既読スルーで不安が止まらない…苦しいときに自分にかけたい言葉

スマホを、どこに行くにも持ち歩いてしまう。

鳴っていないのに「あれ、今鳴った?」と、パッと画面を見てしまう。

既読はついたのに、返事が来ない。たったそれだけのことで胸がそわそわして、何も手につかなくなる。

「こんなことで振り回されてる私って、おかしいのかな」

そう思いながらも、不安が止まらない。苦しいですよね。

実は、私も、昔はまさにこの状態でした。

この記事では、既読スルーで不安が止まらなくなる心の仕組みと、その苦しさから少しずつ抜け出していくヒントを、私の体験も交えてお話しします。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

目次

既読スルーで不安が止まらない、あの苦しさ

既読スルーされたときの私は、とにかくスマホが手放せませんでした。

家の中でも、出かけるときも、いつも手の届くところに置いておく。何度も画面をつけては、トーク画面を開いて、また閉じる。その繰り返しです。

ちょっとスマホから離れていると、空耳みたいに「今、鳴った?」と聞こえてくるんです。全然関係ないアプリの通知でも、彼かもしれないと思ってパッと見てしまう。そして、違うとわかってがっかりする。

そんな自分が嫌でしんどすぎて、通知を全部切ったこともあります。スマホを見えないところにしまったりもしました。

でも、ダメなんですよね。スマホは見えなくても、心はずっとスマホのほうにある。体はここにいるのに、気持ちだけがずっとそっちに引っぱられているような感覚でした。

胸のあたりがずっとそわそわしていて、不安と、変な焦りが混ざったような気持ち。「早く返事がほしい」「何か送ったほうがいいのかな」「いや、送ったら重いよね」。頭の中で同じことがぐるぐる回って、本当に苦しかったんですよね。

この記事が気になっているあなたなら、もしかすると、似たような経験があったかもしれませんね。

「わかる、まさにそれ」と思ったあなた。その苦しさは、ちゃんとわかってもらっていいものです。

既読スルーには、納得できるものと苦しくなるものがある

今振り返ると、既読スルーには2種類あったように思います。

納得できる既読スルー

ひとつは、理由が見える既読スルーです。

彼の仕事がすごく忙しい時期だった。あとから彼が「ごめん、あのとき返信できなくて」と言ってくれた。彼の状況を考えると、たしかに返事ができるタイミングじゃなかったよね、と思えるときもあったんですよね。

こういうときは、「そりゃそうなるよね」と納得できます。自分が同じ立場だったら、やっぱり返せないと思うし、責められても困りますよね。

苦しくなる既読スルー

もうひとつは、なんだかモヤモヤが残る既読スルーです。

「私と話したくないのかな」「何かをごまかしたくて、返事をしないのかな」「この人、もしかして嘘ついてる?」

相手に誠実さを感じられないとき、既読スルーは一気に苦しくなります。不安が止まらなくなるのは、たいていメッセージを送った側です。

でもね、実のところ、この苦しくなるほうの既読スルーこそ、自分の心を知る入口になってくれるんです。

「じゃあ、相手がひどいってこと?」

そう思った方もいるかもしれません。相手が誠実かどうかは、正直、相手にしかわかりません。

それに、不安が強いときは、どんな既読スルーも疑わしく見えてしまうものです。

ここから先は相手を裁くためではなく、苦しくなっているあなたの心の中で何が起きているのかを見ていきましょう。

相手のことはわからない。でも、自分のことはわかるはず

カウンセリングで既読スルーのご相談を受けていると、よく感じることがあります。

それは、ほとんどの時間が「相手はどう思っているんだろう」に使われている、ということです。

「彼はもう冷めたんでしょうか」「怒らせちゃったんでしょうか」「ほかに好きな人がいるんでしょうか」

どれも、相手に聞かなければわからないことばかりですよね。それを、なんとか推測で収めようとしているんです。

心理学で「心の読みすぎ」と呼ばれるもの

心理学(認知行動療法)では、相手の気持ちを確かめないまま「きっとこう思っているに違いない」と決めつけてしまう心のクセを、「マインド・リーディング(心の読みすぎ)」と呼んでいます。

不安が強いときほど、この心の読みすぎは悪いほうへ、悪いほうへと働きます。返事が来ない数時間のあいだに、頭の中で「嫌われた」「もう終わりだ」というストーリーができあがってしまうんですね。

相手ばかり見てしまうのは、自分を後回しにしてきたから

相手のことは、どれだけ考えてもわかりません。でも、自分のことはわかるはずなんです。

今、私は何を感じているのか。何が怖くて、何がほしいのか。

……とはいえ、意外と自分のことってわからなかったりしますよね。

それはきっと、これまで自分の気持ちに目を向ける余裕がなかったからなんだと思います。

もしかしたら、彼に対してだけじゃなく、ずっとそうやって生きてきたのかもしれません。親の機嫌をうかがったり、友達に合わせたり。いろんな場面で、自分の気持ちは後回しにして、相手のほうばかり見ていなければいけない環境だったのかもしれません。

自分のことがわからなくなるくらい、ずっと周りに気をつかって生きてきたんですよね。

自分の身を削りながら、一生懸命がんばってきた。そのことを、私はちゃんとわかっていますよ。

返事が来ない=大切にされていない、と感じてしまう

返事が来ないだけでここまで苦しくなる背景には、「見捨てられ不安」と呼ばれる心の動きがあると考えられています。

見捨てられ不安とは、「大切な人が離れていってしまうんじゃないか」「私は置いていかれるんじゃないか」と強く不安になる気持ちのこと。小さいころの人間関係の中で育まれることが多いと言われていて、恋愛のように距離の近い関係で顔を出しやすいものです。

見捨てられ不安が刺激されると、既読スルーはただの「返事がない状態」ではなくなります。心の中で、「私は大切にされていない」「もう必要とされていない」という意味に変わってしまうんです。

だから、LINEひとつで、あれほど苦しくなる。そう考えると、あの苦しさにもちゃんと理由があったんだと思えませんか。

「なんで私、この人からの返事がこんなにほしいんだろう」

私が少しずつ楽になっていったのは、相手ではなく、自分に向けてこう聞くようになってからでした。

「なんで私、この人とそこまで連絡を取りたいんだろう」

「なんで私、この人に返事をもらえないことが、こんなに苦しいんだろう」

相手の気持ちは、いくら考えても答えが出ません。でも、この質問なら、答えは自分の中にあります。

たとえば、こんな気持ちが出てくるかもしれません。

  • ひとりぼっちになるのが寂しい
  • 「あなたは大切だよ」と言ってほしい
  • また置いていかれるような気がして怖い
  • この人に認めてもらえたら、自分に価値がある気がする

どれが出てきても大丈夫です。出てきた気持ちに「そっか、寂しかったんだね」と声をかけてあげてください。

すぐに答えが出なくてもかまいません。相手ではなく、自分のほうを見ようとした。それだけで、もう一歩踏み出しています。

既読スルーで不安が止まらないときは、トーク画面を開く代わりに、この言葉を自分にかけてみてください。

私が変わったのは、自分を大切にしようと決めたから

今の私は、既読スルーでここまで苦しくなることはなくなりました。

正直に言うと、付き合う相手が変わったことも大きかったと思います。

でも、相手が変わっただけだったら、きっと同じことを繰り返していました。相手を変えても、自分の心のクセはそのまま持っていくからです。

本当の分かれ目は、ある日ふと「こんなのおかしいな」と思えたことでした。

返事ひとつで一日が台無しになって、スマホに心を全部持っていかれて。そんなふうに自分を扱うのは、もうやめよう。もっと自分を大切にしてあげよう。そう思えたんです。

そこから「なんでこの人の返事がこんなにほしいんだろう」と自分を見るようになって、相手に振り回される時間が少しずつ減っていきました。

返事を待つ時間の主役は、相手ではなく、あなた自身です。

既読スルーの不安が止まらなくて苦しいとき。それは、「もっと自分を大切にしてほしい」という心からのサインなのかもしれません。

ひとりで抱えきれないときは

「頭ではわかっても、やっぱり不安が止まらない」

そう感じるのは自然なことです。見捨てられ不安のように心の深いところにある気持ちは、ひとりで向き合うにはしんどいこともあります。

カウンセリングでは、相手のことではなく、あなた自身の気持ちに目を向けられるよう、一緒にゆっくり見ていきます。

スマホが手放せない毎日が続いているなら、よかったら私のところに話しにきてくださいね。

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