自分の望みに気付く

恋愛と仕事って似ているところがあるって思います。

自分が愛されてる、とか、ツイてる、って思う時って、
大好きな人との関係性が上手くいったり
トントン拍子に企画が通ったり上司に褒められたりお給料が上がったり

逆に、こんな私は…ってネガティブになっている時って
大好きな人との関係性に暗雲が立ち込めたり
どんなに一生懸命やっても全然職場で評価されなかったり叱られたり

負のループにハマり始めると、どうやって抜け出していいのかすらもわからなくなってしまったりします。

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【恋と仕事の心理学】はカウンセリングサービスのカウンセラーが毎日日替わりで皆さんの恋や仕事のバックアップができるよう、いろんな視点からの記事を発信しています。
青山は土曜日担当として、月1回投稿しています。

ネガティブなループにハマって、「どうせ私なんて上手くいかない、愛されない」そんな想いが心に溢れかえる瞬間ってあったりしますよね。

心のことを学んでいたって、
「どうせ私なんて上手くいかない、愛されない」なんて思っても良いこと無いってわかっていたって、
やっぱり感情が勝手に「どうせ」ってモードに入ってしまうこと、あるんです。

そんな時、自動的に
「どうせ私なんて上手くいかない、愛されない」なんて思っちゃいけない！
って気持ちも沸いてきたりして
自分で自分を叱りつける
だからダメなんだ！って自分で自分を否定する。

こうなると、ホント悪循環もいいところですよね。

わかっていてもやってしまう。
完全自動思考で勝手にやって、後から気づく。

そしてまた、あ～あ、って落ち込む。

私もやりますよ。
心理カウンセラーでもフツーにやるんですよ。

失敗を怖れている私たち

誰だって、できれば失敗なんてしたくない、って想いを持っています。

そりゃそうですよね、好き好んで失敗なんてしたくないですよね。

失敗は成功の基
成功は99％の失敗に支えられた１％だ
挫折を経験したことのない者は、何も新しいことに挑戦したことがないということだ

こんな言葉があったりします。

実際失敗自体がそれほど悪いものでも無ければ、
失敗することで得られるものがあるのも事実。

それでもやっぱり失敗したくない、って思うと、
失敗した時の言い訳、「だってどうせこんな私だもの、初めから上手くいくわけなかったのよ。」なんて予防線を張るようなことをしてしまったりするんですね。

上手くいく上手くいく！って思っていて、周りの人にも公言していて、
でも結果失敗してしまった
となると、なんだか恥ずかしい、示しがつかない、バカにされるかも、自分も傷つく

だけど、どうせこんな私にはムリですよ、上手くいきゃしませんよ、まぐれならまぁ…、って言っていれば
結果失敗したとしても、だから最初っから言ってたじゃないですか、どうせこんな私ですもの、って思える、痛手が少ない気がする。
もし万が一にでもいい結果が出たならば、それはそれでラッキー。

自分を守る予防線としていい具合に働いてくれるわけですね、この「どうせ私なんて上手くいかない、愛されない」ってやつは。

自分をハメる罠

しかし、リスク回避としては確かに役に立つような、「どうせ私なんて上手くいかない、愛されない」ってやつ。

「どうせ私なんて上手くいかない、愛されない」って呪文に自分がかかってしまい、自分がこの罠にハマってしまったりするんです。

大好きな人とお付き合いしたい、って時に
「どうせ私なんて上手くいかない、愛されない」
って呪文のように唱えすぎちゃって、本当に上手くいかない、愛されるわけないって信じ込んでしまう自分が出てくる。

自分がこの呪文にかかってしまうと
相手が自分に好意を持ってくれていたとしても、その様子は目に入らず、自分はどうせフラれるんだ、だってどうせ私は愛されないし、って想いばかりが頭いっぱいになって怖くなってしまったり、その恐怖心からくる緊張で、挙動不審のような自分が現れて、意図せず彼の前でとても不自然な違和感のある態度を取ってしまったり、という行動をしてしまうことって実は結構あったりするんです。

仕事でプレゼンを行わなければいけない、という場面では
「どうせ私なんて上手くいかない、愛されない」
という呪文にかかってしまうと、聞き手にジャッジされているような、上手くいくことを願われていないような、まるで自分がオオカミに狙われた子羊のような気分になってしまい、心が焦って何を話しているのか自分でも訳が分からなくなってしまって失敗に終わってしまう、という状況を作り出してしまったりします。

まさに、思考は現実化する、という状態。
残念ながらこれは、ネガティブな思考がネガティブな現実を作り出してしまうケースです。

こんな私にだからこそ！

私たちは幸せを望んで、幸せになりたいって思うんだけど、どうしても過去の辛い経験や痛みを意識していなくても引きずってしまうことってあるんですね。

同じような苦しみを味わいたくないですし、またあんな痛みを感じたくない、って思うんですね。当然のことですよね。

大切な自分を出来る限り自分で守ってあげたいって思うものです。

「どうせこんな私だから…」ってネガティブな予防線を張りたくなるんですけど

まずはこの「どうせこんな私だから…」って自分に予防線を張ろうとしていることに気付いてみてください。

そして、気付いたら、気付いた自分を「気付いたワタシはエライ！」って自分に伝えてみてください。
本気でそんなこと思えない、って思ってもいいです。

「そうしろって書いてあったから、とりあえずその通りにやってみた。」

それで大丈夫です。

そしてね、もう１つ。

どうせ…どうせ…どうせ上手くいくのかもしれないし
こんな私だからこそ、何かできることがあるのかもしれないし
こんな私だからこそ、良いのかもしれないし

って、「どうせ…」とか「こんな私…」に続く言葉を変えてみませんか。

とっさに「どうせ…」って口をついても「こんな私…」ってポロっと出てきても大丈夫！

自分で自分にかけた呪文なら、解くのも自分でできるんです。

どうせ…きっと上手くいくんだ！
こんな私だから…好かれるのかも、愛されるのかも！

そんな新しい呪文に変えてみてください。

自分の本当に望んでいたことって何だった？

自分をハメる罠に気付いて、

どうせ…きっと上手くいくんだ！
こんな私だから…好かれるのかも、愛されるのかも！

と、新しい呪文を自分に唱えることに慣れてきたら思い出してみてください。

自分の本当に望んでいたことって何だったっけ？

失敗を怖れている時って、失敗しない方法ばかりが目に入ってきます。
失敗しない方法が一番いい選択肢に思えるものです。

だけど、それは失敗しない方法であって
自分を豊かに幸せにする方法ではなかったりします。
自分を満たす方法ではないんです。

だとしたら、自分が本当に望んでいたこと

私にとっての幸せってなんだったっけ？
私が心身ともに満たされるってどんな状況だっけ？

という問いを、改めて自分に問いかけてみてください。

自分が無理せず、でも楽しく心地よく、幸せに満たされる、そんな感覚を思い出しやすくなっているはずです。

あなたの最高の幸せが実現することを、心の底から応援しています。