別れても戻る彼|愛着スタイル4タイプと不安型×回避型のパターン

「もう別れる」と決めたはずなのに、彼から連絡が来ると、また会ってしまう。

会えば優しくて、やっぱり好きで、この人もワタシのことが好きなんだと感じる。
でも「結婚しようよ」と切り出すと、彼は決まって言うのです。
「俺は結婚なんてしたくない、この関係がいいんだ」と。

そしてまた別れて、また戻って——その繰り返しから、もう何年経ったでしょうか。

このパターンには、名前があります。
それは、ワタシと彼の愛着スタイル——その奥にある”愛着の傷”が、お互いに反応し合っているサインかもしれません。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

目次

こんなパターン、繰り返していませんか?

ワタシには、3年付き合っている彼がいます。

ワタシは結婚を望んでいる。
でも、彼は「結婚する気はない」と言う。

それでも好きで、別れることもできなくて、何度も話し合って、何度も泣いて——
ある日とうとう、ワタシは別れを決意します。

「もう、終わりにしよう」

そう告げて、家を出る。
涙でボロボロになりながら、これでよかったんだと自分に言い聞かせる。
連絡先は消さなかったけれど、もう連絡しないと決めた。

でも、1週間後

スマホの画面に、彼の名前が表示されます。

「元気?今日泊まりに行っていい?」

何事もなかったかのような、いつもと同じトーン。
「別れたよね?」という言葉が喉まで出かかるけど、嬉しさのほうが先に来てしまう。
久しぶりに会う彼は、優しくて、ワタシを抱きしめてくれて——

ああ、やっぱりこの人にはワタシが必要なんだ。
この人もワタシのことが好きだから、戻ってきてくれたんだ。

そう信じたくなる。

でも、また切り出す

何日か経って、関係がまた日常になってきた頃、ワタシはまた言ってしまうのです。

「ねえ、これからどうするの?結婚は?」

彼の表情が、ふっと曇る。

「俺は結婚なんてしたくないって言ってるじゃん。この関係でいいじゃん、なんでダメなの?」

——また、振り出しに戻る。

そしてまた別れて、また連絡が来て、また戻って。気がつけば、何年もこの繰り返し。
ワタシは何度、「もう終わりにする」と決意したでしょうか。

彼の「回避型」のせいにしてきた

ある日、インスタのリールを見て、こうやって肝心な問題から逃げる男性を「回避型」って言うんだって知った。それはまさに、彼のことを言い当てているようだった。

だからワタシはずっと、彼のせいだと思ってきました。

「彼が回避型だから、結婚を避けるんだ」
「彼に問題があるから、関係が深まらないんだ」

——そう思うと、少し楽になる。
ワタシは悪くない、彼がそうだから仕方ない、と。

でも彼のせいにしたところで、寂しさは消えない。
彼にもっとしっかりしてよ、って思ったところで、彼は変わってはくれない。
いつも苦しいのはワタシばかり…。

彼が連絡してくると、ワタシは断れない。
彼が抱きしめてくれると、ワタシは安心してしまう。
「やっぱり愛されている」と感じたくて、結婚という言葉さえなければ、この関係でもいいかと思いそうになる瞬間がある。

寂しさ。
一人になりたくなさ。
少しでも愛されていると感じていたい気持ち。

——それは、彼の回避型ではなく、ワタシの中にあるものでした。

このパターンの正体は、愛着スタイルの組み合わせかもしれません

ワタシの中にある、寂しさ。
彼の中にある、結婚への抵抗。

このふたつが組み合わさったとき、別れても戻る、戻っても結婚には進まない、というパターンが生まれます。

「彼が悪い」「ワタシが弱い」で説明しようとすると、どこにも答えが見つかりません。
なぜなら、これはどちらかが悪いという話ではなく、ふたりの愛着スタイルの組み合わせが生み出している現象だからです。

愛着スタイルとは、子どもの頃に養育者との間で作られた”人との関わり方の設計図”のようなもの。
大人になってからの恋愛や人間関係のクセに、深く影響していると言われています。

まずは、4つのタイプを見ていきましょう。自分はどれに近いか、彼はどれに近いか、感じながら読んでみてくださいね。

愛着スタイルとは|大人の恋愛に出る4つのタイプ

①安定型(あんていがた)

人との距離感をほどよく取れて、近づくのも離れるのも自然にできるタイプ。

自分にも相手にも基本的な信頼があって、感情の波が立っても自分で立て直せます。
子どもの頃に「困ったときには助けてもらえる」「自分は大切にされている」という感覚を積み重ねてこられた人が多いと言われています。

恋愛になると

相手に依存しすぎず、かといって突き放しもせず、ちょうどいい温度でいられる。
意見が違っても話し合いができるし、ケンカしても「嫌われたかも」とパニックにならない。
「会えない時間も平気だけど、会えると嬉しい」が自然にできるタイプです。

気づきリスト

以下にあてはまるものはありますか?

  • 一人の時間も、相手と過ごす時間も、どちらも心地よく感じられる
  • 相手と意見が違っても、話し合えば解決できると思える
  • 連絡がすぐ来なくても、極端に不安にならない
  • 相手の気分の変化に、自分が振り回されすぎない
  • 困ったときに、相手や周りに頼ることができる

※これは診断ではありません。自分の傾向を知る手がかりとしてお使いください。

②不安型(ふあんがた)

相手との関係に強い安心を求める一方で、「見捨てられるかもしれない」という不安が起きやすいタイプ。

相手の小さな変化を敏感に察知して、過剰に反応してしまうことがあります。
子どもの頃に養育者の対応が一貫していなかった——優しいときと冷たいときの落差が大きかった——という背景があるとも言われています。

恋愛になると

相手にのめり込みやすく、連絡の頻度や言葉の温度に一喜一憂しがち。
「もっと愛してほしい」「もっとそばにいてほしい」が止まらず、結果として相手を疲れさせてしまうことも。
一方で、愛情深く相手のことをよく見ているという長所にもなります。

気づきリスト

以下にあてはまるものはありますか?

  • 相手から連絡が来ないと、嫌われたのではと不安になる
  • 相手の表情や言葉のトーンの変化に、敏感に反応してしまう
  • 「もっと愛されたい」という気持ちが強くなりやすい
  • 相手の気持ちが見えないと、落ち着かない
  • 関係が安定すると、逆に物足りなさを感じることがある

※これは診断ではありません。自分の傾向を知る手がかりとしてお使いください。

③回避型(かいひがた)

人と深く関わることに息苦しさを感じやすく、距離を取ることで自分を守ってきたタイプ。

一見、自立していてクールに見えるけれど、内側には「助けを求めても応えてもらえない」という諦めが眠っていることも。
子どもの頃に感情を出すことが受け入れられにくかった、という背景があるとも言われています。

恋愛になると

関係が深まると逃げたくなる、踏み込まれると重く感じる、という傾向が出やすい。
「一人のほうが楽」と感じる時間が多く、相手の感情に巻き込まれることを避けようとする。
本人は冷たいつもりがなくても、相手からは「壁を感じる」と言われることがあります。

気づきリスト

以下にあてはまるものはありますか?

  • 一人の時間がないと、しんどくなる
  • 感情の話をされると、どう反応していいかわからない
  • 関係が深まってくると、距離を置きたくなることがある
  • 弱音を吐いたり、人に頼ったりするのが苦手
  • 相手の感情に巻き込まれるのを避けたい気持ちがある

※これは診断ではありません。自分の傾向を知る手がかりとしてお使いください。

④恐れ・回避型(おそれ・かいひがた)

「人と近づきたい」気持ちと「近づくのが怖い」気持ちが、同時に存在しているタイプ。

不安型と回避型の両方の要素を抱えていて、自分の中で気持ちが矛盾しやすい。
子どもの頃に、本来安心の対象であるはずの相手から傷つけられた経験があると、このタイプに繋がりやすいと言われています。

恋愛になると

好きな人ができても、近づくと怖くなって自分から離れる、でも離れると寂しくて戻りたくなる——という心がぐらぐらと揺れやすい。「愛されたいけど、愛されるのが怖い」という葛藤を抱えていて、関係が安定する前に自分から壊してしまうこともあります。

気づきリスト

以下にあてはまるものはありますか?

  • 人と親しくなりたい気持ちと、距離を置きたい気持ちが同時にある
  • 関係が深まると、突然怖くなって離れたくなる
  • 相手を信じたいのに、どこかで信じきれない自分がいる
  • 自分から関係を壊してしまうパターンがある
  • 「愛されたい」と「愛されるのが怖い」が同居している

※これは診断ではありません。自分の傾向を知る手がかりとしてお使いください。

4つのタイプを読んでみて

どのタイプも、複数あてはまることがあります。
人は状況や相手によってスタイルが揺れることもあるし、人生の中で変化していくものでもあります。

「自分はこのタイプだから」と決めつけず、傾向を知るためのきっかけとして受け取ってもらえたら。

そして大事なのは、愛着スタイルは”診断”ではなく、自分を理解するための地図だということ。
地図があれば、今いる場所がわかります。
今いる場所がわかれば、どこへ向かうかも選べるようになります。

不安型と回避型は、なぜ離れられないのか

不安型と回避型
この2つのスタイルは、惹かれ合うケースが多いんです。

そして、惹かれ合うのに、安定はしない。
むしろお互いの傷を刺激し合いながら、別れと復縁を繰り返すことになりやすい組み合わせなのです。

追いかける側と、逃げる側

不安型のワタシは、安心がほしくて彼に近づきます。

「もっと愛してほしい」
「結婚して、ちゃんと一緒にいてほしい」

その想いが強くなるほど、彼に迫る形になります。

回避型の彼は、深く関わることに息苦しさを感じます。
ワタシが近づけば近づくほど、「重い」「逃げたい」という感覚が起きるのです。
だから距離を取る。連絡を減らす。結婚という言葉を避ける。

ワタシは追いかける。
彼は逃げる。
ワタシはもっと不安になって追いかける。
彼はもっと逃げたくなる。

これが、不安型と回避型のダンスと呼ばれるパターンです。

なぜ別れても、また戻ってしまうのか

ここがこの組み合わせの一番厄介なところです。

ワタシが「もう無理」と限界を迎えて別れを告げると、彼の中で何かが緩みます。
追いかけられないなら、近づいても怖くない——そんな感覚が起きるのです。
だから、しばらく経つと連絡してきます。「元気?」「会いたい」と。

そして戻ってきた彼を見て、ワタシはこう思います。
「やっぱりこの人もワタシのことが好きなんだ」「ワタシが必要なんだ」と。

でも、これは愛が深まったから戻ってきたのではなく、
距離ができて彼の不安が下がったから戻ってきただけかもしれません。

だから、また関係が日常になり、
ワタシが結婚や将来の話を切り出せば、彼の回避モードが再び動き出す。

そしてまた、振り出しに戻る。

お互いの傷が、お互いを呼んでいる

不安型のワタシは、心の奥に「見捨てられるかもしれない」という不安を抱えています。
だから、たとえ苦しい関係でも、一人になることのほうがもっと怖いと感じてしまう。

彼が戻ってくると安心する。
「愛されていない」より「不安定でも愛されている(ように感じる)」ほうがマシだと、心のどこかで思ってしまう。

回避型の彼は、心の奥に「深く関わると傷つけられる」という防衛を抱えています。
だから、完全に離れる勇気もないけれど、深く繋がる勇気もない
別れても、ふと寂しくなったときに、安全な距離まで戻ってくる。
結婚は決めない。でも完全には手放さない。

要するに、お互いの傷が、お互いを呼んでいる状態なのです。

これが、別れても戻る関係から抜け出せない、心理的な構造です。

相手の問題にする前に、自分の側を見ること

ここまで読んで、こう思った人もいるかもしれません。

「じゃあ彼の回避型を治せば、関係はうまくいくの?」と。

でも、本当に大事な視点はそこではありません。
あなたが向き合うべきなのは、彼ではなく、あなた自身の中にあるものです。

なぜなら、彼を変えることはできないから

これは、たぶんあなたが一番認めたくない事実かもしれませんね。

何度話し合っても、何度泣いても、彼は変わってはくれない。
彼が自分の回避傾向に気づいて、自分から向き合おうと決めない限り、外から変えることはできません。

そして、もし無理に彼を変えようとし続ければ、あなた自身がもっと疲弊していくだけ。
「いつも苦しいのはワタシばかり」
そう感じる時間が、もっと長くなっていきます。

じゃあ、あなたは何を見ればいいのか

見るのは、あなたの中にある”寂しさ”の正体です。

なぜ、苦しい関係でも続けてしまうのか。
なぜ、彼が戻ってくると、わかっていても受け入れてしまうのか。
なぜ、一人になることが、こんなに怖いのか。

その奥には、たいていもっと前から抱えている、満たされなかった気持ちが眠っています。

子どもの頃、もっと愛されたかった。
もっと見てもらいたかった。
安心して甘えられる場所がほしかった。

そういう感覚を抱えたまま大人になると、
大人の恋愛の中で、その満たされなかった気持ちを埋めようとしてしまうことがあります。

彼は、その「埋め役」を担わされていたのかもしれない

不安型の人が回避型の人に惹かれるとき、
そこには”よく見覚えのある感覚”が働いていることがあります。

「届きそうで、届かない」
「愛されていそうで、確信が持てない」
「もっと頑張れば、振り向いてもらえそう」

——この感覚、子どもの頃にも味わったことはないでしょうか。

愛着スタイルは、その人にとって馴染みのある関係性を再現しようとします。
たとえ苦しくても、見覚えのある苦しさのほうが、見知らぬ安らぎより安心できる、ということが起きるのです。

だから、もしかすると彼は——
子どもの頃に満たされなかった気持ちを、無意識に埋めようとしていた相手だったのかもしれません。

ワタシを幸せにするのは、ワタシ自身

別れても戻る、戻っても結婚には進まない。
このパターンから抜け出すために、彼を変える必要はありません。

必要なのは、あなたの中の寂しさに、あなた自身が気づいてあげること

「彼に愛されていないと、ワタシは満たされない」のではなく、
「ワタシは、ワタシが思っていた以上に、満たされたかったんだ」と認めてあげること。

その気づきが起きたとき、あなたは初めて、彼との関係を苦しさで繋ぎ止める必要のない場所から見ることができます。

別れるか、続けるか。
結婚を望み続けるか、別の形を探すか。

それを決めるのは、いつだってあなた自身です。

ただ、ひとつだけ確かなことがあります。

あなたを幸せにするのは、彼ではなく、あなた自身だということ。

そしてあなたの幸せを、もうこれ以上、先延ばしにしなくていい、ということ。

一人で抜け出すのが難しいと感じたら

不安型と回避型の組み合わせから抜け出すのは、頭で理解しても、簡単なことではありません。

なぜなら、これは意志の問題ではなく、長い時間をかけて作られてきた愛着の傷の問題だからです。「もう連絡が来ても返さない」と決めても、寂しさが押し寄せた瞬間、決意は揺らぎます。
それは弱さではなく、あなたの中の傷ついた小さなあなたが、安心を求めて泣いているからです。

その小さなあなたの声を聞いてあげるには、誰かに伴走してもらうことが助けになることがあります。

私のカウンセリングでは、愛着スタイルの背景にある”幼い頃の満たされなかった気持ち”に丁寧に触れていきます。
彼を変えるためではなく、あなたがあなた自身と、新しい関係を結び直すために。

同じパターンから何年も抜け出せないと感じているなら、一度、ご自身の心と向き合う時間を作ってみてください。

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