過去の自分を見直して、なりたい自分になる！

なりたい自分、って聞くと、なんだかとても大きな変化のように聞こえるかもしれませんが、今の現実に不満や悩みがあって、こうじゃないのに…と感じている時

どうであったら自分は嬉しいんだろう？
どうであったら自分は幸せなんだろう？

という、自分を喜ばせる幸せにする方向をイメージしてみる、それがなりたい自分の姿、なんですよね。

本当になりたい自分って？

たとえば、お金持ちになりたい、と思ったとしますよね。

お金持ちになりたい、と思うこと自体は悪いことでも間違っていることでも無いんですね。

でもここで、なんでお金持ちになりたいのか、って心の世界では考えます。

お金が無いと自由になれない
お金が無いと独立できない
お金が無いと欲しいものが買えない
お金が無いと結婚できない（男性に多いかもしれませんね）

などの、お金が欲しい理由ってちゃんとあるんですよね。

お金が無いと結婚できない、っていう理由でお金持ちになりたい、とすると、お金持ちになっても幸せにはならないんです。だって、この人の本当の願いは、結婚すること、ですからね。

本当は結婚したい、大好きな人と一緒にいたい、って思っているけれど、お金が無いから結婚できない。
男性の結婚の決断ができない理由の一つとしてよく上がってきたりします。男性は責任感を強く感じるでしょうし、大切な人に少しでも楽をさせてあげたい、役に立ちたい、という想いを持っていたりしますからね。

その一方で、お金が無いと結婚できない、大切な人に楽をさせてあげることも役に立つこともできない、なんて想いがあるってことだったりします。お金が無い自分は価値が無い、と感じるわけですね。

本当は大切な人からしてみると、お金があるかどうかは問題ではなく、その彼の存在が彼女にとっては大切だってことなんですけど、それを受け入れられない、受け入れたくない、なんていう葛藤が潜在意識下であるわけです。

要するに、その彼にとっては、お金が無い自分＝価値の無い自分、になっているということなんです。

だとすると、価値の無い自分にお金が入ってくるのか…というと…残念ながら多くの場合、現実的には入って来なかったりします。だって、自分の価値を受け取っていないから、お金というものに価値を感じるならば、価値のあるものが自分にふさわしい、と感じられないんです。

非常に矛盾しているようにも感じますが、顕在意識（表面意識）と潜在意識が乖離している状態。

過去の自分に出逢ってみよう

お金が無いと自分には価値が無い、と思ったのだとしたら、そもそもいつから自分には価値が無いって感じているのか、というのが問題で、頭ではなかなかそんなこと意識して暮らしてきてはいないでしょうから、考えてもよくわからないかもしれません。しかし、過去の何気ない生活の中で、そう強く感じるきっかけってあったはずなんですね。

私たちは、無意識的にですが、自分に価値が無いって感じている時、相手よりも上に立たなければ、という無意識が働いたりします。すると、あの人は間違っている、とか、あのやり方はおかしい、とか、自分は正しくて相手は間違っている、というようなジャッジをしたり、相手をバカにしたような態度になってしまったり、こんなんだからあの人は上手くいかないんだ、というような、上下で自分と相手を見てしまったりすることってよくあります。

そういう時って、残念ながら相手を承認したり、感謝したりってことがとてもしづらい状態になっているんです。

これを、赤の他人がやっていて、第三者的な立ち位置で見ているとすると、なんだか嫌な人だな、と思ったりはしませんか？

自分に対しても同じで、そんな自分に出逢った時って、無意識的に自分を結構強く責めているんですね。

そうやって自分を責めると、また自分の価値を自分で落とすような状態になるので、同じループが繰り返され、どんどん自分の価値は下がっていく…これを何度も何度も繰り返しているんです。

過去に誰かを下に見ていた自分を自分の中で見つけた時、自分はイヤなヤツだったな、と思うよりも
あの頃の自分をただただよしよししてあげるような気持ちで、まずは受け止めてあげる、ということをしてみると、ループが変わります。

自分の価値や罪悪感をいったん断ち切る、とも言えるかもしれません。
流れを変える、とも言えますね。

感覚的なことかもしれませんが、頭で考えているよりも、実際に身体を使ってやってみる、というのが一番わかりやすく自分の潜在意識が納得したりします。

やり方を変えてみると、動かなかった何かが、大きく動いたりしますよ。