人に怒りをぶつけられるって、イヤな気持ちになりますよね。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。
もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学
今日も必要な方に届きますように。
Aさんは、忙しい業務の合間を縫ってミーティングの資料を作成しました。
しかし、上司からは「遅い」「ここが違う」「やり直し」と、次々にダメ出し。 最後には「全然ダメ!作り直して」と突き放されるように言われました。
Aさんの心には、 「なんでこんなことを言われなきゃいけないの?」 という悔しさと怒りが渦巻いています。
このような理不尽な叱責に遭遇したとき、どのように対処すればいいのでしょうか?
理不尽な怒りの心理的背景
まず、相手がなぜそのような態度を取るのかを知ることで、必要以上に傷つくのを防ぐことができます。
1. 相手のストレスのはけ口になっている
仕事に対する不満やプレッシャーを、Aさんにぶつけてしまっている可能性があります。
本来は別の原因(業務のプレッシャーや上司自身の評価への不安)があるのに、それをAさんに転嫁してしまっているのかもしれません。
2. 完璧主義の価値観が強い
「自分の基準が正しい」と思い込んでいると、期待と違った場合、強く否定してしまうことがあります。
ミスを極端に嫌うのだとすると、多少のズレでも受け入れられず、指摘せずにはいられないのかもしれません。
また、自分のやり方こそが正解と考えている場合、相手の努力や工夫を認める余裕がありません。
3. 支配欲やパワーバランスの問題
立場を利用して相手をコントロールしようとするタイプの人もいます。
「自分のほうが上だ」と示したいがために、強い態度を取るケースも。
こうした人は、意図的に相手を萎縮させることで、自分の影響力を保とうとする傾向があります。
いずれにせよ、Aさんが悪いわけではなく、相手の内面的な問題が絡んでいることが多いのです。
理不尽に怒られた時の対処法
1. 感情的に反応しない
理不尽な怒りに対して感情で返してしまうと、さらに関係が悪化することも。 「冷静に受け流す」ことが、自分を守る第一歩です。
☑ 深呼吸をする
☑ 「そういう考えもあるんだな」と一歩引いてみる
2. 必要な部分だけを受け取る
「この指摘の中で、本当に役立つ部分はあるかな?」と考えてみましょう。 もし改善点があるなら、それだけを受け取り、あとは流してしまえばOK。
☑ 「この部分は修正したほうがいいかも」と取捨選択する
☑ 無理に全部受け止めようとしない
3. 上司に質問してみる
「どのように改善すれば良いですか?」と冷静に質問することで、感情的な怒りを論理的な話に変えることができます。
☑ 「具体的にどこを直せば良いでしょうか?」と尋ねる
☑ 相手が感情的になっているときは、あえて距離を置くのも手
「自分のマインドの持ち方」を変える
理不尽に怒られたときに、一番大切なのは「自分の価値を下げないこと」です。
Aさんのように頑張っているのに否定されると、「私の努力は無駄だったの?」と思うかもしれません。
でも、相手の機嫌や性格の問題で怒られている場合、それを自分の価値と結びつける必要はありません。
☑ 「私はちゃんとやるべきことをやった」
☑ 「理不尽な怒りは相手の問題。私は振り回されない」
こうした考え方を持つことで、必要以上に傷つかずに済みます。
戦うのではなく、上手にかわす
理不尽な怒りに対しては、
必要な部分だけ受け取り、それ以外はスルーする
論理的な質問で相手の怒りを逸らす
「自分の価値」を下げないマインドを持つ
怒りに真っ向からぶつかるのではなく、「しなやかに受け流す」ことで、 ストレスを最小限にしつつ、自分の心を守ることができます。
あなたの努力は、理不尽な言葉で否定されるべきものではありません。 どうか、自分を大切にしてくださいね。


おまけ:心の世界をちょっぴり広げてみる
理不尽に怒りをぶつけられた!って感じた時って、イヤな気分になるものですよね。
そんなイヤな気分になってしまうことを責めないでほしいんです。「私が悪いのかな…?」って思わなくてもいいんです。
きっとね、心の勉強をしていたり、このブログを読んでくださっている皆さんは、とても心が優しくて、責任感が強いから、知らず知らずのうちに自分を責めていたりするんですよね。
だから、まずは自分を責める必要はない、自分が悪いって思う必要がない、ってことを前提に、ちょっとだけおまけのお話しをお伝えしようと思います。
私たちが怒りを感じる時って、必ず怒る理由があるんですよ。
怒りって二次感情。だから、本当は怒りを感じる前に、「悲しい」とか「寂しい」っていう感情があるんです。でもね、それを感じたくないほど、自分の心が傷んでいたりするんですよね。
どうせ私のことは助けてくれないんでしょ!とか
どうせ私のことはわかってくれないじゃない!とか
なんで愛してくれないのよ、私だってもっと愛してほしいのに!とか
素直に伝えられていれば、怒りじゃない別の感情でコミュニケーションが取れるんです。
でも、なかなかそんなこと、自分の弱みを見せるみたいで素直に言えない。
だってそんなこと言って、相手に拒絶されたら今以上に心が傷むってわかってるから。
ぜっっっっっっっっったい!言えるわけない!!!!
って時に、怒りってボンッて出てきちゃうんですよね。
自動的に、反射的に。
頭で考える余地なしに。
今回のお話しは、理不尽に怒る上司からどう身を守るか、ってお話しでした。
自分の身を守ることは必要です。
理不尽に怒りをぶつけられる必要は無い。
だからハッキリNOを伝えてもいいんです。
でも、もしそんなことが自分の身に降りかかったなら
「なんで私はこんな理不尽に怒られなきゃいけないんだろう!」って怒りや悲しみが強く感じられたなら
ちょっと思ってみて欲しいんです。
「この出来事は、私になにを伝えようとしているんだろう?」
って。
それは、あなたにとっての罰とか、そんな目に合うことがふさわしい、とか言っているわけではないんですよ。
でも何か意味があるのだとしたら、この出来事から一体何を得られるんだろう?という視点で見てみて欲しいんです。
それはきっと、あなたをよりステキな人にしてくれる、素晴らしい何かに変わるかもしれませんよ。
ひとりで悩まないでくださいね。
一緒にあなたのよりステキな毎日を探していきましょう!






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