【心の影(シャドウ)を整える心理学シリーズ⑥】愛されたいのに怖くなるのはなぜ?|親密さの怖れと向き合う

私たちは、愛されたい。
誰かと分かりあいたい。
大切にされたい。

そして、愛したい。

本当は、そう願っているはずなのに

いざ誰かが優しくしてくれたり、愛情を向けてくれようとすると、
なぜか苦しくなったり、距離を取りたくなったり、
急に不安になったりすることがあります。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

「優しくされると落ち着かない」
「好かれると逃げたくなる」
「本当は欲しいのに、受け取れない」

これって、矛盾しているように見えるけど、
実はとても深い心理の動きがあるんです。

さて今月は、「シャドウと向き合う」をシリーズテーマにお届けしようと思います。

私たちは、強くなりたいと思うほど、
見たくない感情を心の片すみに追いやってしまうものです。

嫉妬、怒り、寂しさ、劣等感、自己否定、そして愛の不安。
どれも避けたいのに、気がつくといつも内側にひっそり居座っている。

日増しに寒くなるこの季節
心の奥に沈んでいた影がふっと姿を見せやすくなる季節でもありますよね。
だからこそ、このタイミングで「影」。

自分の影と向き合うことは、
つらい過去を掘り返すことでも、弱さを暴くことでもありません。

それは
“本当の自分を取り戻すために、心の奥の声にそっと耳を澄ませる”
そんな作業だと思っています。

この6回シリーズでは、
心の影をひとつずつ丁寧に扱いながら、
その奥にある願い・痛み・強さを見つけていきましょう。

影を理解すると、人は優しくなる。
影を抱きしめると、心が自由になる。
影を知ることで、愛し方が変わる。

あなた自身の“見えない部分”に光を灯す旅をご一緒できたらうれしいです。

【シリーズ①】嫉妬の正体|羨ましさの裏にある“心の欠片”
【シリーズ②】“突然怒る彼”に振り回される理由|怒りの影が教えてくれる深層心理
【シリーズ③】寂しいと言えない理由|強がりの裏にある“心の影”とは
【シリーズ④】比べて落ち込む癖はなぜ起きる?|劣等感を生む“影の心”
【シリーズ⑤】自己否定のクセはどこから来る?|無意識の“心の影”

目次

■ 愛を受け取れない人の心で起きていること

愛を受け取れないとき、心のどこかでこんな声が聞こえていませんか?

「私は十分じゃない」
「嫌われるかもしれない」
「期待されても応えられない」
「また傷つくのが怖い」

愛されたいのに受け取れない心の正体は、“傷つくのが怖い” という感情

本当は求めているのに、
心の奥には、“これ以上傷つきたくない” という強い防衛本能が働くのです。

愛を受け取るというのは、
自分をまるごと差し出すような感覚でもあります。

弱さも、情けなさも、全部見せることになる。
だからこそ、怖いのです。

■ シャドーが生まれるのは「過去の痛み」を守るため

愛が怖い人ほど、
子どもの頃に「愛の痛み」を経験していることが多いんです。

・抱きしめてほしかったのに、誰も抱きしめてくれなかった
・泣いても気づいてもらえなかった
・「強くいなさい」「泣かないの」そう言われ、気持ちを抑え込んできた
・本音を言うと否定された、笑われた、怒られた

そうすると子どもの心は、
「もう傷つきたくない」と感じて
心の奥に “影(シャドー)” を作ります。

その影がこうつぶやきます。

「本音を出したら嫌われる」
「弱さを見せたら愛されない」
「愛を受け取ったら裏切られる」

だから大人になっても、
愛を受け取る瞬間、心が無意識にブレーキをかけるのです。

■ 「愛を受け取れない」は、“弱さ”じゃなくて1つの“強さ”

受け取れない自分を責めてしまう人がいます。

「私は愛される資格がないんだ」
「どうして普通にできないんだろう」
「なんで素直に甘えられないの?」

でもね、ここで知っていてほしいことがあります。

愛を受け取れないのは、
あなたが弱いから、とか、ダメだから、じゃないんです。

それほどまでに
心が必死であなたを守ってきたからなんですよね。

自分を守るために、
感じないようにして、
甘えないようにして、
強く見せて、誤魔化して、
必死に生きてきたんです。

その証拠に、
愛されたい気持ちはずっと残っていたでしょう?

だからこそ苦しかったんです。

■ 愛を受け取れない人は、“本当の親密さ”を求めている

愛を受け取れない人って、実は
一番深い親密さを求めている人でもあるのかもしれません。

表面だけのつながりなんて欲しくない。
本物の温かさがほしい。
口だけの愛じゃ意味がない。
心の底から信じられる関係がほしい。

だからこそ、
適当な優しさには反応しないし、
中途半端な愛なら要らない、って思う。

でも、本物の愛ほど怖くなる。
だって失ったら生きていけないほど傷つくと思うから。

だから、
「ほしいけど、怖い」
という矛盾が生まれるんです。

■ 愛を受け取る準備は「怖さを否定しない」ことから始まる

愛されたいのに受け取れないとき、
大事なのは“頑張って受け取ること”じゃない。

まずは

「私は愛が怖い」
「傷つくのが怖い」
「本音を見せるのが怖い」

この気持ちを、そのまま認めてあげること。

影(シャドー)は、
光が当たらないから影になる。

怖さに光を当てた瞬間、
影は少しずつ薄れていきます。

■ 愛を受け取れるようになると起きる変化

愛が受け取れるようになっているときって、こんな感覚があったりします。

・相手の優しさがまっすぐ届くようになる
・素直に「ありがとう」と言えるようになる
・弱さを見せることが怖くなくなる
・距離が縮まるのが自然になる
・優しさを疑わなくなる
・安心して関係を築けるようになる

そして何より、

「私は愛されていい存在だ」

そう思えるようになるんです。

これが本当の意味での“親密さ”の始まりなのかもしれませんね。

■ 愛を受け取る第一歩

今日、もしできるなら、
小さな一歩でいいから、こう言ってみてください。

「ありがとう」
「助かった」
「嬉しい」

ただそれだけで大丈夫です。
それは、“愛を受け取る練習”になります。

そして同時に、これは、自分自身が相手を愛する優しい目で見ていないとできないことでもあります。

相手を「私を傷つける存在」として見て接すると、
恐ろしくてそんな相手からの愛なんて受け取れないんです。

だから、愛を受け取りたい、と思うときは、
自分自身が相手のことを
愛をもって見て接する必要があるんです。

怖いですよね。
恐ろしいって感じますよね。

でもその勇気が、あなたの未来を確実に変えます。

やりやすい相手からで大丈夫です。
愛し愛される関係を育むために
チャレンジしてみませんか?

あなたには、
愛を受け取る準備が、
もう整っているはずですから。

この【心の影(シャドウ)を整える心理学】シリーズは、毎週火曜と金曜、全6回のシリーズでお届けしています。

【シリーズ①】嫉妬の正体|羨ましさの裏にある“心の欠片”
【シリーズ②】“突然怒る彼”に振り回される理由|怒りの影が教えてくれる深層心理
【シリーズ③】寂しいと言えない理由|強がりの裏にある“心の影”とは
【シリーズ④】比べて落ち込む癖はなぜ起きる?|劣等感を生む“影の心”
【シリーズ⑤】自己否定のクセはどこから来る?|無意識の“心の影”

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