劣等感・コンプレックスの克服

心理カウンセリングの現場でよく耳にするのが、「劣等感」に関する悩みです。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

30代の女性Aさんは、職場の同僚が次々と昇進するのを見て、自分が取り残されているように感じていました。彼女は「自分はダメなんだ」と自己否定に陥り、劣等感が心を支配していました。しかし、話を深く掘り下げていくと、彼女が抱えていたのはただの自己否定ではなく、「私ももっと成長したい」「役立つ存在になりたい」という強い思いが裏にあることが分かりました。

このように、劣等感は往々にして「伸びたい気持ち」の裏返しでもあります。比較して落ち込む自分に気づくとき、そこには「もっとこうなりたい」という心の声が隠れているのです。

※ご本人の許可をいただいて掲載しています。

目次

劣等感の再解釈

劣等感が生まれる背景には、多くの場合、他者との比較があります。

比較をする理由

劣等感が生まれるのは、自分にとって「重要」と感じるテーマに対して、他者と比較をした結果、満たされない気持ちが出てくるときです。

例えば、音楽に興味がない人は、他人がどれだけ上手に演奏しても「羨ましい」と感じることが少ないでしょう。しかし、自分が好きな分野や目標が関わる場合、他人と比較することで強い感情が動きます。

この「比較」は、劣等感を感じさせる一方で、自分が何を大切にしているのかを知る手がかりにもなります。

その感情の意味

劣等感は、ただ「自分が足りない」と感じるネガティブなものではなく、自己理解への鍵とも言えます。

感じる対象がどうでもいいものであれば、そもそも劣等感は生まれません。これが「感情の意味」であり、劣等感が指し示すのは、「ここに可能性がある」というサインでもあります。

このサインを受け取ることで、自分の成長意欲や、本当に求めていることに気づくことができます。

劣等感の裏にある可能性

勉強

学校や資格試験で、他の人が良い成績を取ると「自分は無理だ」と感じることがあります。この感情の裏には、「もっと理解したい」「成功したい」という願いが隠れていたりします。

もしかすると、それ以上に、その学問や資格を取得した先に本当にやりたいことがあるのかもしれません。

昇進

同僚が昇進するのを見て、自分は足りないと感じるとき。それは、単なる嫉妬ではなく、「自分も評価されたい」「貢献したい」という強い気持ちの現れかもしれません。

昇進して認められることで、身近にいる誰か大切な人を幸せにしたい、幸せにできる、と感じているのかもしれません。

美しさ

他人の外見を見て「羨ましい」と感じることは多いですが、この感情の裏には「自分らしく魅力的でありたい」という願いが隠れていたりします。

本当はファッションが大好きだけど何かの理由で諦めていたり、芸術的なことが好きだけどできない環境にいたり、自分が輝ける場がない、と感じているのかもしれません。

結婚

周囲が結婚していく中で取り残されたように感じる場合、それは「安心感や幸せを得たい」という願望の現れです。

自分にはムリだ、手に入らない、と思えば思う程劣等感は強まりますが、本当の気持ちは、あったかい場所を作りたい、誰かを幸せにしたい、という強い願いが心の奥にあるのではないでしょうか。

このように、感情の裏に隠れた願いや目標を探ることで、劣等感を成長へのステップとして活用できます。

自分の可能性を見つけるステップ

劣等感をただの苦しみとして捉えるのではなく、それを成長のきっかけに変える方法を考えてみましょう。

劣等感の正体を見つめる

自分がどんな場面で劣等感を感じるのかを書き出してみましょう。

そして、その背景にはどんな願望や思いがあるのかを深掘りしていきます。

劣等感自体はあまり嬉しい感情を感じるものではないので、最初は無理に掘り起こさず、1つに絞ると良いかもしれません。そして、おススメは、人とやることです。1人でやっているとネガティブな気分になりやすいですし、今までの自分の見方のパターンで、「悪い」「足りない」「ダメ」から抜け出しにくいです。慣れてきたら1人でもできますが、カウンセラーなどを付けることがおススメです。

目標(ビジョン)に変える

劣等感を感じるポイントを、自分の目標に変えてみましょう。

自分の中の劣等感の下にある「本当は望んでいる」願いを拾い上げていく作業です。

最初にご紹介したAさんの場合は、「周囲に負けない自分」ではなく、「自分の得意分野で貢献する」という新しい目標を立てることで前向きな意欲に転換しました。

小さな成功体験を積む

劣等感を克服するためには、小さな行動を積み重ねることが大切です。

大切なのは、「本当はやりたいのにできない」と思っている『本当はやりたい』という自分の内の想いをすくい上げること。やりたくないことをいくら続けても、苦痛で嫌になるだけなんですよね。

そして、一気にエンジン全開にして、一発逆転を狙おうとしないこと。頭ではそんな勢いが一番楽に自分を変えてくれるって想いがち。だけど心は急激な変化に拒絶反応を起こしやすいんです。

小さな行動、小さな一歩で大丈夫。

小さな進歩が自信につながり、その自信がさらに次の行動を促します。

最後に

劣等感やコンプレックスを感じるって嫌なものです。

それでも、劣等感を感じる自分を責めるのではなく、その感情の裏に隠れている可能性を一緒に見つけてみましょう。

Aさんは、「劣等感」という感情の正体に気づき、それを成長のエネルギーに変えることで、職場での新しい挑戦に踏み出しました。

あなたも自分の中に眠る可能性を信じてみませんか?劣等感は、あなたが成長したい、今よりもっと良くなりたい、と願う証です。その気持ちを大切にしてみてください。そして、一緒に小さな一歩から、踏み出しましょう。

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