いつも嫌われる。いつも独りぼっち。

小学生の高学年くらいから、高校を卒業する辺りまで。

私はずっと「嫌われている」って思っていました。

話す人がいなかったわけではなかったし、友達がいなかったわけではなかったけれど、満たされないって感覚がいつもずっとあって、あの子たちみんな私のこと嫌いなんだろうな、って思っていたんです。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

冒頭からなんだかちょっと重い空気を作ってしまったかな?と思うのですが、今日はそんな「いつも嫌われる。いつも独りぼっち。」って気持ちになってしまう時のお話しをお伝えしようと思います。

目次

1. 「嫌われている」という思い込みの正体


「いつも人に嫌われる。いつも独りぼっち。」という言葉を聞いて、まず伝えたいことがあります。それは、あなたは本当に人に嫌われているわけではないかもしれない、ということです。むしろ、自分自身が「嫌われているに違いない」と思い込むことで、心の中で他人との距離を作ってしまっている可能性があるんです。

もうちょっと詳しく説明してみますね。

「自分自身が『嫌われているに違いない』と思い込むこと」は、心理学的には「自己成就予言」や「認知の歪み」と呼ばれたりします。

人は、自分の考え方や感じ方に基づいて行動を選ぶため、もし「嫌われている」と強く信じていると、それに沿った態度や振る舞いが無意識に出てしまうことがあるんです。

例えば、自分が「嫌われている」と思うことにより、

他人の行動をネガティブに解釈しやすくなる

挨拶をしても返事がそっけなかった。
相手はただ忙しかっただけかもしれないけれど、自分が受ける印象は
「ほらやっぱり、私のこと嫌いなんだ!私は嫌われているんだ!」

傷つかないように自分から距離を置く

挨拶しても返事がそっけない態度を以前とられた。
もうあの人には挨拶はしない。
「どうせちゃんと挨拶してもまたバカにされるかもしれない、拒絶されるかもしれない。こっちから挨拶なんてしない方がいい。」

自分を守るために心を閉ざし、結果的に相手とのつながりを遠ざけてしまう。

自分の心を守るために挨拶を避ける行動を取り、結果、挨拶をする習慣がなくなってしまったので、相手からも挨拶をされなくなってしまい、距離が離れてしまった。

こうした振る舞いが他人には「壁を作っている」ように見え、結果として人との距離が生まれることがあります。そしてその距離が、「ほら、やっぱり嫌われている」と感じさせる悪循環を生んでしまうのです。

ただし、これは「思い込むから悪い」という話ではありません。むしろ、この思い込みが自分を守るための防衛反応であることも多いのです。

重要なのは、なぜそのように感じてしまうのか、自分の心の奥にある理由を探ること。そこに気づけば、自分や他人に対する見方が変わり、距離感も少しずつ変わっていく可能性があります。

2. 受動攻撃が生まれるメカニズム


心の中に「こんな私なんてきっと受け入れてもらえない」という恐れや悲しみがあると、人はそれを守るために無意識に「受動攻撃」という形で防御を始めることがあります。たとえば、「どうせ私なんか…」という言葉を無意識に発してしまったり、周りに期待をしないふりをして実はすごく期待していたり。意外と、こういうのって、自分でも自分がすごく期待していることに気付いていなかったりして、無意識に自分の心の中の期待する気持ちを覆い隠していたりするんです。これらは防衛反応のひとつであり、自分を守る手段だったりするんです。でも、その態度が、相手には「近づきづらい」という印象を与えてしまうこともあるんです。

そもそも、受動攻撃ってなに?ってところをもうちょっとお話ししますね。

表面的には「大丈夫ですよ」「気にしてません」とニコニコしてるのに、心の奥では「ちょっと!私のこともっと見てよ!」「ちゃんと分かってくれてるの!?」って叫んでいる。それが受動攻撃の正体なんです。自分で「私のことをもっと見てほしい」って気持ちがあることに気付いていればまだわかりやすいんですけどね。認めたくない気持ちが強いと、自分の心を自分で覆い隠してしまっているってこともよくあります。

例えば、「どうせ私なんか…」って口に出してしまうとき。実はそれ、本心じゃないことが多い。「どうせ」と言いながら、「いや、もっと『そんなことないよ』って言ってほしいんだけど…?」という期待が隠れてたりします。言葉を変えると、「遠回りなラブコール」なんて言い方もできるかもしれませんね。

でも、このラブコール、実はめちゃくちゃ伝わりにくい。相手は「え、どうせって言ってるんだから、本当にどうでもいいのかな?」と受け取っちゃう。結果、気持ちがすれ違うことが多いんです。

遠回り過ぎて、自分すらも気付かず、自分自身の気持ちともすれ違っちゃって、自分の本心がわからなくなる、だけどイライラする気持ちとか、イヤな気分から抜け出せない、なんてことも起こります。

でね、これ、なんで起きるかというと、「嫌われたくない」からなんですよ。自分の本音を正直に言うことで、「わがままだと思われたらどうしよう」とか、「拒絶されたら怖い」と思ってしまうから。だから遠回しに自分を守る。でも、その守り方が、実は自分を孤独にしてしまうこともあるんです。

心の中で「本当はこうしてほしい」と叫んでいる小さな自分に気づいてあげるだけで、少しずつ変わります。「あ、私、今ちょっと遠回しに期待してるな」って気づけたら、相手に直接「こうしてくれたら嬉しい」って伝えられるようになるかもしれません。

受動攻撃って、言い換えれば「愛されたい気持ちの変化球」。そのボールを、直球に変える練習をすればいいんです。最初は怖いけど、だんだんとキャッチしてくれる人が増えていくのを感じられるようになりますよ。

3. 自分の心の声を聞く大切さ

じゃあ一体、どうしたらいいんですか?

まずは、自分の心の声を聞いてみてほしいんです。

「本当は、こんなこと思ってるのに…」
心の中でぽつりとつぶやく、そんな本音に気づくのって、正直、ちょっと怖いですよね。だって、それに気づくことで、何か大切なものを失ってしまうんじゃないかって、無意識に思っちゃうから。

「私は嫌われたくない」「どうせ誰にも分かってもらえない」なんて思って、自分の心の声を無視していると、知らぬ間に心が「かさかさ」してきます。でもその「かさかさ」って、実はすごく大事なサインなんです。心が本当は何を求めているのか、そんな声を「ちょっとだけでもいいから、耳を傾けてごらん」と呼びかけているんです。

例えば、あなたが頑張っているのに周りが気づいてくれなくて、「なんで私だけ…?」って思った時。その瞬間、心の中にある本音は「もっと認めてほしい」という素直な願いかもしれません。でも、「ああ、こんなこと思うなんてダメだ」と心の声を押し込めてしまうと、それがどんどん自分の中に溜まってしまいます。

でも、そこで立ち止まって、「あ、今私は認められたかったんだな」「私は頑張ってるってちゃんと見てほしかったんだな」と気づいてあげること。これが本音に気づく大きな一歩です。その一歩を踏み出すことで、心の中のもやもやが少しずつ晴れて、他の人との関係ももっと素直に、もっとフレッシュになっていくんです。

だから、もし今「嫌われたくない」って感じている自分に気づいたら、それは悪いことじゃないんですよ。むしろ、あなたが「自分の本当の気持ちを感じている証拠」なんです。その本音を「怖いけど、ちょっとだけ認めてみる」ことが、自分をもっと好きになる最初のステップなんですね。

4. 受動攻撃は心のSOS

もうひとつ、あなたに伝えたいこと。それは「受動攻撃」は悪いことではないということ。

「受動攻撃=悪いこと?」

そんな風に感じてはいませんか?

それ、ちょっと誤解かもしれません。実は、受動攻撃って心の中で「ちょっと助けてほしい」「ちょっと分かってほしい」「もうちょっと愛してほしい」というサインを送っているんです。でも、そのサインがうまく届かないとき、表現が歪んでしまって「わかってくれない!」って感情が、皮肉や無言の抵抗という形で現れちゃうんですよね。

でもね、受動攻撃そのものが悪いことだとは限らないんです。それは、ただ心の中で言葉にならない気持ちが、うまく表現できていないサインに過ぎません。心の中で「私はもっと理解されたい」「私はもっと愛されたい」と叫んでいるのに、それをどう伝えていいかわからないから、ついこんな行動に出ちゃうんですね。

だから、受動攻撃は悪いことじゃないんです。むしろ、「自分の心がどうしたいのか、何を求めているのか」に気づくための大事な手がかりなんです。でも、このサインを受け取ったら、次はちょっとだけ勇気を出して、その本音に耳を傾けてあげてください。「私はどうしてこんな風に思っているんだろう?」と、自分の心に優しく問いかけるだけで、受動攻撃が自然と別の形で表現されるようになります。

そして、その本音を素直に表現することができれば、受動攻撃から解放されて、心もスッキリ、周りとの関係も良くなります。最初は少し怖いかもしれませんが、自分を大切にすることで、周りにももっと優しくできるんですよ。受動攻撃、実は心の成長への入り口なんです。

5. 「ありがとう」の魔法

小さな一歩として、「ありがとう」を意識的に伝える練習をしてみるのはどうでしょうか?

「ありがとう」

この言葉には、私たちの心を優しくつなげる力があります。普段は何気なく使う「ありがとう」ですが、意識して使うことで、驚くほどの変化を生むことができるんです。

「ありがとう」を伝えることで、まず自分自身が心地よくなります。それは、感謝の気持ちが自分の中に広がり、心を温めてくれるからです。そして、相手にもその温かさが伝わり、互いに心が通じ合う瞬間を作り出せます。まるで心の中に温かい光が灯るように、「ありがとう」は私たちの世界を明るくしてくれる魔法の言葉です。

実は、この言葉を意識的に使うことが、思いのほか大きな力を持っていて、言葉にした感謝の気持ちが自分の人生に豊かさをもたらしてくれるんです。日常の小さな「ありがとう」が、心の中に積み重なっていくことで、もっとポジティブなエネルギーが生まれ、周りの人たちとも良い関係が築けるようになりますよ。

「ありがとう」は、単なる言葉ではなく、心からの感謝を込めて伝えることで、本当に魔法のような力を発揮します。

6. あなたは一人ではない

最後に。

たとえ今、心の中で「ひとりぼっちだなぁ」と感じている時があったとしても、実は、あなたの周りには、あなたを想っている人、あなたを愛している人、あなたと仲良くしたい人って、必ずいます。

今は気付かないかもしれませんが、少しずつその存在が見えるようになってきます。

大切なのは、まず「自分自身を愛すること」。自分を認め、受け入れることで、あなたが本当に求めているものが、どんどん引き寄せられてくるんです。気づいたら、あなたの周りは、あなたのことを大切に思っている人たちで溢れます。

だから、あなたは一人じゃない。あなたの光をもっともっと輝かせるチャンスは必ずあります。

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