「幸せになりたいのに、どこか満たされない」
そんなとき、見落とされがちなのが“人とのつながり”。
心理学の研究でも明らかになっているように、
幸福度を上げる“たった一つの鍵”は、人との関係にあります。
安心できるつながりは、心のエネルギーを満たし、私たちの幸福を長く支えてくれるのです。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。
もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学
今日も必要な方に届きますように。
幸せを決めるのは「出来事」ではなく「関係性」
「幸せになりたい」と願うのは、誰にとっても自然なことです。
でも、よく考えてみると、幸せを感じる瞬間ってどんなときでしょうか。
昇進したとき?
旅行に行ったとき?
欲しかったものを手に入れたとき?
たしかに、そんな出来事は一時的な喜びを与えてくれますよね。
けれど時間がたてば、その幸福感は薄れていきます。
心理学ではこれを「快楽順応」と呼び、
外的な出来事による幸せは、長くは続かないことが知られています。
一方で、人の心に長く残る幸福感には、ある共通点があります。
それは「誰かと心がつながっている感覚」です。
嬉しいことを共有できたとき、
落ち込んでいるときに寄り添ってもらえたとき、
“自分はひとりじゃない”と感じられる瞬間。
実はそのとき、私たちの脳は“安全”を感じ、深い安心と幸福を生み出しているのです。
人が幸福を感じるときの心理構造
ではなぜ、人とのつながりが幸福を左右するのでしょうか。
心理学的に見ると、そこには「承認」「共感」「安心」という3つの要素があります。
① 承認:自分が存在していいという感覚
人は誰かに「あなたはここにいていい」と思ってもらえている、と感じられるとき、深い安心感を感じます。
それは、何かを成し遂げたから認められるのではなく、存在そのものを受け入れてもらう感覚です。
成果や能力ではなく、「あなたという人が大切」と伝わる関係が、
“そのままの私”を受け止めてもらえる経験となり、自己肯定感の土台を育てます。
② 共感:自分の気持ちを分かってもらえること
「そんなふうに感じたんだね」
「それはつらかったね」
たった一言でも、自分の感情を理解してもらえると、
私たちは孤独から解放されます。
気持ちを否定されずに受け止めてもらう経験は、
心を落ち着かせ、他者への信頼を回復させます。
③ 安心:心の安全基地があること
安心できる関係は、人が心を開き、のびのびと生きるための基盤です。
否定や批判を恐れずにいられる場所があると、失敗しても自分を立て直す力が育ちます。
逆に、常に気を張っている関係では、心が休まりません。
安心できる人間関係は、自己成長のエネルギー源でもあります。
この3つがバランスよく存在する関係こそ、
人の幸福度を最も高める“温かな関係性”といえます。
“分かってほしい”のすれ違いで関係がこじれる
私たちが悩む多くの問題は、突き詰めると「人間関係」に行き着きます。
「どうしてわかってくれないの?」
「なんでそんな言い方をするの?」
そんな想いの裏には、いつも“分かってほしい”という願いが隠れています。
でも、相手もまた同じように“自分を分かってほしい”と思っている。
その瞬間、心はすれ違い、衝突が生まれます。
お互いが防衛モードになると、承認も共感も届かなくなってしまうのです。
心理学ではこれを「防衛的コミュニケーション」と呼びます。
恋愛関係
たとえば彼がLINEの返信をなかなかくれない。
不安になった彼女は、ついこう言ってしまう。



「どうせ私のことなんてどうでもいいんでしょ」
彼は「そんな言い方しなくてもいいだろ」と返す。
この時、お互いが“自分の気持ちをわかってほしい”のに、
責めと防御の言葉がぶつかり、心の距離が広がってしまうんです。
本当は、彼女は彼から連絡がなくて不安だったし寂しかった。
でもそんなことをストレートに伝えるのが怖くて、
心の防衛として、言ってしまった言葉。
彼は忙しかったのか、悪気がなかったのか、彼女の望むペースでの返信はできなかった。
でも彼女が怒っていることに対して、とっさに感じるのは
「責められるのが怖い」
そんな気持ちの表れで彼も心の防衛に入ってしまうんです。
職場関係
上司が部下に
「この資料、もう少し丁寧に仕上げてほしい」
と伝えたところ、部下の方は



ちゃんとやってますけど?
と反論されたとしますよね。
この時上司は「言い訳ばかりだな」と感じ、
部下は「また否定された」と感じます。
自分の努力を否定されたくない防衛反応が、
「ちゃんとやってますけど?」という言葉となって現れるんですね。
本当のところは「認めてほしい」「分かってほしい」という心のサインなんです。
親子関係
忙しいお母さんは



まだ宿題やってないの!?
なんて言ってしまうことがあるかもしれません。
そんな時に限って子どもは
子ども:「今やろうと思ってたのに!」
なんて言い返してきて、お母さんはイラっとする。
逆に子どもは「信じてもらえない」と感じると反発するんですよね。
どちらも「わかってもらえない」寂しさからくる防衛的やり取り。
だって本当は、
お母さんは“心配だから伝えたい”という想いがあるし
子どもは“安心して見守られたい”という願いがあるんです。


どの関係にも共通しているのは、
「分かってほしい」という願いが、
「責め」や「反論」という形にすり替わってしまうところなんです。
防衛的コミュニケーションを手放す第一歩は、
相手を変えようとする前に、
自分の“守ろうとしている気持ち”に気づくことなんですよね。
批判・正当化・無視など、相手を責めるような言葉が続くとき、
実はどちらも“傷つくのが怖い”だけ。
愛し合うことよりも、否定されないことを優先してしまうのです。
だから、まずは
「自分の中の痛みに気づくこと」。
自分がどんなときに防衛的になるのかを知ると、
自然と相手の言葉の背景にも、同じ“怖れ”が見えてきます。
幸せを感じる関係の作り方
温かな関係を築くには、特別なスキルよりも、
日常の中の小さな選択が大切です。
相手の言葉の正しさを判断するのではなく、
「この人は今、どんな気持ちでそう言っているんだろう?」
と、気持ちの方向に意識を向けてみる。
「ありがとう」を惜しまないこと。
感謝の言葉は、関係の潤滑油であり、安心を循環させます。
思いやりは、相手を甘やかすことではなく、
「相手の成長や自由を信じること」でもあります。
自分を犠牲にしない優しさこそ、本当の愛情です。
こうした日々の関わり方が、関係の“質”を少しずつ変えていきます。
そしてそれは、あなた自身の幸福感も、同時に深めてくれるのです。
「温かい関係」は、自分の内側から始まる
結局のところ、私たちは誰かと深くつながる前に、
まず自分自身とつながる必要があります。
自分の感情を理解し、
自分の弱さを受け入れ、
「それでも私は愛される価値がある」と信じられること。
その自己信頼があってこそ、他者との関係も安定していきます。
“幸せ”とは、外からもらうものではなく、
内側から“誰かと分かち合いたい”と思える心の状態。
だからこそ、幸福度を上げるいちばんの近道は、
完璧な関係を求めることではなく、
自分の中にある愛情と優しさを、誰かに向けて差し出すことなのだと思うのです。
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