お願いを聞いてくれない彼 ~甘え下手からの脱却~

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

昔、恋愛が上手くいかない、って相談をカウンセラーにしたときによく言われていたのが、「甘え上手になりましょう」って言葉でした。

甘えるってなに?
どうやって甘えるの?
甘えたって相手は何もしてくれないじゃない!

なんてことをよく思っていました。

甘えられない甘え下手の私が悪いっていうの?
気の利かない彼が悪いじゃない!

なんてどっちが悪いか、自分を正当化させようと頑張っていましたが、不毛でした。

同じような葛藤を抱えていらっしゃる人の参考になると嬉しいです。

目次

なぜ彼はお願いを聞いてくれない?

甘え上手、とまでは言わなくても、彼や夫、パートナーと一緒にいて、ちょっと手を貸してほしい、ちょっと助けてほしい、これやってくれたら嬉しいのに、なんて思うこと、ありますよね。

結婚していれば一緒にいる時間が恋人時代よりも長くなるわけですから、お互い助け合いって大事です。それができるかできないかで、毎日のゆとりも豊かさも変わってきたりしますね。

にもかかわらず、相手に頼んでもやってくれない、お願いしてるのにやってくれない、そんなことが頻繁に起これば、「もういい!」って心を閉ざしたくもなりますよね。

この人じゃダメだ
どうせ頼りにならない
もう別れようか

なんて気持ちになったりしてもおかしくないですよね。

そこまでいく前に、なんで彼はお願いを聞いてくれないの?と一度立ち止まってみると、何か違うものが見えてくるのかもしれません。

そのお願い、彼に伝わっていますか?

彼は、ちゃんとお願いされている、頼まれている、って自覚、無いのかもしれません。

2人以上の人間がいると、自分の思っていることと相手の思っていることが全く同じ、ということって案外難しかったりするんですね。

1本のペンの写真があります。

Aさんは、ブルーのペン、と表現するかもしれません。
Bさんは、高そうなペン、と表現するかもしれません。
Cさんは、書きやすそうなペン、と表現するかもしれません。
Dさんは、重そうなペン、と表現するかもしれません。

それぞれ同じものを見ていても、とらえかたって違うんです。

相手にものごとをお願いする時も実は同じで、自分の基準と相手の基準って違うんですね。

醤油買ってきて、なんて夫にお願いすると、私が普段買わないような高い醤油を夫は買って来る、とか、要らないものまで買って来る、なんてよく聞く話です。

妻の方はいつも買っているものが頭に浮かんでいるので、もちろん夫もそれを買って来ると思っているんだけど、目の前に現れたものは全然違うもの。

妻は、いつも使ってるのと違うじゃない!
夫は、そんなこだわりがあるなら○○の醤油って言ってくれよ!

ってお互い食い違うんですね。

妻は、ホント気が利かないわよね、と思うけど
夫は、いつも気が利かないって言われるから気を利かせてついでにあれとこれと買ってきたのに、また怒られるのかよ!って理不尽な想いをする。

伝わっているつもりで伝わっていない2人のコミュニケーション。
こんなすれ違いが毎回起こると、頼む方も頼まれる方も嫌になってしまいますね。

無理なお願いになっていませんか?

私のことが好きならこのくらいできるでしょ!というような相手を試すようなお願いになると、相手は引き受けにくいかもしれません。

夜中に「寂しいから会いたい」とか
遠距離だけど「週末には必ずきて」とか
金銭的に厳しいと思っている彼に「デート代はあなたが出してくれるのが当然でしょ」とか

彼から見て、それは無理、と感じるようなお願い事だと、ただのわがまま、ととらえられてしまうかもしれません。

曖昧な表現をしていませんか?

本当は大好きな彼ともっと仲良くしたい、大好き、とか、愛してる、とか言ったり言われたりしたいし、ハグしたりキスしたり、スキンシップももっとたくさんあると良いけれど、恥ずかしくて自分では言えない。そんな時に彼と一緒に歩いていて、いかにも女性らしい女の子が前の方から歩いてくる、そして彼の視線がそっちに行っている、っていうのを見た時に、「あなたどこ見てるのよ!」って自分が怒りだしてしまう。こんなことってあったりします。目の前から歩いてくる見ず知らずの女性に嫉妬してしまう。彼に対しては怒りをぶつけてしまう。

私のことはほったらかしなのにどういうことよ!って感じている時。

実はコレも、本来彼に言いたいことって、もっと愛し合いたい、もっと触れ合いたい、ということなんだけれど、恥ずかしくて表現できない、すると、相手待ちになってしまうんですね。

しかし彼の方も恥ずかしがり屋だとしたならば、お互い空気を読み合って、お互い相手が表現してくれるのを待って、でも期待通りに動いてくれない、っていう状況になってしまいます。

私のことはほったらかしなのに、あの子なら惹かれるのね…!っていう腹立たしさを感じるんだけれど、これって実は大きな誤解だというケース、びっくりするほどよく発生しています。

自分の望みを相手に伝えよう

解決策は、自分の望みを相手にちゃんと伝えること。

これは、上にあげたどのケースも同じで、相手に理解しやすいよう、伝わりやすいよう、伝える、ということが大切なんです。自分でわかっていても、相手に伝わらなければ意味が無いんですよね。

日本語って主語が殆どの場合で省略されるので、自分でわかって話していても、案外相手に伝わっていないことって多いんです。

自分が吐き出して発散してスッキリするためであれば、自分だけのマイルールで自分だけが理解したらそれで問題無いけれど、相手とコミュニケーションするため、相手と心の交流を持つための言葉は、相手が理解しやすい相手目線で伝える、これは現実的な問題を解決する上で、とても有効な方法ではないでしょうか。

心の領域で起こっていること

そうは言っても、なんだかなぁ…と感じたりはしませんか?

表面的にはわかるけど、気持ちがついていかない、納得できない、って想いになってもおかしくないかな、と思ったりします。頭でやった方が良い、ってわかっていることと、心で感じていることがいつも一致しているとは限らないんです、私たちは。

甘え下手

甘えたらいいじゃない、とか、お願いしたらいいじゃない、なんて言われて、

そんなことできていればとっくにやってる!

なんて思っていた時代があります。

甘えることに慣れていなかったり、子どもの頃に甘えられるような環境じゃなかった、甘えても親が忙しくてそれどころじゃなかった、むしろ迷惑がられた、なんて想いを持っていると、甘えることがとても悪いことに思ったり、甘えることで自分が悲しい想いをした、という経験した心の痛みを感じてしまい、甘えられない、という抵抗心や自分の中での禁止を感じたりするんですね。

それが今でも強く残っていると、それは簡単に人に甘えるなんてことはできませんよね。

しかし反対に、甘えることを抑圧している状態にもなっているので、甘えたい欲求が心の中に溢れかえっている、という状態でもあったりします。

だからこそ、自分が口にしなくても、相手がわかってくれても良いんじゃない?って強く思ってしまうんですね。だって自分はそうやって自分の甘えたい気持ちを押さえつけて、甘えない、相手(親・大人)に迷惑をかけない、ということを一生懸命空気を読んで気を使ってやってきた子供時代がありますからね。

自分でやってきたプライド

子供時代に一生懸命空気を読んで大人の顔色を伺って、なるべく自分で頑張って生きてきた、という過去があると、それだけの経験値ってちゃんとあるんですね。

だから大人になっても、同じようにちゃんとできている部分もあるし、自分の甘えたい欲求を抑え込む癖、相手の顔色を伺く癖ってしっかりついているんです。

社会生活では実はこういうスキルって、どこか高く評価されたり、社会人としてのまっとうさ、みたいなものとして役に立つんですよね。

しかし、距離が縮まるパートナーシップになると、それだけ頑張って抑圧してきた欲求が、なぜか不思議と溢れ出す、ということが起こります。

それがイヤでパートナーを作らない、とか、遠距離恋愛、とか、結婚しない(できない)という現実を作ってしまうことってあったりします。

自分としては、凄く葛藤しますよね。今までやってきたプライドもあるし、でも何故か自分の人生行き詰ってきている感覚も感じるし…

今までやってきたプライド、できていたことを否定する必要なんて全くないんです。
むしろ、その強さがあるからこそ、今のあなたが引き立ち、輝くんです。

負けた気持ちになる

たとえ相手がパートナーだろうと…むしろ相手がパートナーだからこそ、なのかもしれません、自分の弱さを見せると、負けた気になる、というイヤ~~~な気持ちが溢れかえるってこと、あったりします。

素直に甘える、お願いする、ってことを、命令口調だったり、自分が正しいと感じられる正論で伝えることは難なくできたとしても、甘えるとか頭を下げてお願いするとか…それはちょっと…と思ったりしませんか。

下手には出られない
負けたくない
弱さを認めたくない

みたいな気持ちがめちゃくちゃ上がってくる、という感覚。

なんでこんなことになるかというと、自分の無価値感が刺激されるんです。

子どもの頃に素直に甘えられなかった、受け入れてもらえなかった、という経験があったりすると、そんな自分って自分に価値が無いからダメなんだ、なんて誤解しやすいんですね。

自分に付加価値を付けるため、あれも頑張りこれも頑張り、なんてやっていると、今まで頑張ってきたプライドって大きくなります。それがある時は、そんな頑張ってきた自分が自分の価値として存在するけれど、また甘えるとなると、できない自分に戻ってしまったような気持ちになるんです。

パートナーだと特にね
相手に心を許してこその関係性ですよね、本来は。
だけど、相手に心を許すと、相手に手綱を握られたような気持ちになるんですね。
いわば、相手の決断1つで、自分は捨てられるかもしれない、ズタズタにされるかもしれない、なんて思うんです。

いつ捨てられてもおかしくない
いつズタズタにされてもおかしくない
この程度の価値しか自分には無い

なんて大きな誤解が自分の中に横たわっている

これが一番の問題なのです。

自分の価値をもう一度受け取ろう

あなたのパートナーは、そもそもそんな簡単にあなたを捨てたりズタズタにするような人なのでしょうか。
あなたのパートナーは、いつかあなたを捨てるため、ズタズタにするために、今あなたを飼いならしているのでしょうか。

もし本気でそう感じているのだとしたら、それは今すぐにでも、あなた自身をそのパートナーから解放してあげるのがあなたのためなのかもしれません。

しかし、本当はそうじゃない、と思う気持ちがあなたの中にあり、私も彼と仲良くしたい、もっといい関係を作っていきたい、と思っているのであれば、彼があなたを選んでいることを、もう一度しっかり受け取り直してみても良いのでは?

パートナーシップって、一方通行ではないんです。
2人がお互いを選んでいるから、パートナーでいられるんです。

あなたが彼を選んでいるように
彼もあなたを選んでいる。

あなたが彼をステキだと思って選んでいるように
彼もあなたをステキだと思って選んでいるんです。

あなたが自分の存在価値を無価値だと感じているならば
あなたの存在価値を一番認めてくれている人はあなたのパートナーなのではないですか?

相手に届く、お願い事の伝え方

相手に何かお願い事をしたい時、上から命令しても、多くの場合届きません。多くの人は、指図されたくない、命令されたくない、と思う気持ちが強く働くからです。

ではどう伝えるのか。

感謝を伝える
承認を伝える

これが大きなポイント。

特に男性は、女性の役に立ちたい、喜ばせたい、認められたい、という想いを持っています。
彼は、自分がどれほどあなたに認められて役に立ち、そして喜びになっているのか、それが感じられることがとても嬉しいんです。

慣れないと、面倒くさいと感じるかもしれませんし、絶対したくない、とも感じるかもしれません。
それは、先ほど挙げた心の領域での抵抗心が働いているのが大きな理由です。

心の領域での抵抗心は、自分の心に向き合い過去の傷を癒していくことや、自分の価値をもう一度受け取り直すことなど、カウンセリング、特にセラピーの力を借りて行っていくと比較的早く楽に変化を感じていただけたりします。

自分の心の抵抗が減ってくると、現実問題としてイヤな気分を味わっていた時間がグッと減ることを感じていただけるかと思います。

この辺りは、個別相談として、一度無料カウンセリングなどでお話しを聞かせてくださいね。

あなたとあなたのパートナーとの毎日が、今よりもっとラブラブで幸せな時間になることを、心より願っています。

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