人の良いところを見て褒めることは、得なのか、損なのか

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

人の良いところ、あなたはどのくらい褒めていますか？

私、恥ずかしながら、ここカウンセリングサービスに出逢うまで、人の良いところを見て褒める、なんてこと、一切してこなかったんじゃないかと思います。そんなことを考えたことすらなかったし、意識したことすらなかった気がします。

ホントにね、昔は自分のことしか考えていなかったんじゃないかな、と思うのですよね。
自分のことしか考えていない、という状態は、自分を愛している状態ではなく、なんで私ばかり損するの？私ばかり損するのは嫌だから、損しないように賢くならなきゃ、みたいな感じ。

そんな私が、「人の良いところを見て褒めることは、得なのか、損なのか」というようなブログを書いている2022年…人って変わるものですね。

どなたかの、何かの参考になれば幸いです。

さて、あなたはどう思いますか？
人の良いところを褒めることは、得なのか、損なのか。

得！と思われた方
さすがですね！

あなたはとても心優しい愛の大きな素晴らしい方です。

損！と思われた方
あなたは可能性に満ち溢れた方ですね。

キラキラした毎日の中で、昨日よりも今日、今日よりも明日、そんな風にご自身を高めていらっしゃる、ステキな方です。

私たち人間は、愛の方向を向いている時、とても気分が良い生き物なのです。
人の良いところを見ている時、見ようとしている時、それは心が愛の方向を見ている時なのです。
相手を承認したい、承認しよう、と思わなければ、わざわざ相手の良いところを見ようとはしませんよね。

では、愛の方向の逆は何なのか。

怖れです。

怖れの方向を見ている時、心はどうなっているのか。

私のことは誰も褒めてくれない。
私のことなんてみんな嫌いなんだ。
なんで誰も私を褒めてくれないのに、私は誰かを褒めなきゃいけないの？そんなの意味ない。

そんな風に感じている時、心は怖れの方向を見ています。

じゃあ、本当に誰も私のことなんて褒めてくれないのでしょうか？

あなたが褒めた相手は、一体どんな顔をしているでしょう？
笑顔になっているのではないでしょうか？

もしかしたら、恥ずかしすぎちゃって、下を向いてしまったかもしれません。でもちょっとはにかんでいるかもしれませんね。

あなたなら、褒められたらどうします？
100万ドルのスマイルで「ありがとう！」と言えますか？
私は言えなかったですね。
恥ずかしい、とか、そんなわけない、なんて思うと、褒めて欲しいと思っていても、いざ褒められると、どう反応していいのか…わからなくなってしまったりしますね。

あ～、私もそうそう！と思われた方がいらっしゃれば、次は是非、笑顔で「ありがとう！」と言ってみてください。きっとあなたを褒めてくれた人も、あなたの笑顔を見られて嬉しいはずですよ。

そしてもう一つ、人の良いところを見るって、意識しないとなかなか見られないと思うんですよね。

でも、その相手の中に見える良いところ、どうして見えるのでしょう？

例えばコンビニのレジの店員さんに
「笑顔でいらっしゃいませって言ってくれた。優しい人だな。」
あなたがそう思ったのなら、あなたは優しい人。

例えば美容室の担当者に
「毎回隅々まで丁寧にシャンプーしてくれる。首が痛くないかどうかもちゃんと聞いてくれる。気遣いの上手な人だな。」
あなたがそう思ったのなら、あなたは気遣いの上手な人。

パン屋さんで食パンを買う時に
「いつもカットしますか？って聞いてくれる。ちゃんと人のこと考えてくれる人だな。」
あなたがそう思ったのなら、あなたはちゃんと人のことを考えられる人。

喫茶店で
「あの喫茶店のおばあちゃん、いいお歳だけど、毎日元気にオーダーも間違えず、チャキチャキ働いてる。頭の回転が速くてパワフルな人だな。」
あなたがそう思ったのなら、あなたは頭の回転が速くてパワフルな人。

自分の中に、そのような要素が無いと、相手の素晴らしさとしてそもそも気づかないのですよ。

だから、相手の良さ、素晴らしさ、才能を見るときに見えるものは、あなたの中にもその要素が必ずあるのです。

相手に対して素晴らしいと思ったその価値、それを自分に書き換えることができるのですよ。

私は優しい人。
私は気遣いの出来る人。
私は人のことを考えられる人。
私は頭の回転が速くてパワフルな人。

人を褒めると同時に、自分自身をも褒めることができる！なんて素晴らしいんでしょう！

私のお友達に、本当に人を褒めるのが上手な人がいるんですね。

知り合ったばかりの頃、私は彼女のことを、なんて八方美人で人に取りつくのが上手な人なんだ！良く言えば世渡り上手？でも、なんか調子良すぎない？なんて思っていました。
（これは、私が、自分の中にある八方美人、世渡り上手、調子の良さ、というものを嫌っていたからこそ思う感情だった、と後で気づきました。）

でもね、だんだん彼女を知っていくうちに、彼女にだって嫌なこともいろいろとあるにはあるんだろうけれど、表に出さないんです。だから、人に嫌な気分をさせることが無いんですよ。
そしてね、相手が落ち込んでいたり、怒っていたり、暗い雰囲気でいたりする時も、その相手から逃げていくわけでもなく、「あなたのこういうところがダメだからそんな風になるのよ」なんて一切言うわけでもなく。

彼女はいつも相手の良いところを見て、「あなたはこんなに素敵なんだから！あなたはこんなに良いところいっぱいあるじゃない！だから大丈夫よ！」なんて伝えていたんです。

これね、やってみると意外と大変なんですよね。結構むずかしかったりしますよね。

最初に私が抱いた印象とは裏腹に、彼女の凄さに気づきました。
どうりで人望があるわけですよ。人から慕われる人って、ちゃんと相手の良さを見て、承認して、しっかり伝えているんだな、と思いました。
今や彼女は私のお手本です。

みなさんも、良かったら、毎日の日常に出逢う人、コンビニの店員さん、駅の駅員さん、スーパーの店員さん、パン屋さん、病院の医療スタッフ、もちろん近くのお友達や恋人、パートナーなど、思いついた相手からやってみてください。

あなたが愛の方向を見て、あなたとあなたの周りの人に愛を向けている時、あなた自身の価値も、ググッと上がった良い気分が味わえると思いますよ。

そして機会があれば、あなたが誰のどんな良いところ、素晴らしさ、価値、才能を見て伝えられたか、良かったら教えてくださいね。