早く忘れたい昔の恋愛──愛した自分に、やさしくなれていますか?

「もう終わったことだから」と、心に蓋をしていること、あなたにはありますか?

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

こんなご相談をいただいたことがあります。

ひどいフラれ方をして…正直、思い出すのも辛いんです。

もう過ぎたことだから、早く忘れようって何度も思ってきたけど、
ふとした瞬間に胸がギュッと苦しくなって…

私、まだ引きずってるんでしょうか?

失恋って、ただでさえ辛いのに、相手からのフラれ方ひとつで心の傷が何倍にもなってしまったり、辛さがずっと残ってしまう、なんてことが起こったりしますよね。

このようなご相談、決して珍しいケースではありません。

そして、過ぎたことだと自分に言い聞かせて、イヤな記憶は忘れてしまおう、無かったことにしてしまおう、と心の奥底に仕舞い込んでしまうこと、よくあるんです。
傷ついた記憶を「なかったこと」にしようとするのは、心の自然な防衛反応です。

人は、本当に辛い出来事には「意味づけ」や「納得」を求めたくなります。
だけど、その過程で自分の「想い」まで否定してしまうことがあるのです。

目次

忘れようとするほど、心は叫んでいる

「もう終わったことだから」
「あんな人、もうどうでもいい」

そんな言葉を繰り返していても、心の奥では――

あの時の涙の理由も、
相手に届けたかった想いも、
心から愛した自分も、

ちゃんと“居場所”を求めているのです。

辛い記憶は忘れてしまいたい。

そんなことを思うのは当然ですよね。
だってそんな辛さの中にいつまでも身を置いていられないから。

でも、確かに辛い嫌な思い出もそこにはあるかもしれないけれど
精一杯頑張った自分、一生懸命愛を注いだ自分もそこにはいるんですよね。

忘れようとするたびに心がチクリと痛むのは、
その“居場所”がどこにも与えられていないからかもしれません。

「愛した自分」を置き去りにしていませんか?

誰かを好きになったという経験は、
たとえ結末が辛いものであっても、あなたの愛の証です。

その恋が叶わなかったからといって、
あなたが誰かを大切に想った時間まで「間違い」になるわけではありません。

むしろ、どれだけ深く愛せたか、どれだけ一途だったか。
それは、あなたという人のあたたかさを証明しています。

だからね、確かに失恋をすると、悲しいし辛いんです。
嬉しい失恋なんて存在しませんよね。

でも、辛い想い出と共に、あなたの愛の証まで一緒に忘れようと封印してしまうと
あなたのあたたかさ、本来のあなたの素晴らしさまで一緒に無かったことに封印することになってしまうのです。

それってとっても悲しいことだって思いませんか?

恋が終わろうとも
あなたの素晴らしさを失くす必要はないんです。

だから、忘れようとするよりも、
「そんなにも誰かを大切に思えた私、よく頑張ったね」と
自分の胸に手をあてて、優しく言ってあげてほしいのです。

心の傷は、「納得」ではなく「共感」で癒えていく

「なんであんな人を好きになったんだろう」
「もっと早く見切ればよかったのに」
「私が未熟だっただけ…」

こうやって“反省”の形で傷を収めようとする女性は、とても多いです。
だけどそれは、過去の自分を間違いを犯した自分としてジャッジし、
“ひとりぼっち”にしてしまうことでもあるのです。

もしもあなたの大切なお友達が、
「なんであんな人を好きになったんだろう」
「もっと早く見切ればよかったのに」
「私が未熟だっただけ…」
と言っていたら、あなたは何と声をかけますか?

「そうよ、だから言ったじゃない、なんで早く見切らなかったの?ダメねぇ。だからフラれるのよ!」

なんて言いませんよね?

癒しとは、過去の自分の隣に、
今の自分がそっと座ってあげること

あのとき、誰かを想って泣いていた“あの自分”に、
「それだけ本気だったんだよね」と、ただ共感してあげませんか?

だって一番辛いのは
過去の自分を責めている今の自分。

自分にそんな苦しみを与えなくてもいいですよね。

終わった恋に意味を持たせるのは、「記憶の書き換え」ではなく、
「自分への敬意」

過去の恋愛は、もう“続き”が描かれることはないかもしれません。
でも、「どんなふうに終わったか」よりも大切なのは、
「その恋をした自分に、どんな意味を与えるか」です。

もしあなたが、
“あんな恋なんて、しなきゃよかった”
と思いながら日々を過ごしているのなら…

その言葉の裏で、あなた自身が「愛した自分」を否定してしまっているかもしれません。

人を愛する気持ちを持っているあなた自身を
誰かを心から好きになったあなた自身を
恋の中で悩みながらも頑張ったあなた自身を

敬意を持って労い受け止めてあげましょう。

ひとりでやろうなんて思わなくていいんです。
一緒に受け止めますよ。

愛した記憶を、「優しい過去」に変えるために

すぐに忘れようとしなくても大丈夫です。
その恋を思い出すたびに、胸が痛むことがあってもいい。
それは、あなたが彼を心から愛していた証だから。

ただ、その記憶をいつまでも否定し続けるのではなく、
「私にとって大切な経験だった」と認めてあげることができたら、
その恋は、あなたの中で優しい過去へと変わっていきます。

過去の恋愛を優しい記憶に変えていくというのは、
ただ仕舞い込むことではありません。
それは、愛した自分に敬意を払いそっと寄り添うということ。
その記憶を無理に遠ざけるのではなく、
「いつかあんな恋をしたな」と、心の片隅にあたたかく置いておくような感覚です。

過去の自分を責めるのではなく、
「よく頑張ったね」「本当に一生懸命だったね」と
声をかけてあげられるようになるとき、
その恋はきっと、あなたを優しく支える思い出へと姿を変えてくれるはずです。

まとめ

誰かを本気で愛したという事実は、あなたの美しさのひとつです。

早く忘れなきゃ、と心に蓋をし続けるよりも、
「精一杯愛したね」「彼のこと大好きだったね」
と、あの頃の自分を思いやることで、心は少しずつ癒えていきます。

「もう仕方ない」と切り捨てた恋の記憶に、
そっと手を伸ばしてあげてください。
そこにあるのは、失敗なんかではありません。

あなたの愛の証です。

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