ひとりでできちゃう自立女子のための、自立を手放す第一歩

ひとりで何でもできちゃう自立女子はカッコイイ！たくましい！

でもそんな言葉、もう聞き飽きた、ウンザリ、なんて思っていたりもしませんか？

たとえば家の電球を取り替える。
はっきりいって自立女子にとってはそんなの簡単。
できないって、意味わからない。
そんなことくらい誰だってできるでしょ？

なんて思っちゃう。

だ・け・ど・・・！

できるからってなんでいつも私ばっかりやらなきゃいけないの！？

とも思ったりする！

特に、女の子が「できな～い！」なんて言っていれば、関わらないでおこう、なんて思ったり。
でもまさかの男が「やったことない、できない…」なんて言い出した日には…「はぁ？？？」

みたいなね。

「甘ったれるな！」

って叫びたくなる。

そんな自立女子、案外少なくないのでは？

でもそんな自立女子、意外と自分でも気づいていないくらい繊細だったりもする。

そもそも何でそんなに自立したのか。

自立って、良いことではあるんだけれど、過剰に自立しすぎると、自分の弱さを絶対に見せられなくなる。
そんなもの見せたらこの世の終わり、くらいに思ってしまう。

だけどその反面、すごく弱い自分をどこかで感じているから、
そんな自分を受け入れて欲しいと強く願う。

そして普段過剰に自立しているからこそ
自分の弱さを受け入れてくれそうな人には過剰に依存してしまう。

でもこの依存心、絶対に認めたくない、って感じている自分もいたりする。

だってそんなものを自分で認めてしまったら、自分が崩壊してしまいそうに感じるから。

そのくらい、幼い頃、「依存しちゃいけない」「甘えちゃいけないんだ」って思って
一生懸命自分の足で立とうとした時代があったはず。

必死で自分の事は自分でやらなきゃ、って思った時代があったはず。

本当は、まだまだ大人に甘えたかったはずの時代に。

甘えちゃったら
依存しちゃったら
自分が痛い目に合う、っていうのを実感した辛く悲しい時代があったはず。

もうあんな目には合いたくない。
二度とあんな辛く悲しい想いはしたくない。

そう思ったから、弱さを封印して、甘えたい気持ちを封印して、
なんでもひとりでできる子になろうと頑張ってきた。

違うかな？

本当はとても賢くて、
本当はとても繊細で、
本当はとても弱くて、

でも今更そんな自分、どうやって見せたら良いのか
そもそもそんな自分、今更認めたくもない

だってそんなの認めちゃったら
負けてしまう…

何と戦っているのかすらもわからないけど
負けてしまう…

だからもう、仕方ないのよ、今更。

そんな風に自分を慰める。

慰めるんだけど、心は晴れない。

もう何年も、何十年も、そうやってやってきた。

ひとりで何でもできちゃう自立している女性はとても美しい。
キリッと冷たい空気の中でも美しい花を咲かせられる強さがある。
とても洗練された誇り高い気品。

それはきっとこれからも無くなりはしない。

でももし、「ひとりに疲れた」って思う気持ちがあるのなら
私からの提案は

自分の中の、依存したい気持ち、を認めてみてはどうでしょう？

依存したい気持ちが溢れていたっていい。
ホントはすご～～～～く甘えたい気持ちがあってもいい。

そんな気持ちを山のように抱えていて、でも上手くできなくたっていい。

自立している自分も
自立できない自分も
両方自分で
それでいい。

きっとそんな自分を、自分の中で認識して、
「あぁ、いるな」
って思えたら、きっとこれからの未来は、今までとは大きく変化していくはず。

どんなあなたも
愛おしい素敵なあなたです。