私たちは誰しも、ネガティブな感情、イヤな気分で心がペシャンコになりそうな瞬間があります。
失敗したときに「自分は何をやってもダメだ」と思ったり
他人と比べて「自分は価値がない」と感じたり
怒りや嫉妬などの感情が湧いてきたとき、それを隠そうとしてしまうこともあります。
そんな自分に出逢うと、自分にもっとダメ出しをしたり、自分を責めたり、もしくは相手が悪い、あの人がいるから!と人のせいにしてみたりすると、余計自分の気分が悪くなってしまう、っていうことが起こるんですね。
今日はそのネガティブ感情を自分の力に変えて、恋も日常も、ステキにスムースにしていく秘訣をお伝えします!
今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。
もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学
今日も必要な方に届きますように。
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青山は土曜日担当として、月1回投稿しています。
溢れた「ごめんなさい」
※ 以下の内容はご本人に了承を得て書いています。
ある女性Aさんは、職場でミスをしてしまいました。そのミスが同僚や上司に迷惑をかけたことで、Aさんは深く落ち込み、「私は本当に役立たず」と思い込むようになりました。
「私は本当に役立たず」と自分を責めていると、何もかも嫌になってしまいます。嫌になってしまうどころか、また失敗してしまうんじゃないか、また迷惑かけてしまうんじゃないか、みんなはこんな役立たずの私と仕事をしたくないに違いない、という想いが大きくなってしまい、毎日が憂鬱になってしまいました。
仕事を頑張ろうとしても空回りで全然上手くいかず、職場での人とのコミュニケーションも怖くなってしまって、何かあれば「すみません」「ごめんなさい」ばかりが自分の口から発せられるようになってしまいました。
その結果、仕事へのモチベーションは下がり、仕事へ行くのが苦痛になってしまいました。
そんなAさんは、カウンセリングに来られ、ご自分の感情と向き合うことを始めました。
誰でも「こんな自分はダメだ」「私は本当に役立たず」「あの人はすごいのに私は全然ダメ」「どうせまた上手くいきっこない」そんな自分へのダメ出しや、上手くいく未来が全然見えない、ということって起こるんですよね。
しかもこういう時って、元気がなくなっていたり、気分が落ちているので、何をやっても全然上手くいかなかったり、立て続けにイヤなことばかりが起きたりして、どんどんと良くない方向へ進んでしまっているように思うんですね。
そうなると、自信も無くなるし、気分は憂鬱だし、立ち直れない気分になってしまいます。
こんなループにハマる時って、自分の脳内、自分を責める言葉で溢れかえっていることに気付いているでしょうか?
「上手くできなくてごめんなさい」
「こんな私でごめんなさい」
「役に立たなくてごめんなさい」
そんな誰に充てているのかもわからない「ごめんなさい」で自分の中が溢れかえっていたりするのです。
ネガティブな自分を認めて受け入れる
誰だってステキな自分でいたいものです。
愛を感じている自分に出逢えば嬉しいです。
愛を感じていない自分に出逢うと気分が良くない。
優しい自分に出逢えば優しい気分になります。
優しくない自分に出逢うとイライラしてしまったりします。
愛を感じられない自分、優しくできない自分、そんな自分も、自分の一部なんですよね。
体調が悪かったり、余裕が無かったり、気持ちが落ち込んでいたり、そんな時って、いつもより愛のセンサーが落ちていたり、優しくする余裕なんて無かったりするんです。
誰にでも起こることで、当然のことでもあるんですよね。
でも私たちはみんな、心根がとても優しいんです。
愛のセンサーが落ちて、愛を感じにくくなっていたり、人に優しくする余裕が無くなっていると、そんな自分を徹底的に責めます。
「こんな自分はダメだ」「私は本当に役立たず」「あの人はすごいのに私は全然ダメ」「どうせまた上手くいきっこない」
自分にダメ出しをする形で、自分を責めるのです。
時には人に向かって「あなたはダメな人!」「あなたは役に立たない!」「あの人はすごいのにあなたは全然ダメね!」「どうせまた上手くいきっこないわよ!」と、人を責めているかもしれません。
でもこれって、人を責めているようで、実は自分を責めているんです。
目の前にいるのは相手だけれど、その相手は自分の鏡。
相手を責めている時って、自分を責めている時と同じように、いい気分じゃないですよね。
心の中で「ごめんなさい」を繰り返しながら相手に映っている自分を責めてしまうのです。
そんな自分に必要なのは、自分を許す、ということ。
ネガティブな気持ちになってしまっている自分自身を、
「私は今ネガティブな気持ちでいっぱいなんだな」って認めてあげること。
「そっかそっか、こんなにネガティブな気持ちでいっぱいになるほど自分を責めていたんだな」って受け入れてあげること。
「ネガティブな私、ヨシヨシ、大丈夫だよ」って抱きしめてあげること。
今まで散々、「ネガティブになっちゃダメ!」って自分を否定して叱責してきた分、「いいよいいよ、大丈夫だよ、ネガティブになる時だってあるよね」って自分を受け止めてあげてみてください。
こんな言葉が有効
今の私は落ち込んでいるけど、それも私の一部だよ。
ミスをしたことは事実。でも大丈夫、私は成長し続けているよ。
誰にでも失敗はあるよ。
感情を感じることは生きている証拠だよね。
私はこの経験からちゃんと学べる。
完璧じゃなくても、私は十分価値があるよ。
怒りや嫉妬も大事な感情。私の一部だよ。
私は私のペースで進んでいいんだよ。
他人と比べる必要はない。私は私。
私はこの困難を乗り越える力を持っているよ。
恋愛におけるネガティブな自分の影響
恋愛の中でも、ネガティブな自分を認めることができると、恋愛が良い方向へ進みやすくなります。
自分が失敗をして自分を許せず責めることしかできないと、相手の同じような失敗に対しても厳しくなります。自分を責めるのと同じように、相手の失敗も責める気持ちが自動的に働きます。
たとえば、約束を忘れたパートナーに対して「なんで約束守れないの!?」「そんなこともできないの!?」「もうあなたのことなんて信用できないわ!」「最低ね!」というように、とても強く責めてしまうことがあります。
自分が約束を忘れてしまった時も、心の中で自分を最悪な人間だ、と責めているはずです。そして、自分が約束を忘れてしまったとしたら、人からこのくらい酷く叱責されるに違いない、という恐れや不安があることが少なくありません。絶対許されるわけがない、自分はそのくらい酷い罪を犯したんだ、と感じているのです。
しかし、実際のところ、どうでしょう?今まで何か失敗をしたことはありませんでしたか?
今までの恋愛で、デートに遅刻してしまったとか、約束を忘れてしまった、とか。相手は「大丈夫だよ、気にしないで」なんて言ってくれたことは無かったでしょうか?
あったのだとしたら、自分では酷い罪を犯したと感じていたとしても、相手は許して受け入れてくれているわけですよね。相手にとっては「最低」な行為ではなく、「許すに値する小さなミス」なのです。それどころか、いつも遅刻したり約束を忘れたりしないあなただとすると、遅刻してしまう程、約束を忘れてしまう程、疲れているのだろうか?なんて優しく気遣われたりするかもしれませんよね。
自分の失敗を受け入れ、「誰にでもミスはある」と考えられるようになると、相手の失敗も受け入れやすくなります。自分に優しくすることで、自然と相手にも優しく接することができるのです。
ネガティブな自分を受け入れることの大切さ
ポジティブな方がいい、ポジティブになろう!という世の中の流れがあったりもします。
確かに、ポジティブな面を見ることで、心が上向きになることも事実です。
しかし、ネガティブな感情や自分自身を否定して、蓋をしまうと、結果、自分の心に大きなストレスを与えたままの状態になり、笑顔が減り、幸福感が減り、イキイキとした生活から遠ざかってしまいます。
感情は、ポジティブな感情もネガティブな感情も、振り子のように同じだけ感じるものです。
ネガティブを閉じ込めると、ポジティブも同時に閉じ込めてしまうことになってしまうのです。
ネガティブな感情を感じている自分自身を「悪いもの」として蓋をして閉じ込めてしまうのではなく、「自分の一部」として受け入れると、不思議と心が軽くなります。
ネガティブな自分を認めることは、豊かで幸せな毎日への第一歩です。
まずは自分に優しく、どんな感情も認めてみてください。ネガティブな感情もまた、あなたがより良い自分へと成長するための大切な一部なのです。
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