カウンセリングサービスの青山リナです。
私、10年近く前に、寝てばかりいた時期がありました。
一応かろうじて、仕事はしていたので、仕事の時間にだけ、ベッドからゴソゴソと起き出して、仕事が終わったらまたベッドへ戻る。そんな時期が1~2年程ありました。
しんどくて仕方がなかったんですよね。
何がしんどいのかもさっぱりわからないけれど、しんどかった。
どうやってその時期を抜け出したのか…正直具体的にこれをした、というものは無かったように思います。
でも、今振り返ると、人との繋がりだったのかな、と思うのです。
本当にかろうじて、仕事はしていたんですよね。
仕事で人と関わることで、きっとエネルギーをもらっていたのでしょうね。
といっても、当時そんなことを考えていたわけではありませんよ。そんなありがたさを感じられるような状態では無かったから。
人との繋がりだとか、感謝だとか、そんなきれいごとでこの苦しみは消えない、と思っていました。
でも結局のところ、そんな人との繋がりで仕事をさせていただいて、必然的に、仕事をすることで、身体を動かすことになるんですよね。仕事の準備をしたり、着替えたり、本当に日常の一コマ程度のことですけどね。
そして、人と会うことで声を出して会話をする。声を出すって、物理的にお腹に力が入るんですよね。
そんなこんなをしているうちに、仕事の時間は不思議と仕事のスイッチが入っていたんですね。そのおかげで、エネルギーが循環したんだと思うのです。
その寝てばかりいた時期というのは、私にとって、全く嬉しい時期ではありませんでした。心療内科とか病院に行く、という発想も浮かばず、薬を飲んでいたわけでも無く。一体何だったのかも結局のところわからない状態なのですが、その時に私は、自分をとても責めていましたし、毎日が不安で仕方なかったんです。
こんなに毎日寝てばかりで、人間的に終わってる。
人に見せられるような姿じゃない。
ダメ人間の極み。
いつまでこの状態が続くのだろう。
誰かこんな私を救って。
そんなことが頭の中をぐるぐると回っていました。
カウンセラーとなった今、この時の私の経験は、マイナスどころか、クライアントさんを理解する大切な経験になっています。当時はとんでもなくしんどかったあの日々が、今は貴重な経験になっているのです。
過去にした経験そのものは、消えないし、出来事は変わりません。
でもそれが、自分のマイナスで傷にしかならないのか、はたまたその経験が、自分のプラスとして、糧になってくれるのか、それは自分で変えられるんですよね。
苦しみでしかなかった心の傷を、
自分には不幸しか降りかからない、と思っていたその想いを
そろそろ自分を幸せにしよう!
そう思われた時、ちゃんと幸せは舞い込んできます。
あなたの決意が実るよう、しっかりお手伝いさせていただきます。