【優しくするの、実は逆効果!?】人間関係に疲れてしまった人の解決法

「人には優しくしなさい。」

むか~し昔、幼稚園や保育園の頃から当たり前のように言われてきませんでしたか?

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

「優しくしているのに、なぜか人間関係がうまくいかない」
「いい人でいたいのに、どこか疲れてしまう」

ずっとずっと幼いころから、当たり前のように言われてきたことを
当たり前のように守ってきたはずなのに

なぜか人間関係は上手くいっている…どころか
ワタシを疲れさせるものになってしまっている。

そんな毎日では、ありませんか?

もしそうだとしたならば
その“優しさ”、人との距離を遠ざけてしまっているのかもしれません。

目次

優しさが人間関係をこじらせる?その正体とは

人づきあいで悩みやすい人の中には、気づかないうちに「優しくしすぎてしまう」傾向がある人が多くいらっしゃいます。

たとえば

つい相手に気を遣いすぎてしまい、自分の気持ちは後回しにしてしまう
嫌われたくなくて、本当は言いたいことを飲み込んでしまう
トラブルを避けたくて、自分の意見を言わずに引いてしまう

一見すると、「思いやりのある人」「気が利く人」として周りからは評価されることもあるでしょう。
でも、その“優しさ”が、実は人との間に見えない壁を作ってしまっていることもあるのです。

もしかすると、あなたの優しさの根っこには、 「自分を抑えないと人とうまくやっていけない」という思い込みが潜んでいるのかもしれません。

その結果

相手から「何を考えているのか分からない」と思われてしまう
少し距離が縮まったと思っても、なぜか離れていかれてしまう
「本当の自分をわかってもらえない」という孤独感が心に残る

そんなふうに、気づかないうちに“優しさ”が人とのつながりを遠ざけてしまっているケースもあるのです。

優しさの裏にある心理:なぜ私たちは「いい人」になろうとするのか?

人に優しくすること自体は素晴らしいことですよね。
でも「自分を押し殺してまで」優しくしてしまうと、苦しくなりますよね。

その背景には

人から嫌われたくないという「怖れ」
相手に合わせることで得られる「安心感」
小さい頃に培った「愛されるためにはいい子でいなきゃ」という思い込み

こうした潜在意識が隠れていることがあります。

つまり、優しさという名の「自己犠牲」になっていることがあるのです。

【ケース紹介】気を遣いすぎて疲れていたAさんの話

Aさんは、職場でも友人関係でも「優しい人」と言われてきました。 頼まれごとは基本断らず、相手の希望に合わせて行動し、 どんな場面でも笑顔を絶やさない

そんな「完璧ないい人」だったのです。

でも、いつもどこかでモヤモヤが残っていました。

「なんで私ばかりが頑張ってるんだろう」
「誰も私の本音なんて気づいてくれない」

そんなある日、彼女は親しい友人にこんなことを言われました。

「Aちゃんって、いつも気を遣ってくれるけど、  なんか“壁”を感じるんだよね。本当の気持ちが見えなくて…」

その言葉は、Aさんにとって衝撃でした。

自分では相手のために尽くしてきたつもりだった。
なのに、相手には「近づけない人」「心が見えない人」と感じさせていた…。

それが、Aさんが自分の“優しさ”の裏にある孤独と向き合い始めたきっかけでした。

心理的な分析:なぜ「いい人」は苦しくなるのか?

このようなパターンは、心理学でよく見られます。

▷ アダルトチルドレン(AC)

子どもの頃、親の顔色をうかがって生きてきた経験のある人に多く見られます。
親の機嫌が自分の安心に直結していたため、大人になっても無意識に「人に合わせる=安全」と感じやすく、相手の気分を害さないように先回りして行動するクセが抜けません。

それが“過剰な優しさ”として人間関係にあらわれてしまうのです。

▷ 母子癒着

親子間に適度な心理的距離が保たれず、母親と一体化するような関係性で育った場合、 他者との境界線もあいまいになりがちです。
その結果、「自分の意見を持つこと=相手を拒むこと」と無意識に感じ、つい相手に合わせてしまう。
そして「相手に合わせていれば、きっと愛される」という思い込みが、優しさという名の自己犠牲を生んでしまいます。

▷ 自己肯定感の低さ

「私はそのままでは価値がない」と心のどこかで感じている人は、 “いい人”でいることで自分の存在価値を証明しようとします。
人に尽くしたり、相手の期待に応えたりすることを通じて「自分はここにいていい」と感じようとするのです。
ですがその裏では、本当の自分を否定し続ける苦しさが積み重なっていきます。

このように、いずれのパターンにも共通しているのは、

「本当の自分を出したら嫌われる」
「受け入れてもらえない」

という無意識の思い込みです。 そのために、“優しくしすぎてしまう”行動が生まれてしまうのです。

「本音でつながる関係」の第一歩

では、どうしたらこのループから抜け出せるのでしょうか?

そのカギは、“優しさ”よりも“本音”を大事にすることです。

「本音を大切にする」と聞くと、わがままになってしまうのでは?と不安になる方もいるかもしれません。 特にこれまで周りに気を遣いすぎたり、感情を押し殺してきた方にとっては、自分の気持ちを表に出すことはとても勇気のいることです。

でも、ここでいう「本音を大事にする」とは、相手を押しのけて自分を通すことではなく、 自分の気持ちや感覚を否定せずに丁寧に見つめてあげること。 そのうえで、相手との関係性を壊さない範囲で、少しずつ「自分を表現する練習」をしていくことです。

はじめは勇気がいるかもしれません。 でも、少しずつ練習していけば大丈夫です。

たとえば…

嫌なことは「嫌だ」と言ってみる
無理なお願いは「できない」と断ってみる
モヤモヤした気持ちはノートに書いて整理してみる
「自分はどうしたいのか」を1日に一度、自分に聞いてみる

小さなことからでも、自分の感情を大事にする練習をすることで、 “頑張りすぎた優しさ”から、“本音のつながり”へと関係性は変わっていきます。

あなたも、“頑張りすぎの優しさ”になっていませんか?

優しくすることは、悪いことではありません。 でもそれが「我慢」や「怖れ」からくるものなら、 きっとあなたの心はどこかで泣いているはずです。

他人に優しくするのと同じくらい、自分に優しくできていますか?

自分の本音を認めてあげる。
自分の気持ちに「そうだね」と寄り添ってあげる。

そうやって“本当のあなた”を大切にすることで、 自然と、人と心でつながる関係が築かれていきます。

大丈夫。
本音のあなたでも、ちゃんと愛されますから。

なかなか外では言えない想い、聞かせてくださいね。

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