私たちは、誰かを理解するため、それだけのために、自分に苦しみを課す

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

もしあなたが今、何か苦しい想いをしているのだとしたら
それは一体何のためなのでしょう？

心理学では、「罪悪感」という言葉を使うことがあります。

それは、私は罰を受けるにふさわしい、罪深い人間だ、という想い。

誰かがあなたに罰を与えるわけではありません。
あなた自身が、どういうわけか、

「私は罰を受けるのにふさわしい、罪深い人間だ」

と感じていらっしゃる、ということ。
感じている、と言っても、わかりやすく表面意識で感じていれば良いんですけどね。
殆どの場合、そんなことを感じていることすらわからないくらい、「私そんなこと思っていません！」と思われるでしょう。

でも、現実的には苦しいことが起こっているとするならば、なぜそのような苦しみにあなた自身を置くのでしょう。

目に見える現実としては、

夫が！
彼氏が！
職場の○○さんが！

という、相手が私を苦しめる！という状況ですよね。

物理的、物質的には、私を苦しめる相手がちゃんといるんです。その人たちさえ私を苦しめることを止めてくれたら、私の世界は良くなるはずなんですよね。

でも、心の世界では、現実で起こっていることは、私の心が映し出されている、なんて考え方をします。
起こっていることは、私が望んでいることだ、という考え方をします。

あなたが苦しみの中にいるのであれば、
あなたが何故か、自分自身を罰せねば、と思っている気持ちがどこかに潜んでいる可能性が高いのですね。

それほどまでに自分を罰せねば、と思う気持ちは一体どこから来るのでしょう？

「私は誰かを救いたかった」という想いはありませんか？

例えば、
子どもの頃に両親が離婚した。
両親が離婚したのは、両親の問題です。でも、優しい子供は思うのです、「私がもっとお父さんお母さんの言うこと聞いていたら、お父さんもお母さんも、もっと仲良くしてくれていたのかな？」なんて。
子供に責任なんてありません。子供のせいなんかでは無いのです。でも、優しい子供は思うのです。私が悪かったんじゃないか？って。

そんな優しい子供が大人になると

恋愛が上手くいかなかったり
結婚しても夫婦関係が上手くいかなかったり
しまいには離婚してしまったり

なんてことが起こります。

恋愛が上手くいかないのも
結婚して夫婦関係が上手くいかないのも
離婚してしまうのも

言葉にしてしまえば一言ですが、
その間に起こる出来事、そこで感じる感情、それは本当に苦しく辛いものですよね。
地獄が永遠に続くんじゃないだろうか、なんて感じたりしますよね。

そんな苦しい時間の中に身を置いている

それは…
自分に課した罰？
それだけじゃないですよね。
誰がそんな苦しい時間を、あなたが過ごしたのと同じ苦しい時間を過ごしたのでしょう？

そう、両親。

そんな苦しい時間を自分に過ごさせる

そこには

あなたが両親の苦しみを理解したい

そんな想いを抱えているのではないでしょうか。

あなたは
「罰を受けるにふさわしい、罪深い人間」
なのでしょうか。

私には、そうは思えません。

あなた本来の、光り輝く優しさに、気づかれますように。

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