「あの人にだけ、なぜかイライラする」
「わかってるのに、つい同じことを繰り返してしまう」
そんな経験、ありませんか?
自分では冷静なつもりなのに、特定の相手の前では心が乱れたり、
気づけば同じような人間関係のパターンを繰り返していたり。
その“クセ”の正体こそが、あなたの中にある潜在意識です。
今回は、心理学の視点からこの「潜在意識の仕組み」を紐解いていきましょう。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。
もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学
今日も必要な方に届きますように。


「どうして私は、同じことでイライラしたり、モヤモヤしてしまうんだろう?」
そんなふうに感じたことがあるあなたへ。
今回のテーマは【潜在意識と無意識がつくる“心のクセ”】。
私たちの行動や感情の多くは、無意識のうちに潜在意識に左右されています。
その影響は恋愛だけでなく、職場や友人関係、日常のささいな選択にも密接に関わっているんです。
この6回シリーズでは、潜在意識のしくみをやさしく紐解きながら、
「なるほど、私の反応ってこういうことだったんだ」と気づけるヒントをお届けします。
気づくことで思考が変わり、行動が変わり、毎日を少しずつ軽く、心地よくすることができるのです。
恋愛に限らず、日常のあらゆる場面で役立つ内容なので、
「これ、私にも当てはまるかも」と感じた方に、きっと響くテーマです。
■ 潜在意識は「心の自動運転モード」
たとえば、初めて車を運転するとき、
ハンドルやブレーキ、ミラー確認など一つひとつに意識を集中しますよね。
でも慣れてくると、ほとんど考えなくても自然に操作できるようになります。
この“慣れ”の部分こそ、潜在意識が働いている証拠なのです。
潜在意識とは、私たちが意識していない心の動きの領域。
心理学では、
意識できる部分(顕在意識)はたった5%以下、
残りの95%以上は無意識(潜在意識含む)が支配していると考えられています。
つまり、私たちの言葉や行動、選択のほとんどは、
「自分では気づいていない心のプログラム」によって動かされているんです。
■ 「潜在意識」と「無意識」はどう違うの?
ここで少し整理しておきましょう。
心理学では、無意識(unconscious)という言葉がフロイトによって提唱されました。
それは、私たちがまったく意識できない心の奥深い領域のこと。
抑圧された感情や過去の傷、思い出したくない体験などが眠っています。
一方、潜在意識(subconscious)は、その無意識の中でも“気づこうと思えばアクセスできる部分”。
たとえば、「つい人の顔色をうかがってしまう」「なぜか同じタイプに惹かれる」など、
意識すれば「そういえば、いつもそうだな」と気づける領域なのです。
言いかえると
潜在意識は、意識と無意識の“橋渡し”をする心の領域。
無意識ほど深くはないけれど、確実にあなたの行動を左右している部分。
なのです。
■ 「なぜあの人にだけイライラするのか?」の心理メカニズム
たとえば、あなたが職場で特定の同僚(Aさん)にだけモヤモヤしてしまうとします。
言い方が冷たいとか、上から目線に感じるとか。
他の人に、「それ間違ってるんじゃない?」って言われても、
「あ、そうかも」くらいで済むのに、
Aさんに言われると、何故かカチンとくる。
この「Aさん限定で反応する」ってところが、ポイントなんです。
表面的には「私はAさんが嫌いだから!」って思うかもしれません。
でも、その“嫌い”の奥を少し覗いてみると、
実は別の感情が隠れていることがあります。
潜在意識の中でAさんの存在が“過去の誰か”と重なってるから、
無意識に心が防衛反応を起こしているんです。
たとえば、
- 昔よくダメ出ししてきた上司
- 厳しかった親
- 自分を見下してきた誰か
そういう人たちへの未消化の“感情の記憶”が残っていると、
Aさんがそのスイッチを押してしまうんですね。
だから、「なんでAさんにだけモヤモヤするの?」の答えは、
「Aさんそのものが問題というより、Aさんを通して“昔の痛み”が呼び起こされてるから」なんですね。
つまり、あなたの潜在意識が反応している、ってことなんです。
その人の態度や言葉が、過去の体験の記憶とつながっているからです。
- 昔の上司や親に言われて傷ついた言葉
- 我慢してきた感情が無意識の中に残っている
すると、似たような状況や言葉に出会ったときに
「今度こそ傷つかないように!」と潜在意識が守りの反応を起こします。
潜在意識は、いわば「もう痛い思いをしないように」と、
あなたを守ってくれている存在なんですね。
だから理屈では「大したことじゃない」と思っても、
感情が先に反応してしまうんですよね。
まるで体が勝手にブレーキを踏むように、
心も自動的に守りの反応を起こすんです。
これが、潜在意識の“防衛プログラム”なのですね。
■ 投影という心の働き
心理学では、これを「投影」と呼びます。
私たちは、自分の中にあるけれど見たくない感情を、
無意識のうちに相手に映し出すことがあります。
たとえば、
自分の中にもある「人に弱みを見せるのが怖い」という気持ちを、
「なんであの人は素直にならないの?」というイライラとして感じる。
あるいは、
自分が本当は「もっと認められたい」 「注目されたい」と思っているときに、
SNSで自己アピールしている人を見て、
「なんかあの人、必死だよね」と批判的に感じることもあります。
また、
自分の中に「失敗したくない」 「完璧でいなきゃ」という思いが強いと、
のんびりしている同僚や、マイペースな友人を見て、
「どうしてもっとちゃんとやらないの?」とイライラすることも。
相手が悪いわけではなく、あなたの中の抑えたままの感情が反応しているだけなんですね。
つまり、潜在意識に気づくことは、
相手を責める前に「自分の内側にどんな感情があるんだろう」と見つめるチャンスでもあります。
■ 潜在意識に気づくと、思考を変えられる
ここで大切なのは、潜在意識に“気づく”こと。
気づくことができれば、少しずつそのパターンを変えていけます。
たとえば、
「どうせ私なんて…」という思考に気づけたら、
「私は私なりに頑張ってるじゃん」と言葉をかけ直すことができる。
この小さな“言い換え”の積み重ねが、潜在意識のプログラムを書き換える第一歩なのです。
潜在意識は、あなたを守るために働いている部分だから、無理に変える必要はありません。
ただ、「もうこのパターンはいらないかも」と思ったときは、
その自分の思いに気づいてあげて、頑張ってきた自分を認めてあげるだけでいいんです。
■ 思考が変わると、行動が変わる。行動が変わると、現実が変わる
潜在意識に気づけるようになると、
これまで自動的に反応していた場面で、少しだけ“間”を取れるようになります。
たとえば、
「またあの人にイライラしてるな」→「あ、私、何か怖さを感じてるのかも」と気づける。
それだけで、感情に飲み込まれずに選択できる余裕が生まれます。
思考が変わると、行動が変わる。
行動が変わると、毎日が変わっていく。
潜在意識の理解は、現実を変える第一歩です。
■ 次回予告
次回は、「人に合わせすぎる心理の裏側」について。
なぜ私たちは、無意識のうちに“好かれる自分”を演じてしまうのか?
そこにも、潜在意識の“守りのプログラム”が関係しています。
自分らしくいながら人とつながるために、
次回はそのメカニズムをもう少し深く掘り下げていきましょう。
この【潜在意識と無意識がつくる“心のクセ”】シリーズは、毎週火曜と金曜、全6回のシリーズでお届けしています。
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