カウンセリングサービスの青山リナです。
失恋したり、お別れしたり、離婚したり
悲しく、寂しく、心が痛いと感じる時でもありますが
新しい出逢いに進む、新たな出発点でもあります。
とは言っても、そんな簡単にはなかなか気持ちって切り替わるものではなかったりしますよね。
別れてからも、連絡が取れる状況が、良いのか悪いのか…
どうしたら早く忘れられて、次に進めるのか
失恋の傷は新しい恋で癒す、なんてことを言ったりもしますが
相手が憎いと感じていたり、
相手に恨みつらみを感じている時
実はまだ縁が切れていないのです。
失恋をした時、辛いのは、自分が愛されなくなるからだ、と感じますよね。
でも、実はそうではないのだ、と心理学では考えます。
では何が辛いのか。
愛を受け取ってもらえなくなること
これが辛さの原因だと言います。
相手が憎いと感じていたり、
相手に恨みつらみを感じている時
相手に愛を贈りたいのに受け取ってもらえていない
そこに、憎さや恨みつらみ、悲しみや苦しみが発生するんですね。
私も元夫と離婚した時、結局3年くらい、なんだかんだでスッキリしない想いがモヤモヤとありました。忘れている時はもう吹っ切れた、と感じていても、何かの拍子にふと思い出しては腹が立ったり、イライラしたり、悲しくなったり、なんでこんなことになったんだろう、と考えてみたり。
そんなことをしたって何も解決しないんだけど、時が過ぎてきれいさっぱり忘れてくれたらいいのになかなかそうもいかない時期ってありました。
怒りは感情の蓋だと言いますよね。
何を蓋してきたのかというと、一緒にいた時に感じた寂しさや悲しさです。そこをほったらかしにしている分だけ、相手に対する怒りや憎しみってそのまま放置されてしまうんですね。
心が通じ合っていると感じられなかった、寂しさや悲しさ。
愛を受け取ってもらえなかったと感じた、寂しさや悲しさ。
愛されていなかったんじゃないかと感じていた、寂しさや悲しさ。
そんな寂しさや悲しさが、心に蓄積されているんですね。
でもね、それって、真実なのかな？って、一度疑ってみて欲しいんです。
寂しさや悲しさは確かに蓄積されているんだと思うんです。
でも本当に、心は通じ合っていなかった？
本当に、愛を受け取ってもらえていなかった？
本当に、愛されていなかった？
そこを掘り起こしていくと、当時見えなかったものが、実はびっくりするくらい、見えてきたりするんです。
お互い、やり方は上手じゃなかったかもしれません。喧嘩したことだってあったでしょう。
でも
彼は彼なりに
一緒にいる時には愛していた
それが心に入ってくると
本当にさよならできる時だったりします。
過去の思い出を掘り起こすって、勇気が要るかもしれません。
でもきっと、思わぬ宝物に出逢う可能性は高いですよ。
過去と未来の自分のために、今できること。一緒にやってみませんか？
