今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。
もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学
今日も必要な方に届きますように。
「親密感の怖れ」って、カウンセリングを受けたりすると、よく聞く言葉なのではないでしょうか。
パートナーシップに問題がある時、「それは親密感の怖れですね」なんてこと、よくあったりします。
上手くいかない相手ばかり好きになってしまう、とか。
結婚したいのに結婚に結び付かないパートナーばかり選んでしまう、とか。
付き合う人はいつも遠距離、とか。
パートナーとの距離が縮まるのが怖い、親密になるのが怖い、という時に、この「親密感の怖れ」というものが当てはまったりします。
とはいえ、潜在意識下で感じている怖れが殆どなので、表面的には、結婚したいのに!とか、一緒に住みたいのに!とか、もっとパートナーと近づきたいのに!と考えているんですよね。でも、望んでいることと現実が正反対の状態にある、ということが起きます。
親密感の怖れ、って、どこからやってくるのでしょう?
家族の中でできた痛み
私たちは誰しもが母親から産まれてきます。母親とは一体だった時期が誰しもあるんですね。
そして、母親の体外に出て、母親と分離しなければならなくなる時、まず最初に繋がりが切れます。
こんなこと、記憶にあるわけはないですよね。でもここ、第一段階での分離地点。
それから数年成長し、弟や妹ができ、いつも自分の方を向いていたお母さんが、ある日突然、自分のの方を向かなくなった。実際のところはそうじゃなかったとしても、当時の子どもだった自分がそう感じた、となると、子どもの自分にはそれが心の傷として奥の方に残ってしまったりするんですね。あの瞬間、捨てられた気分になった、とか、要らない子だと感じたんだ、とか。
両親が不仲だった、なんて場合も、子どもは自分のせいだと誤解して捉えたその感覚を心に大事にしまってしまうこともあったりします。自分のせいで親が不仲なんだ。自分のせいで親が喧嘩している。自分が良い子じゃないからいけないんだ、とか。
また、お母さんが過干渉だったり、ヒステリックだったりすると、子どもはそんなお母さんの感情をダイレクトに受けてしまったりしますよね。お母さんが怒っているのは自分のせいなんだ、とか、お母さんに嫌われているんだ、とか、自分がダメな子だからお母さんを怒らせてしまっている、喜ばせてあげられないんだ、とか。
これら全部、大人になって解釈すると、子どもだった自分が悪いわけじゃない、ということがわかるのですが、当時心を痛めた傷は大事に抱えたままになっていたりするんですね。
家族という、親密な関係の中で何か問題があった場合、その問題だった感情が大人になって、親密な関係の中で、特にパートナーシップ関係の中で、出てくる、ということがあります。
思春期にできた痛み
思春期、というのは、子どもから大人に変化していく真っ只中の期間ですね。
この時期って、とてもセンシティブな時期だったりしますよね。
わかりやすいのが、身体が変化してくる、というところ。男性も女性も、自分の性別を意識しやすくなるんですね。
人って基本的に変化を怖れる生き物ですから、自分の身体がどんどん変化していくって、実は結構怖い事だったりします。どうなってしまうんだろう?と感じやすくなっている時期ですね。
そんな時期に、学校でいじめがあったりだとかすると、自覚している以上に自分が傷ついていることってあったりするんですね。
また、部活で先輩後輩の関係が上手くいかなかったり、競争に勝った負けた、という一見誰にでもありそうな日常的なことでも、心の中を見てみると、意外と大きく、実はあの時とても辛かった…、と今でも当時の嫌な気持ちを引きずっていたりすること、あったりします。
こういった思春期にできた痛みは、パートナーとの関係の中で、性的な面で抵抗を感じる、ということが起こったりします。
過去の恋愛でできた痛み
男女関係の中で辛い思いをした、痛みがある、というケース。
付き合っていた人に浮気されてしまった、とか
自分は付き合っているつもりだったのに、彼には本命の彼女がいた、とか
大好きだった片思いの彼と一度身体の関係を持ってしまったら、連絡が途絶えた、とか
今のパートナーとはまだ問題という問題は無くても、
過去、男女関係の中で痛い目にあった、傷ついた、という出来事があると
また今のパートナーとも、あの時のような嫌な思いをしたらどうしよう、という怖さがぶり返してくるんです。
どう解決したらいい?
親密感の怖れを抱えていると、相手と親密になることを怖がるので、全然距離が縮まらない、というケース、よくあります。
まずは自分が相手と近づきたい、という想いを大切にすること。
そして、相手にどうして欲しい、という要望はリクエストとして持っているのは悪くないですが、自分が相手に近づく、という意思を持つことはとても大切です。
「私は親密感の怖れが無いけれど、彼が親密感の怖れを持っているんです」という場合、実は結構あったりします。それでも、自分から相手に近づく、という意思を持っていることが、関係を進める上ではとても大切なのです。
そして、自分の親密感の怖れを癒していく、という形でカウンセリングでは進めていきます。
親密感の怖れがどこから来ているのであれ、一番大きなポイントは、目の前にいる彼は、当時自分が傷ついた相手ではない、ということ。
もう1つ、当時傷ついた時の自分と、時が経ち、成長した今の自分とは、同じではない、ということ。
カウンセリングで親密感の怖れを癒そうと思う時、感情や感覚がとても大切です。
一番効果的なのは、ルーム面談カウンセリング。
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