理想の恋人

今日も読んでくださってありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

お付き合いするなら、結婚するなら、自分が好きな人と一緒にいたい!

だれだって、そう思いますよね。

既に好きな人がいる時は、その人と一緒にいたい、と思うでしょうし、
まだ見ぬ未来の彼なら、自分の理想を思い描きますよね。

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私が20代の頃、韓流ドラマが流行り始めました。
当時、韓流ドラマに出てくるカップルの男性がとてもカッコよくて、優しそうで、紳士的なふるまいで、こんな彼氏だったら幸せなんだろうな~、なんて思ったものです。

冬のソナタに出ていたペ・ヨンジュンさんとか、オールイン 運命の愛に出ていたイ・ビョンホンさんとか。

ドラマなので、彼らは役を演じているのです。それは頭ではわかっているのですが、ドラマの中の役のように、優しい笑顔で、真っすぐ一途に愛情表現をし、服装もお洒落で、ビジュアルも甘いマスク、しして何より自分だけを大切にしてくれる、という、役なんだけれど、どこか本当にこの人はそうなんじゃない?この人と恋に落ちたら、きっとあのドラマのヒロインのように、自分も幸せになれるんじゃないか、という幻想を抱いてしまうんですよね。

これが、ドラマの主人公相手ならまだ良いのです。だってドラマの主人公だ、って割り切れているので。

だけど、私たちはこういう自分の理想を相手にかぶせる、ということを案外よくやっていたりするんですよね、気付かぬうちに。

偶像崇拝、と言います。

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男性と女性では、恋愛の気持ちが上昇するタイミングがちょっと違ったりするんです。

出逢った時、男性は相手の女性が気に入ればとても気持ちが上昇します。するとその気に入った女性になんとかアプローチしようと男性は頑張るんですよね。言葉を駆使して女性を褒めて喜ばせたり、連絡先を交換して頻繁に連絡をしてきたり。

そんな男性の姿を見ていると、女性はその男性が嫌じゃない限り嬉しいですよね。そして徐々に気持ちも上昇してきます。

お互い想いが通じ合い、お付き合いが始まり、3か月程経つと、女性は心がオープンになっているのもあり、より彼に近づきたいとも思いますし、こんなに自分をお姫様のように接して愛してくれる素敵な彼に出逢ったことに、とても幸せを感じます。

ただ男性の方はというと、お付き合いもでき、ちょっとホッとしたところもあり、決して愛情が無くなったわけではないけれど、イレギュラーな行動をしていたのが、以前のレギュラー状態の彼に戻っていくんですね。これは逆に言えば、彼の安心感で、2人の関係が少し安定してきたな、と男性がホッと一息ついている時とも言えるのだと思います。

が、しかし、多くの場合、女性はここでとても不安になるんですね。あれ?私に飽きたのかしら?もう私のこと好きじゃなくなったの?前みたいに愛してくれないの?と。

今までは、愛される側、でいられて、心地よかった関係。なんでも彼がしてくれた、気を利かせて先回りして、自分を喜ばせようと一生懸命にいてくれた。だからとても愛されていると感じることができていた。

でも、急にLINEのメッセージが減ったり、残業で会えないって言われたり…私は遊ばれていたの?なんて感じてしまう状態。

恋愛初期には起こりやすいすれ違いなのですが、恋愛が続かないというパターンをお持ちであれば、ちょっと振り返ってみられると良いかもしれません。

彼はこういう人だよね、と彼を理想化してしまうと、自分の理想から外れた行動を彼が取った時、彼に不満を持ったり、この恋愛は何かが違う、と、その恋愛自体を諦めてしまう、という状態になることがあります。

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偶像崇拝(理想化)が起こる原因

自分が愛される側、だと自分を位置付けている時、この偶像崇拝は起こりやすくなります。

子どもにとって、親という存在は完璧で素晴らしい存在でした。
徐々に、親にもできないことや知らないことがある、なんてことを私たちは知っていくわけですが、それでも、大人なのにそんなのも知らないの?親なのにそんなこともできないの?と思っているのは、まだ親に対して、親だったらこうあるべき、という、理想の親の着ぐるみを着せている状態になっているのです。

理想の親という存在は、完璧なはずだから、子どもの自分がどんなに不出来であろうと、親のあなたがしっかりしてくれなくては困るんです、という想い。

これって、子どもの自分はとても小さな存在だけれど、親は偉大な存在だ、という認識ができているのですよね。

でも残念ながら、親も完璧ではないんですよね。
それは私たちが大人になって、あの時の親と同じ年になるととても実感しやすいと思うのです。

親がいつまでも偉大で、自分は小さな存在だ、という認識は、親に対する依存心。

そしてこの形態はパートナーに対しても投影されやすいのです。

パートナーは偉大な人のはず。そうであってもらわねば困る。だって自分はこんなにちっぽけな存在なのだから。

このように、親に求める完璧さを、パートナーにも同じように求めるのです。

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しかし、自分がもし、そんなちっぽけな存在ではなくなったとしたら。何もできない小さな子どものポジションにい続ける必要が無くなったとしたら。

親やパートナーに、完璧でいてもらわなくても良くなるのです。

親やパートナーが完璧でなく、できないこと、苦手なこと、知らないことがあったとしても、自分にそれができるなら、お互い助け合うことができるようになるのですよね。

彼の愛が薄らいだ、と感じた時、次は自分が彼を気遣ったり、彼が喜んでくれそうな何かをしてみる、なんて楽しみも出てくるのです。

私たちは愛されているだけではどうも
つまらないようです。
その証拠に、一方的に愛されているだけの時には、その愛に有難みを感じなかったり、しちゃいますよね。頼んでもいないのに!なんて文句が出てしまったりするんですよね。

どう彼を愛そうか?
どう彼を喜ばせようか?

なんて考えている時、楽しいと思いませんか?

そんな風に彼を想い、彼とコミュニケーションを取り続けていると、
彼にとってあなたはまさに、絶対手放したくない、理想の恋人になるでしょう。

あなたの素敵な恋を応援しています。

1月 カウンセリング (10)

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