気持ちの整理ができない理由|思考の渋滞をほどく“心のアウトプット”方法

最近、モーニングページ、というのを書いているんです。

モーニングページっていうのは、
朝いちばんに頭に浮かぶことを、3ページ分ひたすら書き出すというシンプルな習慣です。

でね、ペンを持ってノートに向かうと、
ノートを開いたまま手が止まってしまう日があるんです。

書くことがないわけじゃないんです。
むしろ、頭の中には無数の言葉がざわざわしているんです。
「今日これしなきゃ」「あれどうなったっけ」「あの人どうしてるんだろう」
ずいぶん前の後悔や、やろうやろうと思っていてまだ手を付けられていなかったことまで浮かんでくるんです。

モーニングページを続けて気づいたのは、
“手は止まっていても、思考は動き続けている”ということ。

言葉は浮かんでいるのに、なぜかノートには落ちてこない。
その背景には、自分でも気づかない“ジャッジする癖”があるんですよね。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

目次

手は止まるのに、思考は走り続ける理由

人は誰にも見せないノートにすら、なぜか「いい感じの自分」を出したくなるってこと、あるのかもしれません。

汚い感情、幼い感情、みっともない感情を紙に書いたら、
“本当にそういう自分だと認めることになる”気がして怖くなるからかもしれません。

より良き自分であるためにはこうあるべき、
そんな人からの「こうしなさい」「ああしなさい」が無意識的にしっかりブレーキをかけるからなのかもしれません。

だからつい、「これは書いていい」「これは書かないほうがいい」と
無意識で選別してしまうっていうことが起こるんです。

書けないんじゃなくて、“出さないようにしている”だけ。
その結果、思考や感情は頭の中で渋滞し、よけいに疲れていくんです。
アウトプットは、その渋滞をゆっくりほぐす作業なんだと思うのです。

無意識のジャッジが心の流れを止める

そして、実は、手が止まる日ほど、心の奥ではたくさんの声が動いていたりします。

しかし、
「こんなの書く必要ないよね」
「こんなこと考えてるなんて知られたくない」
「もっと書くべきことがあるはず!」
そんなふうに自分をジャッジすると、手はピタッと止まってしまいます。

アウトプットとは、
“自分の内側をそのまま認める練習”でもあるんですよね。
だからこそ、書けない日には、
「私はいま、何を怖れているんだろう?」
「何を見ないようにしているんだろう?」
と自分に尋ねてみると、心の動きがゆっくりとほどけていったりするんです。

自分を責めてしまう人が抱える“隠れた怒り”

嫌なことが起こった時、
「どうせ私が悪いんでしょ」と思ってしまう人ほど、
実はその奥に怒りを抱えているんです。

「私をこんな気持ちにしたのは誰?」
「どうしてあんな態度を取ったの?」

相手が特定できてなくても、怒りはちゃんと心に存在しているんです。

だって、人は自分ひとりではそこまで傷つかないんですよね。
誰かに触れられたから痛みが生まれる。

しかし、怒りを外に向けることって、とても怖いことだって感じてしまうんですよね。

「怒るなんてよくない」
「人のせいにするなんて卑怯」

怒っている誰かを批判すればするほど、
自分の中に感じるほんの小さな怒りも悪だと感じてしまう。

だから、怒りを封じて
「全部私が悪い」と変換してしまうんです。

人に怒りを向けている人も
自分に怒りを向けている人も
怒りがあるってことに関しては、実は同じなんです。

怒りに気づくことは、攻撃ではなく“誠実さ”

そしてね、大事なのは、
怒りに気づくことは、誰かを攻撃することではありません。
もちろん、誰かに怒りをぶつけることを勧めているわけでもありません。

むしろ、
「私はあの時、本当に傷ついた」
という事実に誠実になること。

自分自身に誠実でいることなんです。

怒りをしまい込むほど、心の中には“我慢”が溜まっていきます。
その我慢は、多くの場合“自分を守るため”の行動でもあるんです。

嫌われないように、面倒な人と思われないように、
自分を守ってきたのですよね。

そう思うと、
「我慢してきた自分って、本当によく頑張ってきたよね」
と優しく言えるようになるって思いませんか?

自分の心に気づくと、他人にも伝わりやすくなる

自分の怒り、悲しみ、望みを理解できると、
人との関わりも自然と変わるんです。

自分が何を求めているのかが見えると、
言葉にして伝えられるようになります。

自分が自分の味方でいられるほど、
他人にも理解してもらいやすくなるんです。

だってコーヒーショップでレジの前で立っているだけでは何もほしいものは出てきませんよね。
ラテが欲しかったら、「ラテください」って言わないと出てこないんです。

アウトプットする力は、
自分自身を知るだけではなく、
“人とつながりやすくなる力”でもあるんです。

アウトプットは心の詰まりをほぐす小さなセラピー

思考のアウトプットは、ただの習慣ではなく
“心の詰まりをほどく自己セラピー”でもあるんです。

ぐちゃぐちゃの気持ちでもいいんです。
まとまらない言葉でもいいんです。

紙の上に自分の中から出てきた言葉を一つ一つ置いていくだけで、
心の奥で固まっていたものが少しずつゆるんでいくのを感じるはずです。

手が止まる日があっても、心はちゃんと動いています。
思考もぐるぐる回っています。
だって思考は1日に6万回も動いている、なんて言われているくらいですからね。

誰かに興味を持って誰かを知っていくように、
より自分に興味を持って自分の声を聴いてみませんか。

一緒に取り組んでいきましょう。

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