母子癒着と仕事 ~ナゼ仕事を頑張り過ぎてしまう or 仕事が続かない~

「どうして私は、こんなにも頑張ってしまうんだろう」
「なぜか仕事がうまくいかない。すぐ疲れてしまう。続かない」

それは、あなたの能力や性格の問題ではないかもしれません。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

仕事を頑張り過ぎてしまう
仕事が続かない

一見全く違う問題のように見えますよね。

もしかしたらその根っこには、共通する「母との関係」が影を落としていることがあるのです。
今回は「母子癒着と仕事」について、一緒に紐解いていきましょう。

目次

「認められたい」が、働き方を苦しくする

本当はやりがいよりも、「認められたい」「褒められたい」気持ちが強くて、
無理をしてでも期待に応えようとしてしまう。

「迷惑をかけたくない」
「できないと思われたくない」
「“いい子”でいたい」

職場の上司や同僚に対して、なぜか“親”のような感覚を持ってしまい、
どこかで「私はここでちゃんと評価されなきゃ」と無意識に自分を追い詰めてしまう

このような働き方をしてしまう背景には、
「お母さんに認められなかった、認められたいという気持ち」が隠れていることがあります。

「母の期待に応えなければ」が、仕事の選択にも影響する

大学の進学先、
最初の就職先、
転職するかどうか、
働き方のスタイル

本当は心のどこかで、ずっと自分に問いかけていたのではないでしょうか。

「私は、これをやりたいの?」
「それとも、そうすべきだからやっているの?」

母の意見に逆らうと「冷たい娘」「勝手な子」と思われそうで怖くて、
気づけば自分の選択ではなく、「お母さんが納得する道」を歩いてしまっていた。

その結果、どれだけ頑張っても心が満たされず、
「なんのために働いてるのか、わからない」
という虚しさだけが残ってしまうのです。

「私のままで価値がある」という実感のなさ

母子癒着があると、「無条件に愛された感覚」を持ちにくくなります

まずは、どうして母子癒着があると「無条件に愛された感覚」を持ちにくくなるか、
それは「本当の私」で愛されたという実感が、育ちにくいからなんです。

どういうことか、順を追って説明しますね。

1. 小さな頃、愛されるために“いい子”を演じていた

母子癒着がある関係では、
お母さんの気分や期待を感じ取って、
「お母さんにとって都合のいい子」として振る舞っていたことが多いんです。

たとえば

泣きたいのに「泣いちゃダメ」と我慢する
嫌なのに「いいよ」と無理に笑う
本当は怒ってるのに「怒っちゃいけない」と自分の感情を押し込める
自分の希望より、お母さんの期待を優先する

こうして、自分の「本音」や「本当の気持ち」をしまいこみ、
お母さんに合わせた“仮の自分”で生きるようになっていくのです。

2. 「そのままの私」を見てもらえなかった寂しさ

子どもは本来、「ありのままの自分」で愛されたいんです。

 できない私でもOK
 ワガママを言った私でもOK
 泣いて、怒って、甘える私でもOK

どんな自分でも「あなたは大切な存在だよ」と抱きしめてほしかった。

でも、癒着関係では
お母さんの気持ちを優先しなければ愛されないように感じたり、
本当の自分を出すと、お母さんが傷ついたり怒ったりすることがある。

だから子どもはこう思ってしまうんです。

「このままの私は、きっと愛されない」
「がんばらなきゃ、大切にされない」

3. 無条件の愛って、どういうこと?

無条件の愛とは、
「あなたが何かをしたから」でも
「いい子にしているから」でもなく、

「あなたが、あなたであるだけで価値がある」と感じられる愛です。

でも、母子癒着があると、
その感覚が育ちにくくなってしまうんですね。

愛されたいから、一生懸命“いい子”でいる。
けれど、どれだけ頑張っても、心のどこかがいつも不安で、満たされない。
「私って、本当に愛されているのかな?」と自信が持てない。

それが、
「無条件に愛された感覚を持ちにくい」という状態です。

4. 「私のままで価値がある」という実感のなさが仕事に現れるとき

だからこそ、働きながらも、ずっと心の奥でこう思っているのです。

「頑張らないと、私には価値がない」
「ちゃんと結果を出さなきゃ、私なんて誰にも必要とされない」

この感覚が、知らず知らずのうちに
「自己犠牲で働くスタイル」を生み出していきます。

疲れていても断れない。
人に迷惑をかけるくらいなら、自分が我慢する。
周りに心配をかけたくなくて、笑顔で頑張り続けてしまう。

そして、ある日突然ぷつんと糸が切れたように、燃え尽きてしまうのです。

「自分のために働く」ってどういうこと?

「仕事=認められるための手段」になっていると、
働いているのに、なぜか自分の人生を生きている感じがしません。

でも本当は
仕事は「あなた自身が、あなたの人生をよりよく生きるための手段」であっていいのです。

評価されるためじゃない。
親を安心させるためじゃない。
社会的にちゃんとして見えるためでもない。

あなたが「こう生きたい」と感じる気持ちに正直に、心地よく働けること。
その延長線上にこそ、本当のやりがいも、喜びも、生きる意味も見つかっていくのです。

離れても、愛はちゃんと残る

母の期待に応え続けたくなるのは、
それだけ“愛”を大切にしたかったから。
母を悲しませたくなかったから。

この想いがどれほど大きくあなたの中に存在しているか、自覚はありますでしょうか。

本来この想いはとってもあたたかくて、優しくて、素晴らしいものです。

「あなたがあなたを生きること」を否定するものではありません。

あなたがあなたらしくいることで、初めてまわりの人にもあなたの優しさを還元できる。
だから、罪悪感を感じなくても大丈夫。

離れても、ちゃんと愛は残ります。

あなたの仕事人生は、あなたのもの

これまでの働き方が苦しかったのは、
あなたが弱いからではなく、
誰よりも“愛されたい”と願ってきた、まっすぐな人だからです。

だからこそ、もうそろそろ
「私は、私のために働いていい」
そう自分に許可を出してあげてもいいのではないでしょうか。

人生は、一度きり。
母の期待に応えることも大きな優しさだけど、
あなたの心の声に応えることは、それ以上に価値があるのではないでしょうか。

何か心に感じるものがあれば、一度お話しを聞かせてくださいね。

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