カウンセリングサービスの青山リナです。
今、人間関係が上手くいっていない。
そんな現実がある時、カウンセリングでは、「親との関係」の話をお伺いすることが多々あります。
その理由は、親という存在は、子どもとしてこの世に生を受けた私たちがそもそも一番最初に出逢う存在だからです。
そして私たちは多くの場合、親の元で守られて成長します。
その環境下で受ける影響は多大なものだからです。
親の言葉を真似し、親のしぐさを真似し、親の信念を真似し、親の価値感を真似します。
何をすれば親が喜び、何をすれば親が不機嫌になるのか、子どもは親の顔色を伺いながら成長していきます。
自分ひとりでは生きられない、弱い存在だと自分自身を感じているうちは、親に愛される、ということに一生懸命努力しますよね。
無意識でやっていることが多いのかもしれません。もしくは記憶に残っていないのかもしれません。
誰にとっても子ども時代はとても重要な問題だったのだと思います。
さて、そんな中で、子どものすることが全て親にとって喜ばしいこととは限りませんし、子どもが親を喜ばせようと頑張ったとて、親が喜んでくれない、もしくは、子どもの目から見て親が喜んでいるようには見えないことだって多々あるはずです。
多かれ少なかれ、親に対して、「なんでよ!」と怒りを感じたことは誰しもがあると思います。
だって子どもの目から見ると、親ってスゴイ存在でしたよね。
お父さん、力持ちだね!お父さん、何でも知ってるね!お父さん、スゴイね!
お母さん、美味しいものいっぱい作ってくれる!お母さん、いつも困ってる時に気づいてくれる。お母さん、スゴイ!
ホント、親ってスゴイ!何でもできちゃう!
そんな風に思っていたからこそ、
子どもの自分ができないことは親ができてくれなきゃ困るじゃない!
って、頼りにするあまり、親を過大評価してしまうんですね。
子どもから成長した私たち、
あの時の親の年齢をとっくに越したけれど、果たして私はあの時の親よりできることが多いのだろうか?
なんて思った時、もし今の私と同じ、不完全な自分の状態で「スゴイ親」をしていたのかと思うと、どんなに頑張ってくれていたか、わかるような気がしてくるんですよね。
そして同時に、そうは言ってもやっぱり親だから、「スゴイ親」のままでいて欲しい、という気持ちもあるんですよね。
それって、逆に言うと、どれほどまでに「お父さん、お母さん」のことが大好きなのか、ということなのかな、と思うのです。
親との関係性は、私たちのいろいろな人間関係の土台となっています。
人間関係が思うように上手くいっていない。
そんな時は、親に対する想い、を見てみると、実はヒントがたくさん眠っていたりするんです。
親に対する怒り、この感情は、残念ながら、私たちの存在価値を自分で小さく位置付けてしまう大きな原因になります。
あれをしてくれなかった、これをしてくれなかった
あれをされた、これをされた
充分愛してくれなかった
その不満は、視点を変えてみることで、大きな変化をもたらします。
誰のためでもなく、自分自身を幸せにするために。
視点を変えて見てみよう。
この意欲と勇気は、あなたに大きな幸せをもたらします。
どうか、あなたご自身が幸せになることを、あなたご自身が許可してあげてください。
・日時:2023/4/29(土祝)13:00~18:10 *受付/入室開始は12:45を予定しています
・会場:Zoom|オンライン会議システム
・料金:3,300円(事前決済)
・参加条件:18才以上の方
・申込み/参加費のお支払い締切:2023/4/28(金)15:00
※本イベント(講演会)は、オンライン会議システム「Zoom」にて開催いたします。
※本イベントは2023/5/1(月)~5/15(月)まで見逃し配信を行います イベント当日にご参加いただけない場合は見逃し配信にて講演をお楽しみください (途中参加および見逃し視聴の方は、グランプリ決定の投票にはご参加いただけません)