恋愛・夫婦関係で感じる寂しさの正体｜愛されたいニーズを和らげる方法

小さい頃から
「人に愛されるにはいい子でいなきゃ」とか、
「嫌われないようにしなさい」と言われた経験がありませんか？

その言葉を守ろうとするうちに、いつの間にか「自分の気持ちは後回しにして、人に喜ばれることを優先する」という生き方が当たり前になってしまった。

恋愛や夫婦関係で感じる「寂しさ」は、ここからきているのかもしれませんね。

長い間自分の気持ちを後回しにしてきた結果、
心の奥にぽっかり空いた穴ができてしまったのです。

その穴が、「愛されたい」「見てほしい」「必要とされたい」という気持ちとなって表れるんです。

寂しさと愛されたい気持ちの正体

恋愛や夫婦関係での寂しさは、多くの場合「誰かに埋めてもらう目的」に変わってしまいます。

幼少期の承認欲求や過去の経験が影響して、
「私はひとりでは愛されない」という思い込みを作り出すのです。

だから、彼やパートナーに依存したくなったり、
連絡が来ないと不安で胸が締め付けられたりする。

その感情を責める必要はありません。
むしろ、それはあなたの心が「愛されたい」と素直に叫んでいるサインなのです。

まずは自分で愛されたい気持ちを満たす

ここからが大事なステップです。
自分の心を満たすことで、恋愛や夫婦関係の寂しさを少しずつ扱いやすくしていけます。

① 小さな喜びを日常に取り入れる

読書や散歩、お気に入りのスイーツを楽しむ時間など、
たった10分でも大丈夫です。

ポイントは「自分が心から喜べること」を意識して選ぶこと。

朝のコーヒーをゆっくり味わう、
窓辺で日差しを浴びながら深呼吸する、
好きな音楽をかけて体を軽く動かす

そんな小さな瞬間でも、あなたの心は確実に満たされます。

また、スケジュールに組み込むのもおすすめです。
「今日は自分を喜ばせる時間を作ろう」とスケジュール帳に書くだけで、意識が向きやすくなります。

「自分を喜ばせる時間」って思うと
どんなふうに自分を喜ばせてあげようか？！とワクワクしませんか？

もし時間がなければ、通勤や家事の合間の5分でもOK。
自分が心地よく感じる瞬間を少しずつ積み重ねることで、心の“空白”を埋める習慣が生まれます。

さらに、「小さな喜びノート」を作ってみるのも効果的です。
今日の自分が嬉しかったこと、楽しかったことを1つ書くだけで、
日々の心の満足度が少しずつ積み上がっていきます。

② 「私はどうしたい？」と自分に問いかける

恋愛や夫婦関係で、つい相手の都合や気持ちを優先してしまう人は多いですよね。
でもその前に、一度立ち止まって自分に質問してみることが大切です。

例えば、パートナーに予定を提案されたとき。
心の中で「私はどうしたい？」と自分に問いかけてみる。

• 行きたい気持ちがあるならOK
• 気が進まないなら、やんわり断る理由を考える

この一呼吸を置くことで、自分の意志を尊重する練習になります。
最初は「自分の気持ちを言うなんてわがままかな…」と感じるかもしれません。
そんなときはこう考えてみてください。

「あなたの気持ちも、周りと同じ一票。自分だけ投票権を放棄する必要はない」

日々の小さな問いかけを重ねることで、自分の心の声をキャッチできる力が育ち、
恋愛や夫婦関係の中で“依存してしまうパターン”を少しずつ変えていけます。

③ 自分を労わる言葉をかける

友達や家族を気遣うとき、自然に優しい言葉をかけますよね。
同じように、自分自身にも言葉をかけてあげることが大切です。

例えば、朝起きたときに「今日もよろしくね」、
夜寝る前に「疲れていない？今日もよくやったね」と声をかける。

最初は少し照れくさいかもしれませんが、言葉は心の栄養です。

自分が自分にかける優しい言葉を、一番近くで聞いているのは“あなた自身”なのです。

さらに、メモや付箋に書き出して、目に見える形で置くのもおすすめです。

• 冷蔵庫に「今日もよく頑張ったね」
• 鏡に「あなたは愛される価値がある」

これだけで、ふとした瞬間に自分を励ますことができ、寂しさや不安が軽くなる効果があります。

自分を満たすことで、関係も温かくなる

自分の心を満たすことは、恋愛や夫婦関係での「依存」を減らすだけでなく、
あなた自身のやさしさをより温かく、長く続けられる形に変えてくれます。

愛されたい気持ちをまず自分で満たすと、
相手に求めすぎることが減り、
関係が自然に穏やかになります。

寂しさを抱えている自分を責める必要はありません。
むしろ、その感情に気づき、自分でケアしてあげることが大切です。

でもひとりでやらなきゃ、なんて思わなくて大丈夫ですよ。
いつでもあなたをサポートしますからね。