親が離婚して、父子家庭で育った、というケースでも、実際に母親との関係性は薄いですが、心の中で自分を捨てた母親は大嫌い、だとか、母親のことなんて考えたくもない話題にも出したくない、とネガティブな状態で母親が消えない、という状態になっていると、母子癒着状態になっているケースもあります。

今回はわかりやすく過干渉の母親だと仮定して、考えてみましょう。

過干渉の母親は、自分と母との境界線が無くなってしまっている状態です。
いつも二人三脚、どこに行くにも何をするにも二人三脚。

運動会でグランドで二人三脚をしているとゲームとしては楽しめますよね。

しかしこれが、私生活、どこでも二人三脚。
朝歯を磨く時も、顔を洗う時も、トイレに行く時まで二人三脚だとしたら…ちょっと気持ち悪い…とすら思ってしまうかもしれませんよね。どこに行くにもお母さんがくっついてくるような気分なのです。

そうなると、お母さんがくっついてくるだけでなく、自分もお母さんにくっついて回っている感覚ですから、お母さんが歯を磨く時、顔を洗う時、トイレに行く時、自分も一緒にお母さんにくっついて回っているとしたら…お母さんが動きやすいように、自分はお母さんに合わせる形になりますよね。

過干渉の母の場合、現実的には、自分のすることなすことお母さんが決めて、自分の意見は採用されない、全部お母さんの意見に従わなければならない、という状態です。

こうなると、自分の意見を主張することがもう面倒にすらなって来てしまったりします。

どうせ聞いてもらえないし
どうせダメ出しされるし
どうせ否定されるし…

だったら言うだけ無駄。

そうなると、自分の気持ちは押し殺して、母の言うことを受け入れた方がマシ、という想いが出てきてもおかしくありません。

とても苦しいやり方だけど、本当のところはお母さんが大好きって想いが心の底にはあるからそこ、できることならお母さんを悲しませたくはないからこそ、自分が我慢するってやり方を選んでしまうんですね。

自分のため、大切な人のため、にできること

優しさが自分を苦しめる、というパターンをお持ちの方。

自分のため、というのは実はちょっとハードルが高く感じられたりしてしまうのですよね。

自分を優先することは決して悪いことではないし
むしろ自分を優先することができればいいんですが

今まであまりに人を優先してきたがため、自分を優先することに慣れてなさ過ぎて、自分のため、自分を優先する、ということがとても悪いことをしているような気分になってしまったりするんですね。

これは、過去の傷を癒していったり、自分を優先してはいけないという思い込みを解いていったり、カウンセリングでセラピーを使いながら自分を優先することへのハードルを下げていくことをしていくと自分を苦しませず、自分に心を向けやすくなります。

自分に心を向ける、自分を優先する、というところは少しずつケアしつつ、忘れてはいけない大切なことをお伝えします。

あなたの大切な人にとって、あなたは、大切な人、なのです。

あなたのパートナー
あなたのお友達
あなたの親
あなたの兄弟姉妹

あなたが彼らを大切にしているように
彼らにとっても、あなた、という存在は、大切な人なのです。

そんな彼らは
あなたが辛く苦しんでいる状態を
笑って喜んでいるでしょうか?

そんなはずありませんよね。

彼らは
あなたが笑顔で幸せでいてくれること
そこに喜びを感じるとは思いませんか?

自分のために、自分に優しさを向ける、自分を優先する
それが難しいと感じる時は

彼らのために
あなたがあなた自身に、優しさを向け、あなたを優先する

そんなことをしてみては如何でしょうか?

もしそこに犠牲感を感じるのであれば
まずはあなた自身の心の痛みを先に癒してあげる
あなた自身が抱えている怒りを昇華してあげる
そちらを優先的に考えてみてくださいね。

どんな形でも、
選ぶのはあなたです。

あなたが最適だと思ったことが
あなたにとっての一番いい方法です。

あなたがあなた自身の人生を生きるため

あなたが誰かや何かの犠牲になるのではなく
自分で選んであなた本来の優しさを使えるようになった時
そこはもう、あなたの愛で満たされた
あなたの優しさと喜びの世界です。

あなたにならそれが出来ます。
そのお手伝いはとことんさせていただきますよ。

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