自分の話ばかりしてしまいます。自分90:相手10、くらい。
親が大変でかまってもらえなかったからだと思います。
自分が不安に感じる気持ちを、人に、特にパートナーに何とかしてほしい、助けてほしい、と求めてしまいます。そんな自分が重たくて嫌われると思っています。
今日もブログにお越しくださり、ありがとうございます。カウンセリングサービス心理カウンセラー、青山リナです。
こちらのご質問は、先日の恋愛心理学講座「恋愛とコンプレックス」で受講生さんからいただいたご質問です。受講生さんの許可を得て、こちら取り上げさせていただいております。
自分が重たい、と感じていると、なかなか相手に対して素直な自分を見せることが難しくなってしまいますよね。素直な自分を見せるのが難しくなると、一緒にいても自分が疲れてきてしまって、イライラしてしまったり、我慢しているから余計に相手に対するニーズが出てくるってこともあったりして、なかなか関係性を続けていくのが困難に感じてしまいますね。
親へのニーズを見てみよう
子供の頃にかまってもらえず寂しい想いをしてきた経験が多いと、我慢する事が当たり前になってしまいますよね。その反面、ニーズだけはどんどん溜まって、親への不満を手放せなくなってしまったり、誰か甘えさせてくれる人が現れると、ドッとそのニーズが溢れ出してしまったりして、そんな自分自身にウンザリしてしまう、なんてことがあったりします。
私自身も長年そんなことを繰り返してきました。
子供時代にタイムスリップできれば良いのですが、なかなかそうもいかないのが実情ですよね。
実際にはタイムスリップはできませんが、感情だけでもタイムスリップしてみると、大人の自分だからこそできること、があります。
◆ あの時私はどうして欲しかった?
親にかまってもらえなかった具体的な出来事を思い出して、あの時自分はどうして欲しかったのか。どうしたら自分は満足したのか。それを小さかった自分に問いかけてみてほしいのです。
かまってほしかった。
この一言でも、人によって実は望むことって全然違うんですね。
お膝の上に乗せて欲しかった。
話を聞いてほしかった。
一緒にブランコであそびたかった。
本を読んで欲しかった。
大人の自分があの幼かった時の自分の声を聴いてあげる。それをしてみてほしいんです。
自分の声に自分が耳を傾けるってとっても大切です。
自分で聴けない声って、たとえパートナーや親に今望んでも、自分が何を求めている状態なのか分からないから、相手が何をしてくれても、あれも違う、これも違う、全然気分が良くならない!って癇癪を起こした状態になってしまうことってあるんですね。これをしている自分自身が一番自己嫌悪にも陥るし、不満は消えないし、とてもシンドイ状態から全然抜け出すことができなくなってしまいます。
自分の声に自分で耳を傾けた上で、痛みとして残っている傷は癒していくのが良いですし
今は親に求めることができないニーズが出てこれば、それは周りのいろんな人に分散してあちこちでかまってもらえる場所を作る、というのもとても役に立ちます。
1人の人に100かまってほしい、とニーズをぶつけて相手に重いと思われるより、100人の人に1ずつかまってもらえる環境ができれば、1どころか人によっては10でもかまってもらえるって場合もあるんですよね。
かまってもらえる経験が自分の中で溜まっていくと、どこかで自分自身が満足して、今度は自分がかまってあげられる番が来ます。
もらったものはそこで別の人に返していけばそれで良いんです。
パートナーとの関係を見てみよう
パートナーって鏡だと私は思っています。
自分がニーズを抱えている時、パートナーも同じように、パートナーのニーズを抱えていたりするものです。
自分が欲しいけどもらえない、と思っているニーズは、不思議とパートナーも同じように、自分が欲しいけどあなたからもらえている気がしない、と思っていたりすることって多いんですね。
片方がいつも面倒見る側、もう片方がいつも面倒みられる側、というように、自立と依存がパートナーの間で固定されてしまっている時、この関係をキープするのはなかなか大変です。
助けてもらいたい、と思うことが悪いことではないですし、
甘えることが悪いことでも無いんです。
何をどうしたらあなたの助けになれるのか
あなたがどう甘えたいのか
それは、パートナーにはわからないんですね。
どう何とかしたらいいのか
どう何とかしてほしいのか
ここは自分の声にまずは耳を傾けられると良いですよね。
その上で、○○してほしい、○○お願いしても良いかな?って相手に具体的にわかりやすく伝えるのはオススメです。
また、パートナーも同じようにニーズを抱えているとすると、パートナーの言い分やコンディションもあるでしょうから、望んだとおりにパートナーができなくても、それはあなたが悪いとかあなたに価値が無い、というわけではなく、パートナーも今は余裕の無い時なんだな、と受け止めてみてくださいね。
自分がダメだから、自分が価値が無いから、そんな風に自分を責める必要はありませんよ。
重い自分をさらけ出してみよう
自分が重い、と感じている時、重くない自分を一生懸命演じようとしてしまう、ということがあります。
重くない自分を演じるためには、ニーズを我慢したり、寂しかったり苦しかったりする時に無理やり明るく振る舞ったり、本当の自分の感情をひた隠しにする、という行動に出がちです。
その状態で相手に接すると、ハッキリ言って疲れますよね。
疲れると、1人になった時にどっと疲れが出てきたり、一緒にいる時間がだんだん苦痛になってきたり、一緒にいてもわかってくれない相手にイライラしてしまったり、という悪循環が加速されます。
パートナーは、あなたに我慢させたいわけではないんですね。
パートナーは、あなたを苦しめたいわけじゃない。
自分と一緒にいる、自分の愛する人が、自分と一緒にいることで我慢したり苦しんだりしている、と知ったら、パートナーはどう感じるでしょう?
きっと「自分は頼りにならないんだな。自分と一緒にいることで、愛する人を苦しめているんだな。」そんな風に思うとは思いませんか?
コンプレックスがある時、ダメな自分を補わなくては、と思い、いろんな補償行為をしてしまう、ということが当たり前の如く誰にでも起きます。
自分に自信がないがために、相手をコントロールしようとしてしまったり、相手よりも自分が上の立場のようなふるまいをしてしまったり、ということも多々起きます。
残念ながらこれは恋愛において、とてもマイナスに働いてしまうのです。
自分を隠して相手と付き合っている時、自分は上手く隠せているつもりだとしても、相手には隠している分だけ寂しさを感じさせます。
相手のためを思って、もしくは、相手に嫌われたくないがために、自分をさらけ出すことを遠慮する、ということをするのですが、これが関係を良くするどころか、相手を攻撃する形になってしまうことって実はとてもよくあるんですね。
相手に対して、
どうせこんな私のことなんて、あなた受け止められっこないでしょ!
あなたにとってこんな私は迷惑でしょ!
結局あなたは私のことを全部受け止められるほど大きな器じゃないわよね!
こんな評価を相手にしていることになるんですね。
もちろん、そんなことが言いたいわけじゃなく、ただ本当は自分が嫌われたくないから、という理由なんですけどね。
でも、自分を隠すって、要するに、相手を小さく見て相手の胸に飛び込まない理由を自分に作っている状態なんですね。
ニーズを相手に全部ぶつければいい、というわけではありません。
しかし、自分にはこんなニーズがあって、あなたに嫌われたくないから言えずに隠していた、ということは伝えてみても良いのではないでしょうか。
相手の余裕の度合いで、受け止めてくれるニーズもあるかもしれませんし、相手の余裕が無ければ受け止めることは難しいと感じるかもしれません。しかし、それだけ信頼して心を開いてくれているあなたを無下にするようなパートナーなら、あなたを大切にするステキな人はこの世界まだまだたくさんいるかもしれませんよ。
あなたの毎日が豊かで幸せでありますように。
心から願っています。
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