カウンセリングサービスの青山リナです。
恋人にいつか私は捨てられるんじゃないか
親しい友達がそのうち私から離れて行ってしまうんじゃないか
なぜだかわからないけれどそんな不安がいつもある
そんな想いを心に抱えていると、不安が大きいんですよね。
どうせ離れていくでしょ?
いつ離れていくの?
私があなたを大好きになってから離れていかれると辛い…。
だから…
試し行動をしてしまう
いつも相手に合わせてしまう、結果いつも他人軸
相手に強い束縛をしてしまう
浮気を常習的に繰り返してしまう
強い依存心が出てきてしまう
強い自己承認欲求が出てきてしまう
人を信用できない
などなど
人により様々な行動に表れたりします。
いつか私は見捨てられてしまうのではないか、という不安感、「見捨てられ不安」は一体どこからやってくるのでしょう。
幼少期、実際に見捨てられた経験があるかどうか、というよりも、親(親のような立場の大人)との間で安心感をしっかりと得ることができていたかどうか、が大きなポイントになります。
例えば、親は二人とも揃っているが、私はあまり親にかまってもらった記憶が無い。話を聞いてほしい時も親はこちらを見てくれてなんていなかったし、お友達と喧嘩して悲しい時も親は私の様子なんて気にもしていなかったようだった。
親にかまって欲しかったから、お手伝いしようとしたら、触るなって怒られて、結局私なんていらない子なんだ、ってずっと思ってた。
そんな体験を記憶していると、自分はいらない子、という思いが強く残っていたりします。
どうせ私はいらない子。
恋人ができても、友達ができても、そのうちやっぱり私はいらない子だよね。
そんな風に思ってしまったりするんですね。
そこで、この「いらない子」がそもそも間違いだよ、ということを自分自身にわかってもらう必要があるんですよね。
私たちは傷つきたくないから、危機管理能力が高くなりますよね。
そんな防衛反応って人として大切な能力だと思います。
ただ、時にそれが働き過ぎると、全てを防衛しすぎてしまって、まるで金庫の中に自分自身が閉じこもっているような、誰も私に触れさせない、という状況を作ってしまいかねなくなるのですね。
それで良いなら良いのですが、
このブログを読んでくださっている方は、それで良いんです、っていう方じゃないんですよ。
だって金庫の中に閉じこもっている自分で良ければ、人と関わろうなんて思わないんですよ。人からどう思われようが、なんと言われようが、届かないから、別に気にもならない。
でも、人からどう思われているのか、人からどういわれているのか、気になる、という場合は、結局その相手にとって良い自分でいたい、良い自分を見せたい、なぜなら…好かれたいから。
好かれる必要がある時って、その人と関わりたい、という時だけですよね。
だとすると、金庫の中からでは関わり合えない。相手と距離を近づけられない。親密になれない。
それは大問題です。
だから、防衛力を弱める必要があるんですね。
もっと言ったら、武器や壁を取り払う必要がある。
その方法として、
「私はいらない子」だと思ってしまった、その元にある出来事の見方を変えてみましょう。
そして、ずっと痛んでいた心をそろそろ癒してあげましょう、というご提案をします。
寂しさや悲しさ、不安をずっと抱えてきたあなたの中の小さな子供の頃のあなたを、そろそろ安心させて抱き締めてあげてもいいころではないでしょうか。