セクシャリティについて考えてみる。

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

そもそもセクシャリティって何なのでしょう？

人間の性のあり方、であり、性的な魅力、の部分。

もっと言えば、生命、そして、生命力、そのもの、だと私は捉えています。

今この瞬間を生きている、そこに注がれているエネルギー。

命の源。

私を創り上げる全て。

あなたを創り上げる全て。

それがセクシャリティだと私は捉えています。

あなたはこんな風に感じたことはありませんか？

「良い私」と「悪い私」
という線引き。

私は意識して思っていたわけではないんですが、指摘されて気づきました。結構この線引きをしていたな、と。

例えば
痩せている私は良い私。
太った私は悪い私。

笑顔でいられる私は良い私。
イライラしている私は悪い私。

褒められる私は良い私。
叱られる私は悪い私。

そんな風に自分を良いと悪いで判断してしまうと、その投影が起こります。

良い○○と悪い○○のフィルターが自分自身にかかるわけですね。

そしてそのフィルターを通して外の世界を見ることになるから

良いお金、悪いお金
良い妻、悪い妻
良い夫、悪い夫
良い部屋、悪い部屋
良いSEX、悪いSEX
良い飲み方、悪い飲み方

などなど、いろんなものに良い悪いを持ち込み判断する、ということが起こります。

でもじゃあそれぞれ、境目はどこ？と言ったら…意外と線引きするのって非常に難しかったりしませんか？

私たち人間だって、長所と短所は表裏一体ですものね。

良いと思っていたことが、別の場所では悪いと判断されたりします。

あなたにとっての良い自分と悪い自分ってどんな自分なのでしょう？
良かったらそれぞれ、5つくらいずつリストアップしてみてくださいね。

私の場合は…

良い私
仕事を頑張っている私
笑顔でいることを心がけている私
だーりんを大切に思っている私
繊細な私
愛することの好きな私
etc…

悪い私
そろそろダイエットを…と思うのだけれど全く行動に移せない私
めんどうくさがりな私
朝型の方が本当は良いんだろうな～、と思いながらも一向に夜型人間から変わる気の無い私
お洒落センス、デザインセンスに関しては皆無の私
恥ずかしがりな私
etc…

ご自身の良いところ、悪いところ、5つリストアップすることはできましたでしょうか？

次に、今リストアップしたものを、一つ一つ、声に出して言ってみてください。
どんな気持ちになりますか？

今していただいたのは、自己表現のエクササイズ。

あなたはどこまで自分で自分を表現することができるでしょう？

自己嫌悪があると、悪い私、というのは表現したくない、そんなことを表現したら嫌われるだけ、という思いが出ます。
また、良い私、に関しても、恥ずかしさが強く出ますし、そんなものは無い、と思い込みたくもなったりします。人によってはそれは嫉妬の対象になるから隠しておかなきゃ、なんて感じたりもします。

自分自身に対して、自分を愛する、という思いが弱ければ弱いほど、自分を開示することへの抵抗心が強くなるのです。

本来、私、という存在に、良い私、悪い私、は無いはずなんですよね。全てのパーツが一緒になって、初めて「私」という存在が出来上がるのです。そんな「私」という存在は、どうであれ、「愛すべき存在」なのです。

だからこそ、今ここに存在しているのだと思いませんか。

そうだとするならば、私たち一人ひとりが、
どんな姿形であれ、美しい存在で
どんな思考であれ、尊い存在で
愛すべき存在なのです。

そんな、ありのままのあなた、その命の輝きがセクシャリティである、というわけです。

そもそもの「命の源」と聞くと、なんだかセクシャリティって別に嫌なものでも抵抗を感じるものでもないじゃない？
と思いませんか？

でも不思議とこれが、女とか男という性が絡んでくると、なぜだか抵抗を感じたり、なんか嫌、という感じが出てきたりしてしまいますよね。

ただ同時に、その性的なものが大きな魅力にもなったりするのですよね。

今回は、ここまでにしておきます。

また別の機会に、大人の魅力という視点でのセクシャリティについて書いてみたいと思います。